気候変動・生物多様性タウンミーティングin円山動物園第1回「アムールトラ・ユキヒョウ編~寒帯林・高山帯で何が起きているのか~」|EPO北海道

イベント開催情報

気候変動・生物多様性タウンミーティングin円山動物園 第1回「アムールトラ・ユキヒョウ編~寒帯林・高山帯で何が起きているのか~」

地球の長い歴史の中で、動物たちの生息環境は今、大きな変化に直面しています。それは遠い外国のできごとだけではなく、私たちの暮らす北海道も例外ではありません。その要因は、主に自然と人間の距離や関係性の変化によるものですが、そこには気候変動問題がさまざまに関わっています。この連続企画では、動物園で暮らす動物たちがどのような変化にさらされ、そこで何が起きているのかとともに、私たちの日々の暮らしとのつながりを考えていきます。そこから、私たちがこれから世紀を越えて取り組まなければならない気候変動対策や自然再興にどう関わっていくのか、専門家とともに学び対話していきます。

気候変動対策や生物多様性保全への関わり方を考えたい企業や団体のみなさま、動物園の活動のサポートや連携にご関心をお持ちのみなさまにもおすすめいたします。

※ 事前に申し込みが必要です。申込フォームよりお申し込みください。

※ 1時間程度の園内ガイドツアー(徒歩)を含みます。天候に応じて歩きやすい服装でご参加ください。

[主催] 札幌市円山動物園、環境省北海道環境パートナーシップオフィス(北海道地方ESD活動支援センター)

[協力] 特定非営利活動法人EnVision環境保全事務所

[参加費] この企画への参加は無料ですが、入園料(大人800円)が必要です。

[問い合わせ先] 札幌市円山動物園 tel 011-621-1426(担当:佐竹)

北海道地方ESD活動支援センター(EPO北海道) tel 011-596-0921(担当:久保田)

 

第1回 アムールトラ・ユキヒョウ編~寒帯林・高山帯で何が起きているのか

気候変動による人間活動の変化で追い詰められるユキヒョウ、北海道の原風景ともいえる自然が残るシベリア東部の森林にわずかに残されたアムールトラをテーマに、高山帯や寒帯林で起きている環境変化とその背景にある人間活動・社会経済を考えていきます。気候変動の複雑な影響や森林開発、生物多様性保全と調和した先住民の暮らしなどから、遠い生息地と社会・経済とのつながりを考えていきます。

[日時] 2024年11月2日(土) 13:00~16:00

[集合場所] 札幌市円山動物園 科学館ホール(正門入って左側の建物)

[内容(予定)]

- 園内ガイドウォーク:寒帯館(アムールトラ、ユキヒョウ)

- ゲストトーク

伊藤健次さん(写真家)

北方圏の自然と人のかかわりを伝える写真家。アムールトラやシマフクロウの暮らす森―ウスリータイガに魅かれ、現地の猟師とともに極東ロシアに通う。著書に「川は道 森は家」(たくさんのふしぎ傑作集・福音館書店)、北海道新聞連載「大地の息吹 海のささやき」を書籍化した「伊藤健次の北の生き物セレクション」など。

工藤菜生さん(札幌市円山動物園)

札幌市出身。経専北海道動物専門学校卒業。卒業後は円山動物園の嘱託職員を経て、現在に至る。昨年までアムールトラ・ユキヒョウを5年間担当し、2022年にはキルギスで行われたユキヒョウの現地調査に参加。現在は環境教育を担当している。

- 参加者意見交換  

  ファシリテーター:長谷川友子さん(対話の場づくり屋SNUG)

江別市出身。2020年より公正で持続可能な社会の実現のため「対話の場づくり屋 SNUG」を立ち上げる。現在は「さっぽろ気候変動タウンミーティング」(主催:札幌市環境局)のファシリテーター・コーディネーターなどを担当。

[定員] 25名(申し込み先着順)

[申込み] 以下のリンクから10月30日(水)までにお申し込みください。

  https://www.city.sapporo.jp/zoo/04event/r6/0611town-meeting.html

 

[備考]以下のテーマと日程にて第2回、第3回の開催も予定していますので、順次お知らせ致します。

第2回 アジアゾウ・オランウータン編~アジアの森と私たちの暮らし(11月16日(土))

第3回 ゴマフアザラシ・ワシ類編~気候変動と北海道の野生生物(11月23日(土))