【連続企画】札幌市円山動物園×気候変動教育プロジェクト「気候変動・生物多様性タウンミーティング in 円山動物園」

地球の長い歴史の中で、動物たちの生息環境は今、大きな変化に直面しています。
それは遠い外国のできごとだけではなく、私たちの暮らす北海道も例外ではありません。
その要因は、主に自然と人間の距離や関係性の変化によるものですが、そこには気候変動問題がさまざまに関わっています。

この連続企画では、動物園で暮らす動物たちがどのような変化にさらされ、そこで何が起きているのかとともに、私たちの日々の暮らしとのつながりを考えていきます。
そこから、私たちがこれから世紀を越えて取り組まなければならない気候変動対策や自然再興にどう関わっていくのか、専門家とともに学び対話していきます。

※ 各回とも1時間程度の園内ガイドツアー(徒歩)を含みます。天候に応じて歩きやすい服装でご参加ください。

第1回:アムールトラ・ユキヒョウ編 ~寒帯林・高山帯で何が起きているのか~(11/2) 終了しました
第2回:アジアゾウ・オランウータン編 ~アジアの森と私たちの暮らし~(11/16) 申込み締め切りました
第3回:ゴマフアザラシ・ワシ類編 ~気候変動と北海道の野生生物~(11/23)

💡詳しくはこちらをご覧ください↓
https://www.city.sapporo.jp/zoo/04event/r6/061102kikouhendouproduct.html

[会場] 札幌市円山動物園 科学館ホール(札幌市中央区宮ヶ丘3番地1)https://www.city.sapporo.jp/zoo/
[定員] 各回とも25名(申込み先着順)
[参加費] 無料(別途、動物園の入園料がかかります)
[申込み方法] 開催日により申込み締切が異なります!
Webの申込みフォーム(https://www.city.sapporo.jp/zoo/04event/r6/0611town-meeting.html)よりお申込みください。
[問い合わせ先]
・札幌市円山動物園(担当:佐竹) TEL:011-621-1426
・北海道地方ESD活動支援センター(担当:久保田) TEL:011-596-0921
[主催] 札幌市円山動物園環境省北海道環境パートナーシップオフィス北海道地方ESD活動支援センター
[協力] NPO法人EnVision環境保全事務所

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第3回(11/23):ゴマフアザラシ・ワシ類編 ~気候変動と北海道の野生生物~(申込み締切 11/20)

私たちの暮らす北海道でも、気候変動が動物たちの生息状況を様々に変化させています。そこでは、悪い影響だけではなく良い影響もあり、気候変動対策自体が動物に影響を及ぼすなどその因果関係・構造はとても複雑です。
北海道で身近なゴマフアザラシとワシ類をテーマに、それらを取り巻くさまざまな問題を見ていきます。そこから、今後数十年間に予想される海洋環境の変化や私たちが備えるべきこと、そして気候変動対策と生物多様性保全を両立する未来について考えていきます。

(1)園内ガイドウォーク:猛禽舎、ホッキョクグマ館
(2)ゲストトーク
▸ 小林 万里さん(東京農業大学生物産業学部海洋水産学科 教授)
愛知県出身。北海道と野生動物に憧れ、北海道大学へ入学。
北海道大学獣医学部出身、博士はウミガメ(タイマイ)の研究で取得し、海の研究の難しさを痛感、その後は、海と北海道に関連するアザラシ(ゴマフアザラシやゼニガタアザラシ等)の研究に従事。現職、東京農業大学生物産業学部海洋水産学科教授。「日本の哺乳類③」や「鰭脚類」などを分担執筆。
▸ 菊池 晏那さん(札幌市円山動物園)
宮城県出身。2019年に円山動物園の動物専門員として採用され、猛禽類を担当。
鷹匠の技術を用いてオオワシの野生復帰技術の開発を目指す「オオワシ・プログラム」や猛禽類のフリーフライトにも携わっている。現在は猛禽類とアカハナグマを担当。
▸ 長谷川 理さん(NPO法人EnVision環境保全事務所)
神戸市出身。北海道大学大学院地球環境科学研究科博士課程修了・博士(地球環境科学)。
鳥類を中心に、希少種から外来生物まで様々な野生動物の調査研究や保全活動に従事。道内各地でトークイベントや市民フォーラムなどの普及啓発活動を企画・開催する。2021年よりEPO北海道の運営協議会委員。
(3)参加者意見交換
▸ ファシリテーター:佐竹 輝洋さん(札幌市円山動物園)

