ミソサザイの求愛ダンス : フォト エチュード  Photo-Etudes
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ミソサザイの求愛ダンス


 ミソサザイが巣材運びをしていた。
コケを集めては巣に運ぶ。
巣材の種類によって、巣作りが骨組み段階か産座を作るまで進んでいるのか?とか考えられそうだが、このコケは巣の壁にも折り込まれているから判断が出来ない。
 ミソサザイ(鷦鷯 Eurasian wren)

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 ミソサザイのオスは、翼をふるわせてさえずりメスを巣へ誘いメスが気に入ればつがいとなり、メスが内装を完成させ産卵するという。
その後の抱卵や育雛はメスの仕事で、オスは新しい求愛巣をつくり、さえずり活動から次のメスを探す一夫多妻。
佐渡のトキのように翼にマーキングでも出来れば、雌雄や個体識別が出来ていろいろなことがわかるのだが・・・・。

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 ミソサザイが渓流をチョコマカと移動しているところに、もう一羽が近づいてきた。
すると突然、翼を広げ高らかにさえずりが始まった。
求愛ダンスの始まりだった。

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 熱帯鳥などで素晴らしい求愛ダンスが記録されているが、それに比べれば地味目だが翼と尾羽を広げたり閉じたりして大音量で唄う。
時には、メスを追いその廻りをさえずり踊り回ることもある。
コマドリの求愛ダンスでは5分以上もつづいたことがあったが、今回のミソサザイは90秒ほどで終わってしまった。

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 ちなみに、普段の一般的なさえずりはこんな感じで特に翼や尾羽を広げることもない。

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by photo-etudes-eiji | 2021-04-24 20:00