【VTのドローダウン】
VT(全世界株式ETF)の設定来のドローダウン(ドルベース・配当込み)
2009年以降の約11年間の間に、VTは10%以上の下落が9回、20%以上の下落も2度あり、
2012年前後などは下落してから最高値を更新するまで、1年以上も要したことがわかります。
【疑似オルカンのドローダウン】
VTだと遡れる期間が短いので、
米国株市場55%、米国株を除く全世界株式市場45%で、
疑似的に、全世界株式を再現し、同じようにドローダウンを調べました。
(60:40でもあまり変わりません(笑))
1986年以降のドローダウンはこんな感じです。
数字はドルベースのものとなります。
為替に関しては直近のように有利に働くこともありますが、リーマンショック時のように不利に働いてより問題を深刻にする可能性もあります。
リスクを考えるのであれば、より悲観的な可能性(為替が不利に働いたケース)を考えた方が良いと個人的には思います。
₋20%の下落どころか、‐40%やー50%を超える下落もありました。
また、元本を数年に渡って回復できない時もありました。
もし、この時期と、
自身が何らかの理由(学費・結婚・事故・病気など)で、
お金が必要になる時期とが重なってしまった場合、
全世界株式インデックスに対して、
〇自身のリスク許容度を超えて投資している投資家の方、
〇無リスク資産、現金や銀行預金、毎年増える債券のようなもののつもりで投資をしている方、
〇リスク・リターンを楽観的に見積もりすぎて、資金計画を建てていた方
などは、いざという時にお金が足りなくなったり、
株式を安値売りせざる得ない状況に追い込まれるなど、
などは、いざという時にお金が足りなくなったり、
株式を安値売りせざる得ない状況に追い込まれるなど、
苦しい状況に追い込まれる可能性があります。
全世界株式に低コストで分散できる、オルカンやVTなどの商品はとても良い商品だと思いますし、
株式も良い投資対象だと思いますが、
あくまでもリスク資産であること。
自分の思い通りに動くものでもないということ。
あらゆる未来の状況に対応できるほど万能ではないことをよく理解し、
メリットとデメリット、長所と弱点をよく理解したうえで投資をすることが大切だと思います。
預金と全世界株式インデックス(オルカン)は特性が全く異なりますから、それぞれの特性を理解して資産配分を決めることが大切だと思います。。
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