健康診断を終えました。
朝、なにも食べられないというだけで、人生はかくも険しくなるのだとゾンビのような気分で半日を過ごしたわけですが、行き倒れることなく無事に生還できてよかったです。
大袈裟なようですが、低血糖おこしがち且つ少食の人間には、一大事なのです。
体内のエネルギーが枯渇しているかんじ……でも、もしかしたら、大食漢の人も別の意味で苦しみを感じているのかもしれませんし、欠食児童ならぬ欠食成人(?)でもないかぎり、きっと皆あの空腹感なりぼんやり感なりを味わっているのでしょう。たぶん。
前回は卵や脂っこいものを控えて、恣意的にコレステロール値を下げようとしたのですが、たいして効果がなかったので、あるがままのライフスタイルで挑みました。
身長体重腹囲血圧といった一瞬でわかる系の数値は、どれも相変わらずでひと安心。
すでに結果が待ち遠しいです。
健康だといいな~
でも万が一なにか異常が見つかっても、不動心でどんと受け止めよう!
いずれにしても、それが理想です。
……『自省録』のおかげで、寛大な心が養われつつあります。
書物は偉大ナリ。
待ち時間や移動時間はひたすら小説を読んでいたのですが、あれって、現実世界に対する盾として読むパターンもあるんだなと自分の行動を顧みて思いました。
この場合、夢中で先が読みたいときとはちょっと違って、雑多な情報であふれる世界をシャットアウトしたいというふうな、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを装着しているみたいな気分でした。
休み時間を一人で過ごしたいときの城壁としての児童文学とか、きっとそんなかんじなんだろうな。
本の役目って、作り手側が想定しないような場面や状況で多彩な活躍を見せていることのほうが多そう。
どんな書物も、一字一句大事に大事にしてくれるのは、せいぜい著者と信者くらいなものなんじゃないかな、とかそんなことを思いました。誰にも大事にされないケースも多々あるでしょうし。
なにはともあれ、流れ作業の診断ラリーをこなしているときは人間というより、人体って感覚が強くなっていましたが、きちんといつもの人間モードに戻れて、めでたしめでたしヽ(^o^)
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