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第1回(11/2):アムールトラ・ユキヒョウ編 ~寒帯林・高山帯で何が起きているのか~(申込み締切 10/30)

気候変動による人間活動の変化で追い詰められるユキヒョウ、北海道の原風景ともいえる自然が残るシベリア東部の森林にわずかに残されたアムールトラをテーマに、高山帯や寒帯林で起きている環境変化とその背景にある人間活動・社会経済を考えていきます。
気候変動の複雑な影響や森林開発、生物多様性保全と調和した先住民の暮らしなどから、遠い生息地と社会・経済とのつながりを考えてみましょう。

(1)園内ガイドウォーク:寒帯館(アムールトラ、ユキヒョウ)
(2)ゲストトーク
▸ 伊藤 健次さん(写真家)
北方圏の自然と人のかかわりを伝える写真家。
アムールトラやシマフクロウの暮らす森“ウスリータイガ”に魅かれ、現地の猟師とともに極東ロシアに通う。
著書に「川は道 森は家」(たくさんのふしぎ傑作集・福音館書店)、北海道新聞連載「大地の息吹 海のささやき」を書籍化した「伊藤健次の北の生き物セレクション」など。
▸ 工藤 菜生さん(札幌市円山動物園)
札幌市出身。経専北海道動物専門学校卒業。卒業後は円山動物園の嘱託職員を経て現在に至る。
昨年までアムールトラ・ユキヒョウを5年間担当し、2022年にはキルギスで行われたユキヒョウの現地調査に参加。現在は環境教育を担当している。
(3)参加者意見交換
▸ ファシリテーター:長谷川 友子さん(対話の場づくり屋SNUG)

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第2回(11/16):アジアゾウ・オランウータン編 ~アジアの森と私たちの暮らし~(申込み締切 11/13)

円山動物園でもとりわけ人気のあるアジアゾウやオランウータンの暮らす熱帯林は、過去半世紀で大きく変化しました。そこから生産される植物油脂や南洋材は私たちの日々の暮らしや経済を支える不可欠な資源です。
そうした資源の生産や密猟、違法貿易などを含め、現地の今を知るとともに、環境や現地の暮らしに配慮した生産を後押しする仕組みや、そうした製品を私たちはどのように入手することができるのか、エシカルな暮らしや経済の可能性を学びます。

(1)園内ガイドウォーク:ゾウ舎、オランウータンとボルネオの森
(2)ゲストトーク
▸ 朝倉 卓也さん(札幌市円山動物園)
札幌市出身。1992年に円山動物園に飼育員として配属されカンガルーやニホンザルを担当。
その後、動物園での環境教育やアジアゾウの導入を担当し、現在はアジアゾウやカンガルー館、こども動物園が含まれる飼育展示1係の係長を務めている。
▸ 八木 亜紀子さん(NPO法人開発教育協会 プロジェクトマネージャー)
静岡県出身。大学時代に国際ワークキャンプに参加したことをきっかけに、ボランティアや市民活動の世界へ。
国際協力NGOや中間支援組織を経て、2007年より開発教育協会の職員となる。広報や教材作成、ワークショップのファシリテーターなどを務めている。
(3)参加者意見交換
▸ ファシリテーター:長谷川 友子さん(対話の場づくり屋SNUG)

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