時は流れて
2024年 11月 05日
一旦、現役を退いてから、なおのことです。
責任もずいぶん軽くなったので、
もっと長く感じるかな、と思っていたのですが。
何ででしょうね。
老化とは、こういうこと?
「もう、こんな時間か。」って思うことがなくなり、「まだ、こんな時間か。」ということが多くなりました。
仕事に没頭していたころは前者で、隠居の身になってからは後者です。
でも、その思いとは裏腹に、時間経過が早いような気がします。
しまいには、「今日は何曜日だっけ?」と。
あいまいな感じ方がそろそろ出てきたと言うことは、ボケのはじまりかなと。
人間、都合のいいように生きているんですよね。それが時間経過に表れているような気もします。
行事ものがあると、「来年も観ることができるんだろうか。」と。
ですから、今のうちにという気持ちが先行しています。
一番は、「あと何年生きるんだろう。」という気持ち。
そんなのわかるはずがないのに、そういう気持ちが隣り合わせしているような気もします。
要は、不安なんでしょうね。
八王子の孫に会いに行くとき、
「ボクはあと何回、八王子へ行けるんだろう。」
と、新幹線の流れゆく景色を眺めながら、そう思うことも多くなりました。