あのころの空と海と、大地のために
NHK朝ドラ「虎と翼」のオープニング動画が好きです。
始まったころから、いつも楽しみにしています。
ボクは、あの動画の色彩に魅せられています。
今ではあまり見ることもなくなった色彩だと、
勝手にボクは思っているのですが、
そうそう、この動画を見て、
日本の偉大な画家である
「西村計雄(にしむら けいゆう)」(1909-2000)さんの作品を
思い出したりしています。
西村さんは、北海道の倶知安町の北にある「共和町」で生まれ、
東京美術学校(現:東京芸大)を卒業しました。
同期には、岡本太郎、東山魁夷さんらがいたそうです。
戦後に渡仏、一躍日本を代表する画家となり、
フランス政府から勲章を受章するなど、
輝かしい功績があります。
フランスでは、「西村計雄」は
あまりにも偉大な日本人だということらしいです。
西村さんの功績を記念して、故郷の共和町に
「西村計雄記念美術館」が建立されています。
ボクは、2回ほど見学に行きましたが、
彼独特の色彩や「風」が好きで、
前述の「虎と翼」の動画を見たとき、
あざやかにその色彩がよみがえりました。
西村さんの実家は、和菓子屋さんだったので、
彼は幼いころからお菓子の箱などをキャンバスにして
「箱絵」を描いていたそうです。
ですから、その色彩は、
その菓子箱の包装に強く影響を受けたとあります。
だから、あの色彩なんですよねえ。
いくら尊敬しても尊敬しても足りないくらいの気持ちを、
ボクは今でも抱いております。
【 「シルエット・ロマンス」 大橋 純子 】
彼女の代表曲でしょう。
永遠に引き継がれていくはずです。
写真は、知内町矢越海岸。
9月7日撮影。ラスト