正月の訪問を、催促される。
パグこさんのあさんぽに行こうと思い玄関を出ると、舅と遭遇する。
「あたご柿、いるでぇ?。」と叫ぶ人。
耳が遠いから、会話する時は叫びに近い声を出し、聞く方は参ってしまう。
「柿は全員食べないから、いらないです。」
これまで何十回も「いらない」と言っているのに、「美味しいから食べなさいや。」と言われる。
さっさとあさんぽに行きたかった。
この時期、舅から逃げないといけない理由がある。
「お正月、来なさいね。」丁寧な命令口調で、やっぱり催促された。
私は、もう5年ほどあの家に行ったことがなく、お正月と言えども家族揃って行ってない。
理由をなんとなくわかっているくせに、来いと言えるメンタルの強さが、逆に家族や親族の仲を壊したんだよ。気づいて!。
「8時に家族揃ってお雑煮を食べるから、来なさい。」と言われ続けて十数年。
少しでも遅れると、「いつ来る?。まだなのか?。」と催促の鬼電がかかってくる。
遅れないように急いで行っても、そこに同居する義兄の姿があったことは一度もない。
家族ってなんですか?。
結局、子供達が夫にそれを指摘して、各々で行くことになった。
それが気に食わないらしい。家族揃って来ないことが。
姑に、「あんたのせいで、おとうさんに私が怒られるのよ!。」と言われ続けたけど、正月早々激しい夫婦喧嘩が始まる家に、誰が行きますかって話。
舅も姑もずるい。
夫に言うと、適当にあしらわれるし嫌われたくないから、私に言う。
もう、解放して欲しい。