税理士試験の勉強を始めてから、いろんなブログや予備校のサイトを巡っては、合格体験記を眺めていました。
そして私も、合否が判明した今、記憶が鮮明な受験直後に綴っておいた受験体験記を公開いたします(^^)/
※適宜、加筆修正する可能性があります。
税理士試験の受験生もしくは受験を検討している方向けのつもりで書いていきますが、私は受験に専念しており、時間とやる気と心の余裕に恵まれている状態なことを大前提として、あくまでも一例としてご覧ください。
★試験に向けた勉強(12~4月)
TACの税理士講座で「速修コース」を受講しました。
大原や他の選択肢もありましたが、校舎の利便性を考慮すると、TACが最もアクセスが良かったのが決め手です。
※TACを利用する場合は、株主優待券を事前に入手しておくのがオススメです。10%OFFになります。
基本的には教室で講義を受け、復習として自宅でWeb講義を視聴していました。
この期間(12~4月)で基本的な論点を一通り学習しました。
講義のペースに合わせて復習を進めていくと、不思議なことに、学習内容が自然と身に着きます。
さすが予備校。
現実的に考えて、なかなか時間を確保するのが難しい受験生も多いかとは思いますが、簿記論と財務諸表論は並行して学習するのが理想的です。
一科目ずつやるよりも、断然、効率が上がると思います。
二科目同時合格を目指すかどうかは別として、同時に学習することで理解が深まることを実感する場面が多々ありました。
★直前期(5~7月)
一通りの論点を学習し終え、その後は問題演習と追加論点メインのカリキュラムへと移行します。
この頃には、市販の問題集も楽しく解けるようになります。
かつてはちんぷんかんぷんだった問題文の意図がわかるようになって嬉しかったです。
答練(問題演習)が始まるので、TAC受講生の中での大体の位置が把握できるようになります。
簿記は最も出来の良いときで上位5%、平均的には20%辺りでした。
財表は安定的に20%前後でした。
答練の復習は、間違えた箇所中心に翌日に解き直し、一週間後に2回目の解き直し、試験直前の2~3週間の間に3回目&4回目の解き直しをしました。
財表の理論は、6月の全国模試で「このままではまずい!」と危機感を覚えたのをきっかけに、毎日1時間ずつ暗唱をして覚えました。
7月上旬頃までは外を歩きながら理論を唱えていましたが、その後はさすがに暑さに参って、家の中で歩き回りながら理論を暗唱していました。
その光景は正気の沙汰とは思えませんが、運動不足解消のために編み出した最終手段なのです。
★試験一週間前
体調管理最優先!
睡眠の質と量、食事の栄養バランス、歩数をとくに意識していました。
万全な状態で試験会場へ辿り着き、受験を完遂しないことにはお話になりません。
実際に問題を解いたり暗記をするような勉強時間は5~6時間程度で、それ以外の時間は、テキストを眺めたり、財表の理論のWeb講義を繰り返し視聴したりしていました。
★試験当日
会場近くのホテルに前泊し、部屋から試験会場を眺めながら、試験前夜を過ごしました。
午前中に計算を2時間、夜に理論を1時間、最後の追い込みはそれくらいしかできませんでした。
当日は5時起きで、9時からの試験に備えました。
電卓、ボールペン、修正テープをそれぞれ2つずつ机の上に用意しました。
これらの筆記用具と、あとは受験票があれば、とりあえずどうにかなります。
会場となったパシフィコ横浜は、個人的には遠かったですが、試験会場としては非常に快適でした。
机やイスのスペースや間隔、空調など、そういったストレスは一切感じませんでした。
ちなみに、夢中になって問題を解いていると、周りの人や音なんて、完全に意識の外にありました。
みんな電卓を必死に叩いていたはずなのに、そんな音が聞こえた記憶はまったく残っていません(^O^)
★勉強時間
15分未満のスキマ学習や休憩時間を除いた勉強時間です。
講義の時間も含めています。
12~4月:100時間/月
⇒一日あたり3~4時間ペース
この時期は、わりとのんきに過ごしていました。
※12~1月上旬は簿記2級対策として 100時間ほど費やしています。
5~7月:200時間/月
⇒一日あたり6~7時間ペース
ゴールデンウィーク以降、ペースアップしました。
一日あたり7~8時間の勉強量を数日続けてみたこともありましたが、むしろ効率が悪化したので、この程度に落ち着きました。
おそらく、簿財合わせて1000時間いったかいかないかくらいです。
★その他
その他の気づきや感想は箇条書きでいきます。
のちの自分のためでもあります!(^^)!
・電卓はゆっくり打っても大丈夫。
・字はなるべくはやく丁寧に書く練習が必要。
・利き手とボールペンと修正テープの相性を模索すべし。
・手帳に付けた勉強記録が心の支え。
・自分を追い込みすぎない。
ひとまず、以上……!