SLCF国家インベントリに向けた準備拠点、GHG-SLCFシナジーによるインベントリ高度化、インベントリ研究と実務の連携、情報発信・提言、及び関連する国内・国際活動に係る業務を行います。
GHG-SLCF インベントリ高度化連携研究グループ
研究スタッフ
所外の研究協力者
田辺 清人
地球環境戦略研究機関 (IGES)
森川 多津子
日本自動車研究所 (JARI)
研究概要
- SLCF日本国内インベントリ活動に向けた準備
- GHG-SLCFシナジーによるインベントリ高度化
- インベントリ研究と実務の連携
- 情報発信・提言
- 関連する国内・国際活動
地球環境研究センターでは、これまで温室効果ガスインベントリオフィス(GIO)において、わが国が毎年提出すべき温室効果ガス(GHG)インベントリの作成を行うとともに、アジア諸国のインベントリ作成能力向上活動、気候変動枠組条約とIPCCに関連する会議への対応などの国際業務等を遂行してきました。
昨今、IPCC第7次評価報告書のサイクルにおいて、短寿命気候強制因子(SLCF)インベントリの方法論構築を行うことが決定したため、SLCFの国家インベントリ作成に向けた検討が本格化しており、我が国としても早急に準備をする必要があります。また、新たに開始する気候変動・大気質研究プログラムにおいては、パリ協定のもと始まるグローバル・ストックテイクへの貢献を目指して、地球から地域・国・都市規模におけるGHG及びSLCF排出量の定量的評価を目的に研究開発が始まるとともに、2023年度に打ち上げが予定されているGOSAT-GWデータをインベントリの検証や改良に利用・活用する研究開発も開始されており、こうした研究を実務に繋げる必要性が強く認識されています。
そこで、国立環境研究所を中心に、こうした多分野、また研究と実務にわたる排出インベントリ関連活動を集約するために、連携研究グループを組織して活動を行います。
地球環境戦略研究機関 (IGES)、日本自動車研究所 (JARI)等の研究者にも協力いただき、環境省、文科省、気象庁等、気候変動政策及び国際貢献に関連する省庁とも連携して日本として貢献をしていきます。