楡男

楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

オーボエ・シャンプー

あいかわらず本は読めない。本を読む以外のことはぼちぼちできる。

新JIS配列は昨日よりは上達した——と書くはずだったけど、この日記を書き始めたらあまりのタイプの遅さに自信をなくしてしまった。風呂のお湯を溜めながら書いているのも一因だろう。今のところタイピングに多大な集中力を要するので、ほかに気にするものがあると効率がガタ落ちになる。

でもオモテ面(シフトをかけていない状態で打てる文字群。私の勝手な呼び名であり、正式名称があるのかは知らない)の8割ぐらいのキーはブラインドで打てるようになったと思う。

(約250文字、20分)

エフェメラルポ—トは群青

昨日の夜に、急に思い立って新JIS配列を使えるように Karabiner-Elements を設定してみた。たった今もその方式を使って日記を書いているので、1文字打つのに1分ぐらいかかるときがざらにあり、長い文章はまだまだ書けそうにない。仕事で使っているWindows PCでも、Google日本語入力のローマ字テーブルをいじって新JIS配列を使えるようにしておいた。

習得方法は、自分用のスケジュール帳 兼 メモ帳にキー配列の図を書いて、それを机に据えておいて見ながらひたすらタイプするというやり方。カンニングはできるけど、覚えかけてるキーについては画面見ながら打っていったほうが脳と指先と目がリンクして学習になりそうな感じ——知らないけども。あとは、単発のキーの位置を憶えるだけでなく、1単語打てたらその指の動きを一続きで再演してみて、流れを体に叩き込む、とかは意識してるけど効果があるかは知らない。

使用感とかはまた今度書いてみたい(もっと慣れてからがいいかな)。練習していると、方式が似ている(旧)JISかな配列を忘れてしまいそうな気配がうっすらあってイヤなんだけど、突き進むしかない。ちなみに6年ほど前にJISかな配列をおぼえたときは、それまで使っていたqwertyローマ字入力と干渉するときもあったけど、いまは混同することなく使い分けられている。

ウロボロスを売りにくる

睡眠約5時間。数年前はこれでも平気だったけど今は覿面に影響が出る。職場の朝のミーティング(リモート)で明らかに頭回ってない&寝起きの嗄れた声で話してしまった。

今日は急いですべき仕事がなかったし、作業環境のトラブルもあって(例えばMS Officeが障害で使えない的な)やる気が出なかったので、だいぶ前に着手した時間管理ツールの開発の続きをやろうとしたが、頭が回らないので大して進まず、というか作っているつもりで壊しているだけかもしれないとさえ思えたので切り上げてコンビニへ行き、菓子パンとコーヒーを買った。菓子パンは400kcal余りもあったが今日は食べられそうだという直観があったので、買った。実際ぺろりといけた。疲れがたまっているのだろう。

時間管理に取り組むにあたりツール(ソフトウェア)を作る、という手段に訴えるのは、手早さが欲しいからで、しかし振り返ると今現在に関しては迅速にできなくてもいいんだよなと気付いた。今忙しくないから。それならアナログでスローな手段でもいい。逆に、ツールの手を借りる必要があるぐらい追い立てられている状況に至ったら、自分の場合はそこですでに足を踏み外していると見なすべきなのかもしれない。正確にはそこに至ってツールの力を借りてももう手遅れなのかも。

自分が時間管理という言葉に込めているのは、時間の使い方に自覚的になりたいということで、無意識のうちに数十分や数時間を飛ばして、本当にやりたいことをやらずに過ごすのをやめたいということだ。それには自分の認知のあり方・ものの見え方を調節してあげる必要があり、そのためには行動全体のペースをスローダウンしてあげる必要があるんだと思う。〈急き立てられる〉ことが諸悪の根源なのだ。そのためには、自分の都合を優先して、他人の都合に〈遅刻〉することも辞さないべきかもしれない。そのことを通じて身の回りの人たちの動きを間接的に調節することになれば、それはそれで悪いことではないのではないか。

指示詞「それ」がやたらと頻出する文章になった。

睡眠不足はほとんど絶対悪だと言いたいぐらい良いことがない(その悪さに気付きにくいことも含めて)ので、今日は日付が変わるのに合わせて寝ようと決めて、寝るまでのスケジュールを立てた。今のところ予定よりも私の方がリードしている。

インジケータの手ぐすね

都内に出て、自転車用品の買い物(ライトと六角レンチ)をし、先週に引き続き自作キーボードの店を覗いた。そしたら14時過ぎになってた。本当は移動して食べたいものがあったんだけどそこまでやっていたら自宅に着く頃には日が暮れているだろうと予想できたので、最短距離で帰りつつ道中でどこかに寄ろう、と決めて、移動し始めた。結局最寄りから一番近い市外に来て、ミスドで台湾フェアやってるらしいから行ってみるかーって来たら食事メニューがなくドーナツしか扱ってない店舗で、それならばとケンタッキー(土曜朝の気の迷いでウーバーイーツしようとしてやめた)に来たら15時台なのに並んでて、結局の結局でラーメン屋に入った。ここは自分に恋人がいた短い期間中に一度入って、それ以来入ってなかった。おいしかった記憶もあるんだけどいつも混んでる印象もあったから。独特の甘味のあるスープで、ここでしか食べられない食べ物かもと思った。

