外林省二先生と行く墨運堂ツアーレポート①
2012年 03月 26日
大変遅くなってしまいましたが、『外林省二先生と行く墨運堂ツアー』…
一体何が行われたのか簡単レポートです。
内容が濃い、というか、深いため…「簡単」と言ってしまわないと大変になるので本当に簡単に。
流れとしましてはarch会報誌にてご案内がありました通り。
3月3日土曜日
11:00 近鉄奈良駅噴水広場集合。
エピキュート、archを介して申し込みいただいたお客様とスタッフ含め30数人という「一クラス分」程の人数となったため、移動は大型バスで。
バスの停められる場所はわかりやすく「噴水広場」だったのですが…
なんと当日、
水が…出ていない。
「噴水…これかしら」
「これだろう」
「これかなあ」
早く着いたお客様と、当日移動組のエピスタッフは今は干上がった「たぶん噴水」のあたりに立ってみる。
すると、『墨運堂ツアー』の目印を持った前日スタンバイ組スタッフが登場!
よかった、ここであってたんだー
目印黄色で目立って見つけやすかったので一安心!
そしてバス移動。
バスは、唐招提寺の駐車場へ。
そう、なんと墨運堂さんは「唐招提寺のあたりの道を分け入ったところ」にあるのです。
道が細いため、当然バスは入れず歩いて移動となります。いいお天気の中、お寺を横目に民家をすり抜け、踏切を越えマイナスイオンを浴びつつ竹林を抜ければ!
お世話になります墨運堂さんに到着です。
いよいよ、「大人の社会見学」スタート!!
まずは、工場の隣にある【墨の資料館】を見学。
ここで、ガラス越しにですがすぐ近くで、職人さんが実際に墨を手で練って型に入れていく作業を見ることができます。
同じフロアには墨づくりに必要な材料、
作業工程場をミニチュアにしたもの、
墨のための型などが展示されており興味をそそります。
すべて墨運堂の部長さんの説明と案内つき!
ただ見るだけではわからないものも、わかりやすく丁寧に教えていただけます。
違うフロアでは、墨づくりの工程をVTRでお勉強。
そのフロアにはたくさんの、ものすごくたくさんの墨がずらりと展示されています。
伊勢神宮に納められたという持ち上げるのも大変そうなおお〜〜きな墨(1メートル位あったかな?)は、
乾かすだけで長い長い歳月が必要。
さに全面金が塗られ大変な存在感です。
その中でも特に我々の興味を惹いたのは【百選墨】。
百選墨は墨運堂さんの先代の会長、松井茂雄氏が長年に渡る墨研究の成果を世に問うべく昭和46年に一部発表していた墨を昭和47年より製造を始めたというもの。
それまでの試作品の中から百種選び出し、一墨質、一型柄(一銘柄)を理念として造られた墨で、日本の墨の最高峰と言われています。
国産の墨で最も優れた能力を持つとされる、まさに
究極の墨、至高の墨!
なのです!!!
この百選墨、開発にとても長い歳月がかかっていますが、
墨汁の開発で一躍トップに躍り出た墨運堂さんが、あわや倒産の危機に陥ったくらい、莫大なお金もかかってしまったそうで…
(なんでも型を作るだけでも20数万かかっているとか!)
びっくりです。
昔は百種全て手に入れることもできたようですが、現在は廃番のものもかなりあり手に入れられる墨は限られています。
墨の資料館には、百種全てと、「五十種完成記念」と「百種完成記念」の二つも含め百二種の墨が展示されていました。
その後は墨を乾燥させている現場の一部に潜入させていただき、
お昼休憩です。
お昼をとる場所はなんと、墨運堂さんの社員食堂(笑)。
土曜日なので使わせていただけるという…
初めてお顔を合わせるお客様もたくさんいて、交流もしながらお弁当をいただきました。
ここで、第一部完、といったところです。
つづく。
一体何が行われたのか簡単レポートです。
内容が濃い、というか、深いため…「簡単」と言ってしまわないと大変になるので本当に簡単に。
流れとしましてはarch会報誌にてご案内がありました通り。
3月3日土曜日
11:00 近鉄奈良駅噴水広場集合。
エピキュート、archを介して申し込みいただいたお客様とスタッフ含め30数人という「一クラス分」程の人数となったため、移動は大型バスで。
バスの停められる場所はわかりやすく「噴水広場」だったのですが…
なんと当日、
水が…出ていない。
「噴水…これかしら」
「これだろう」
「これかなあ」
早く着いたお客様と、当日移動組のエピスタッフは今は干上がった「たぶん噴水」のあたりに立ってみる。
すると、『墨運堂ツアー』の目印を持った前日スタンバイ組スタッフが登場!
よかった、ここであってたんだー
目印黄色で目立って見つけやすかったので一安心!
そしてバス移動。
バスは、唐招提寺の駐車場へ。
そう、なんと墨運堂さんは「唐招提寺のあたりの道を分け入ったところ」にあるのです。
道が細いため、当然バスは入れず歩いて移動となります。いいお天気の中、お寺を横目に民家をすり抜け、踏切を越えマイナスイオンを浴びつつ竹林を抜ければ!
お世話になります墨運堂さんに到着です。
いよいよ、「大人の社会見学」スタート!!
まずは、工場の隣にある【墨の資料館】を見学。
ここで、ガラス越しにですがすぐ近くで、職人さんが実際に墨を手で練って型に入れていく作業を見ることができます。
同じフロアには墨づくりに必要な材料、
作業工程場をミニチュアにしたもの、
墨のための型などが展示されており興味をそそります。
すべて墨運堂の部長さんの説明と案内つき!
ただ見るだけではわからないものも、わかりやすく丁寧に教えていただけます。
違うフロアでは、墨づくりの工程をVTRでお勉強。
そのフロアにはたくさんの、ものすごくたくさんの墨がずらりと展示されています。
伊勢神宮に納められたという持ち上げるのも大変そうなおお〜〜きな墨(1メートル位あったかな?)は、
乾かすだけで長い長い歳月が必要。
さに全面金が塗られ大変な存在感です。
その中でも特に我々の興味を惹いたのは【百選墨】。
百選墨は墨運堂さんの先代の会長、松井茂雄氏が長年に渡る墨研究の成果を世に問うべく昭和46年に一部発表していた墨を昭和47年より製造を始めたというもの。
それまでの試作品の中から百種選び出し、一墨質、一型柄(一銘柄)を理念として造られた墨で、日本の墨の最高峰と言われています。
国産の墨で最も優れた能力を持つとされる、まさに
究極の墨、至高の墨!
なのです!!!
この百選墨、開発にとても長い歳月がかかっていますが、
墨汁の開発で一躍トップに躍り出た墨運堂さんが、あわや倒産の危機に陥ったくらい、莫大なお金もかかってしまったそうで…
(なんでも型を作るだけでも20数万かかっているとか!)
びっくりです。
昔は百種全て手に入れることもできたようですが、現在は廃番のものもかなりあり手に入れられる墨は限られています。
墨の資料館には、百種全てと、「五十種完成記念」と「百種完成記念」の二つも含め百二種の墨が展示されていました。
その後は墨を乾燥させている現場の一部に潜入させていただき、
お昼休憩です。
お昼をとる場所はなんと、墨運堂さんの社員食堂(笑)。
土曜日なので使わせていただけるという…
初めてお顔を合わせるお客様もたくさんいて、交流もしながらお弁当をいただきました。
ここで、第一部完、といったところです。
つづく。
by epicute
| 2012-03-26 23:48