完成披露舞台挨拶この度、第14回小説現代長編新人賞を受賞した「隣人X」(パリュスあや子著)が、7年ぶりの映画主演となる上野樹里と、初共演となる林遣都で待望の実写映画化。タイトルを『隣人X -疑惑の彼女-』とし、12月1日(金)より新宿ピカデリー他全国ロードショー。この度、11月8日(水)に完成披露舞台挨拶を実施。 7年ぶりに映画主演を務めた、良子役の上野樹里、上野の相手役・笹を務めた林遣都、さらに上野と林とは十数年ぶりにタッグを組んだ熊澤尚人監督も登壇しました。 |
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上野樹里、林遣都、熊澤監督登壇X疑惑をかけられる主人公・柏木良子を演じた上野。約7年ぶりの映画主演作だけに「懐かしいですね~」と満席の観客をしみじみと眺めながら「最近は『のだめ』で舞台に立っていたのですが全然違います。皆さんのことがよく見えます!全員のこと見えていますよ~!素晴らしいです!」と喜色満面だった。 一方、良子を追う週刊誌記者・笹憲太郎役の林は初共演の上野について「お会いした初日から作品や役への取り組み方がカッコよくて、第一印象でこの人と撮影期間を過ごせるのが楽しみだと思った」と絶賛すると、上野は「すぐ隣で聞いていると緊張します…。査定を受けているみたいで」と照れ笑い。そんな上野も「身体表現が凄くて、リハーサルの動きを見て安心感がありました。しっとりした内容の映画ですが、皆さんに楽しんで観てもらえるものになると確信しました」と林に全幅の信頼を寄せていた。 一方、映画『ダイブ!!』以来約15年ぶりに林とタッグを組んだ熊澤監督は、劇中での林の髭面に触れて「林君は髭が似合う。昔から髭を生やすとカッコいいという思いがあった」と見どころをアピール。これに上野も「遣都君に髭のイメージはなかったけれど色っぽい。冴えない生活を送る良子が笹からナンパされるというドキドキシーンもあるので、遣都君ファンは良子の気持ちになってハラハラドキドキを楽しんでほしい」とプッシュしていた。 上野と熊澤監督のタッグは『虹の女神 Rainbow Song』以来17年ぶり。熊澤監督が「台本を書いているときから、これは上野樹里がやらないと絶対に良くならないと思って初期の段階から脚本を送っていた」と起用の経緯を振り返ると、上野は「隣人なのにXという得体のしれないワードのタイトルが気になったし、SNSが発達して便利になる一方で人の心の中が見えなかったり、コロナ禍でマスクをして表情が見えにくくなったりとかがある中でこのタイトルに惹かれました。この世の中を自分はフィルターをかけずに見られているのだろうか?という問いを今の世の中に伝えられる作品になると思ったので、監督とは沢山の打ち合わせをさせてもらいました」と全力で作品に向き合ったと自負。熊澤監督も「上野さんから電話をいただいてそこで2時間くらい話して、その後に8時間くらい連続で打ち合わせ。上野さんの台本にはたくさんの書き込みがしてあったので、そのアイデアを消化しながら脚本を書き直す作業を2年間くらい続けました」と熱のこもった共同作業を振り返っていた。 この2人の熱意に林は「ここまで詳しく聞いたことがなかったので驚いた」と感心しながら「上野さんとの初顔合わせの際も本読みやリハを8時間くらいやりました。本来その日は『みんなで食事でも…』というスケジュールだったけれど、それも中止になりました。でも僕も芝居で突き詰めなければいけないことがあればゴハンを食べずに次の日までかかってもいいというタイプなので、それを実行している方に初めてお会いして感動しました」と上野の俳優としての姿勢をリスペクト。当の上野は林から「プロフェッショナルな方で第一印象から良かった」などと褒められるも「普通、第一印象悪いよ!」と大笑いだった。 また「撮影を通して知ったお互いの意外な一面」を聞かれると上野は「真面目だけれどいい意味での不良性を持っている方。それを自制して生きている感じがある。ふとしたときにその不良性のエネルギーがばっと放出した時にどうなるのか?そんな魅力を持った人だと思った」と林を分析。一方、林は「すべてにおいて想像を超えて凄い人だと思った。撮影中は私生活の話をしたりして、気づいたら人生相談になっていました。上野さんは撮影中もご飯を自分で作って常備食とかもやられていて。私生活がしっかりされているのが言葉やお芝居に現れている。もはや先輩というか先生です」と最敬礼だった。 最後に主演の上野は「映画を観て現実に戻った時に、自分も笹のように世の中の見方の角度を変えて見た方が良いのではないかと思ったり、これまでの自分の価値観を振り返るような瞬間があるのではないかと思います。また前半には良子と笹の恋が徐々に発展していくハラハラドキドキもあるので、最後まで楽しんで観てもらえたら嬉しいです」とアピールしていた。 |
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『隣人X -疑惑の彼女-』12月1日(金)新宿ピカデリー他全国ロードショー 公式サイト: 公式X: 世界には紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた。いち早く受け入れを発表したアメリカに追随するように、日本も受け入れを決定。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。Xは誰なのか、彼らの目的は何なのか。社会には言葉にならない不安や動揺が広がり、誰もが隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎はX疑惑のかかった柏木良子の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。ふたりは少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。果たして良子は本当にXなのか?良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に見つけた真実とは。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開へ・・・! 物語・・・ |
出演:上野樹里 林 遣都
黃 姵 嘉 野村周平 川瀬陽太 / 嶋田久作 / 原日出子 バカリズム 酒向 芳
監督・脚本・編集:熊澤尚人
原作:パリュスあや子「隣人X」(講談社文庫) 音楽:成田 旬
主題歌:chilldspot「キラーワード」(PONY CANYON / RECA Records)
配給:ハピネットファントム・スタジオ
制作プロダクション:AMGエンタテインメント 制作協力:アミューズメントメディア総合学院
©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社