帰宅して少し横になって休んだらもう日没だった。都心を移動したので思ったより疲れてたらしい。最低限の部屋の掃除をして、もう外暗かったけど自転車のメンテナンスをした。タイヤの空気入れと車体の拭き掃除とチェーンオイル。本当はしっかり洗車したいんだけど場所と手段が見つからない。あと今日買ってきたライトを取り付けた。今まで使ってた、自転車を買ったときについてきたライトは欠陥品で、電池式なんだけど電池を入れ替えた次の日にはもう電池切れの警告ランプがついていた。悪いのは方式ではなく個体であるのは分かってたけど、電池式はダメだという言いがかりをかき消すことができずバッテリー式のものに切り替えた。前のライト外そうと思ったら外しかたがわからなくて、暗闇の中で押したり引っ張ったりして、埒が明かないのでコンビニの前まで行って明るいところでいじったけどやっぱりだめで、スマホで取扱説明書を調べたら取り付け方が書いてあって取り外し方は書いていなかったのでもうええわってなって腕力で破壊した。

そんなことやってたらさらに夜が深まったので、軽くコーヒータイム入れるつもりだったけどやめてごはん食べに自転車で出かけた。先日届いたサイコンもつけて。サイコン、通知音がうるさい。ここは右折とか左折とか、止まったときとき動き出したときとかにいちいち鳴る。車も走る道路上で使う手前、音が大きいのは仕方ないんだけどちょっと恥ずかしい。ナビ機能は要るときと要らないときがあり、今日は知ってる道だったので途中で切った。ほかは、走行速度 (km/h) とか斜度を見るのが目的だったんだけど、1回使っただけである程度の相場観は養えてしまった気もする。無理なく走っていて 20km/h 程度、とか、速すぎると感じていても 30km/h は行ってないとか。体感的には明らかに坂道でもせいぜい2〜3度だとか。数万かけたわりにはこんなもんか、と正直思ってしまったけど、今後より遠いところに行くときにナビが役立つはずなので、使い続けていこう。

ライトを充電式にしたのとサイコンが増えたのとで、自転車に乗るときに持って出るべきものがまた増えてしまった。そしてその数量は自分が快適と感じる領域を出てしまっている。もちろん忘れ物のリスクも増える。そこは今も外出するときには使っている持ち物チェックリストを運用すればいいんだけど、でも、単に同時に気にすべきことが増えるというのはストレスである。自転車も、そもそも難しいこと考えなくても使えるのがイイところ、という面も絶対あるからねえ。

アスファルトに手羽先

実家に来ているのでスマホで記述する日記。フリック入力はPCの前でキーボードで入力するよりも仕組み上効率は劣るけど、今日は実家に来ているにもかかわらず部屋に引きこもりを決め込んで読書(+読書ノートの記述)をしていたのですでにウォーミングアップが済んだ状態になっている。だいぶ。

自分が本を読むのが苦手すぎて絶望するけどやっていくしかない。しかし、本を読まずに同等の知識が得られるならそうしただろうか、と自問すると迷いなくハイとは答えられない。わたしは知的になりたくて本を読んでいるし、本は私の中ではまだ知性の象徴なのだ。いくつもあるメディアの中で、本はそうした地位を占めている。ミーハーなあこがれという点だけではないと思うし、実際、本が与えてくれるのは単なる知識(というか、「単なる知識」なる表現が指し示すものは実在するのだろうか)ではなく、考え方や物の見方であったりもする。でもスキャナを動かすみたいに言葉をなんとなく脳に通しているだけの読み方に陥っていることも多いし、本に触れるだけで感化されるみたいな信仰的な見方が悪い方に作用していることもあるだろう。それよりは一句の川柳を前にああだこうだ書きながら考えているときのほうがよほど勉強になっている。勉強の仕方の本読むか……(これだから)。

整体に行った。ここ何ヶ月かの私は生物としての「活き」はよくなっていると思っているんだけど、施術を受けると体に響いているときが多い、要するに痛い。しかし痛いあいだにも考え事がはかどったり、そのまま眠れそうな気がしてきたりで、痛みって不思議なものですね。

今度本が出るという小笠原鳥類さんのライブ放送を視聴した。とめどなく話す人だった。

わざわざ腕力

日記のこと忘れてた。自分への誕生日プレゼントであるサイコンが届いた。仕事で遅くなった&疲れ果てたので回復のためにしばらく無駄なことをしたあと、ごはんを作って食べて、そのあと自転車に乗りに出かけた。サイコンは仕事中に充電しておいて、その他セットアップを片手間にコソコソやったりしてストレスが溜まったんだけど、それは置いといて、近所の公園でサイコンを取り付けて走り出そうとしたらマウント(サイコンを自転車に取り付けるための器具)のサイズが自分の自転車のハンドル部分の太さに合わないことが分かり、あー、あー、と言いながら近所を無軌道に走ってきた。走っているとだんだん気分が乗ってきてしまうもので、スピード出したり坂道を積極的に探したりしだして、結局まあまあいい運動になった。