とはいえは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説 | オンライン英会話のWeblio英会話コラム(英語での言い方・英語表現)
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とはいえは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「とはいえ」は英語でどう表現する?

日本語の「とはいえ」は、ある事実を認めつつも、それに対する例外や異なる視点を導入する際に使われる表現です。このフレーズは英語でいくつかの異なる方法で表現されます。それぞれの英語表現には微妙なニュアンスの違いがあり、文脈に応じて使い分ける必要があります。この記事では、「とはいえ」に相当する英語表現を例文と共に詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

「とはいえ」の英語訳①: however

「とはいえ」を英語で表現する際に最も頻繁に使用されるのが「however」です。この単語は、前述した内容に対する対立する情報や異なる視点を提示するために使われます。文の中でコンマと共に使用されることが多いです。

例文①:She is young, however, she is very experienced.(彼女は若いが、非常に経験豊富である。)
例文②:The weather was bad; however, we decided to go hiking.(天気は悪かったが、それでもハイキングに行くことにした。)
例文③:I understand your point; however, I disagree.(あなたの言い分は理解できるが、私は同意しない。)

「とはいえ」の英語訳②: nevertheless

「nevertheless」も「とはいえ」と同様の意味を持ち、ある事実を認めた上で、それとは異なる結論や意見を提示する際に用いられます。「however」と同様に、文中でコントラストを示すために使われることが一般的です。

例文①:He was very tired; nevertheless, he finished the marathon.(彼はとても疲れていたが、それにもかかわらずマラソンを完走した。)
例文②:The task was difficult, nevertheless, she managed to complete it.(その仕事は困難だったが、それでも彼女はそれをやり遂げた。)
例文③:It is an expensive product; nevertheless, it’s worth the price.(それは高価な商品だが、その価値はある。)

「とはいえ」の英語訳③: still

「still」は、先行する文の内容にもかかわらず、続く文で述べられる内容が有効であることを示す際に使われます。「とはいえ」と同じく、ある状況や事実を認めた上で、それとは異なる状況が存在することを示すのに適しています。

例文①:He made many mistakes, still, he is a good employee.(彼は多くのミスを犯したが、それでも良い従業員である。)
例文②:The road was crowded, still, we arrived on time.(道路は混雑していたが、それでも時間通りに到着した。)
例文③:I’ve heard your excuses, still, I can’t accept them.(あなたの言い訳は聞いたが、それでも受け入れることはできない。)

「とはいえ」の英語訳④: yet

「yet」は、「still」と同様に、先行する文の内容とは異なる結果や事実が続くことを示すために使用されます。特に、期待される結果とは異なる状況を強調する際に効果的です。

例文①:She has not called us yet, but she promised she would.(彼女はまだ私たちに電話していないが、すると約束していた。)
例文②:The project is not complete yet; however, we are making progress.(プロジェクトはまだ完了していないが、進捗はある。)
例文③:I haven’t decided yet, but I’m leaning towards saying yes.(まだ決めていないが、はいと言う方向に傾いている。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説した「とはいえ」に相当する英語表現のニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。簡潔に違いを把握したい方は、以下の情報をご覧ください。

however:前述の内容に対する対立する情報や異なる視点を提示する際に一般的に使用される。
nevertheless:「however」と同様に、ある事実を認めた上で、それとは異なる結論や意見を提示する。
still:先行する文の内容にもかかわらず、続く文で述べられる内容が有効であることを示す。
yet:期待される結果とは異なる状況を強調する際に使用される。


「とはいえ」を使う際によく用いられる表現

表現①: despite this

「despite this」は「とはいえ」と同じく、ある事実や状況を認めつつも、それに反する別の事実や状況を導入する際に使われる表現です。このフレーズは、論理的な対比を示すのに役立ちます。

例文:The car is quite old, despite this, it’s still reliable.(その車はかなり古いが、それにもかかわらずまだ信頼できる。)

表現②: in spite of this

「in spite of this」も「despite this」と同様に、ある事実を認めながらも、それとは異なる事実を提示する際に用いられます。このフレーズは、対照的な要素を強調するのに適しています。

例文:He is not very sociable, in spite of this, he is well-liked by his colleagues.(彼はあまり社交的ではないが、それにもかかわらず同僚からは好かれている。)

まとめ

この記事では、「とはいえ」という日本語のフレーズを英語でどのと表現するか、その際の適切な言い回しや文脈について解説しました。英語には「とはいえ」のニュアンスを伝えるための様々な表現がありますが、それぞれ微妙な意味の違いがあるため、状況に応じて適切なものを選ぶことが大切です。日本語の「とはいえ」に相当する英語表現を理解し、使い分けることで、より精確で自然な英語表現が可能になります。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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