雨あがりくらい雲みて走る秋(なまあたたかい南風押す、江戸川CR) ...
2022年11月
図書館
図書館や秋の休みも本整理(南行徳図書館) ...
鍋焼きうどん
北風やうどん鍋煮て暖をとる(水元にて) ...
兵馬俑
二千年時を超えるや秦の夢(はかなきことか東西融合)秦の兵馬俑は西のギリシアローマの影響を受けていたのかもしれない。 ...
デージー
灰色の雲と際立つデージーや、灰の空目にあざやかなデージーや(旧江戸川) ...
トンボ
カルビ焼く筋雲の下赤とんぼ(三番瀬の焚火広場にて) ...
平林寺
モミジ見る人が聴くなり木魚の音、モミジ観て木魚の音や残る耳 (平林寺僧堂前で) ...
勝利
若者の刹那の夢や宿る球(日本がドイツに逆転勝ち) ...
コーヒー
紅葉の都心を走り喫茶する、友と飲むコーヒー美味し秋の午後 (多摩霊園前で友人と会う) ...
病院
秋雨や寒さ身にしむ首のチタン(千葉県救命病院は来年移転) ...
大町自然公園
大町の秋は過ぎゆく赤き木々(市川の紅葉は師走から本格化) ...
ポニーランド
草をはむ馬とコスモス散り際や(篠崎ポニーランドでよい陽気、老馬草をはむ) ...
パンダ
パンダ去る上野の駅にクリスマス(上野動物園からパンダが一匹去るとのこと) ...
餃子
町中華噛みしむ韮よ秋の昼、(思い立ち美味い焼き飯探索す意外にうましニラ餃子、行徳のオガワにて) ...
里見公園
焚き火する里見の紅葉鳥騒ぐ(一人座るに我が庭のごとく) ...
猫
秋の陽に振り返る猫我が声に ...
秋の陽に
秋の陽に輝く果実月のよう(思い出すのは浪速の月食) ...
日陰
ひっそりと日陰の紅葉鮮やかに ...
ワクチン
オミクロン秋にはやるや腕いたし(ふところ傷まず国庫痛むや) ...
通天閣
低いけど風情あるやん通天閣(ハルカスの1/3だが、周りが賑やかで大阪らしい)衰えを感じる旅や新世界 ...
友と語らう
ジャズを聴き友と語らう秋の夜、経験が深みを増すやジャズの夜枯れ葉舞うなりマイルスデイビス(中学の同級生3人が集う、京橋の夜) ...
九条の実家跡
ビルの谷ようやく始まる基礎工事(実家を売り払ってから放置六年) ...
招魂社
猫招く商売繁盛父憶う(住吉大社うらの招魂社) ...
貴船神社
奥の宮登り疲れて座り込む(玉依姫の黄舟パワーや) ...
秋の空
秋を背に大道芸を皆はやす(のらくろの街人集うなり、森下) ...
秋バラ
秋バラのかすかな香り高貴なり、香りたつ孤独な王女秋の空 (里見公園、ジョセフィーヌ) ...
漢方医
秋の日に陽だまりで待つ漢方医(緩やかに効く季節の変わり目、宮崎医院前で) ...
鱗雲
デージーや色鮮やかに鱗雲、デージーや秋も深まるうろこ雲(背中に当たる陽はあたたかし、江戸川CR) ...
シュークリーム
甘いもの食欲の秋コンビニで、滲みいでる甘きクリーム秋の欲(むしゃぶりつくや薄衣かな、近くのセブンにて) ...
柿の実
寒空の細き柿の木実は誰が、晩秋に誰が食うのか寒空の柿(カラスもひるむ渋柿なのか、関ヶ島にて) ...