去る3月3日、4日の2日間
外林 省二先生、そして十数名のお客様と共に 三重県伊賀市にある榊邸を訪問させていただきました。
書画家であり、旧家の十七代当主であった故・榊莫山先生は外林先生のお師匠様。
昨年8月銀座かねまつギャラリーでの展示会にもおいでいただいた、榊先生のご長女で茶道の
裏千家正教授でもある榊せい子さんのご厚意で実現しましたこのツアー。
私邸へお邪魔するということで、限られた人数となりましたが、大変貴重な経験をさせていただきました。
まずはその広さに驚き、そして整えられたお庭に驚く。
山野を歩き、花や風、自然の中に着想を得た素朴な莫山先生の画と詩はこの地で生まれたのですね。
蝋梅や、マンサクの花が咲いていました。
蕾がぷっくりのこちらは木蓮。
そのとなりには枝垂れ桜も。
寒の戻りで気温の低い日が続いていたこともあり、
いつもの年なら梅が綺麗に咲いているんだけど、今年はまだ蕾が固くて とせい子さん。
もう少し暖かくなったら色とりどりにお花が咲くのでしょうね
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こちらではお客様のためにお茶会をしてくださいました。
お茶をいただいたお椀は外林先生書の益子焼。
外林先生がこの日のために益子に赴き、作成を依頼したもの。
慣れないお茶の席に緊張気味だったお客様も、せい子さんの貴重なお話や場を和ませるエピソードに、時には笑いが漏れつつも真剣に聞き入っていました。
この日、3月3日は桃の節句。
入口には莫山先生の書とお雛様が。
先程のお茶室でも掛けられているお軸やいけられたお花や花器に至るまで、ひとつひとつ選ばれた理由をお話下さったせい子さん。
日々の暮らしを丁寧に生きるとはまさに…と思わせる気遣いの行き届いた素敵な榊邸でした。
そして今回特別に敷地内の別棟にて、外林先生のライブパフォーマンスもさせていただきました。
パフォーマンス前にお話をされる外林先生。
師匠のオーラ漂うこの場所で書を書かせていただくなんてないことですから一番緊張されていたのは先生だったかと。
今回の作品には伊勢和紙を使用。
屏風仕立てになるそうです。
作品については外林先生のホームページやARCH誌にてチェックしてみてください
![110.png](https://pds.exblog.jp/emoji/110.png)
最後はみんなで記念撮影。
せい子さんにご挨拶される外林先生。
このような機会を作って下さり、また、暖かく迎えて下さった榊せい子さんに 改めてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
榊邸を後にし、お客様とスタッフは今夜のお宿に移動。
翌日は上野城と周辺を散策します。
続く。