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- 「あの人、ゴルフがうまそうだよね」は決して褒め言葉じゃない!? 言葉の裏に隠された真意とは?
大人になってから始める人が多い「ゴルフ」は、誰でもうまくなるチャンスはある反面、なかなか上達しにくいスポーツでもあります。
「ゴルフがうまそう=マジメに働いていない」という印象がある!?
10月上旬に高校時代の部活動(ハンドボール部)の同窓会があり、参加してきました。筆者の地元は東名高速秦野中井インター(神奈川県)から約10分とゴルファーにとって耳なじみのある土地柄です。
現在は東京都内に住んでいますが、自宅から車で1時間10~20分くらいで実家に着きますから、小学生の子どもたちがまとまった休みが取れるタイミングで1年に4~5回は帰省しています。
ただし、1年に4~5回のペースで帰省しても、高校時代の同級生と地元で会うことはほとんどありません。たまに道端でバッタリ遭遇することはありますが、部活が一緒だった同級生と会ったことはありませんでした。
筆者が高校を卒業したのが1993年3月で、今回の同窓会が2024年10月ですから、31年7カ月ぶりに会う同級生もいました。高校時代の面影が残っている人もいれば、まったく別人になっている人もいます。50歳を迎える学年になったことをきっかけに開催された部活動の同窓会はかなり盛り上がりました。
同窓会に参加したのは男性11人、女性3人の合計14人で、今も地元周辺に住んでいる人と他の都道府県に住んでいる人が約半数でした。ゴルフをしている同級生も14人中7人くらいといった感じでした。
同窓会ですから、現在の趣味や生活に関する話題はほとんどなく、高校時代の思い出話で大いに盛り上がりました。最初はその場にいる人の話題、次はその場に来られなかった人や連絡が取れなかった人の話題、その後は1学年上の先輩と2学年上の先輩の話題、そしてハンドボール部以外の高校の同級生の話題も出ました。
その話の流れの中で「あいつと一緒にゴルフを回ったことがある」「あいつとゴルフ場で会ったことがある」という話題になりました。そのとき、ある同級生が「ボクの2個下の弟がバレーボール部の○○にかわいがってもらっていて、ゴルフに連れて行ってもらったり、飲みに連れて行ってもらったりしている」というネタを投入してきました。
すると会話に参加していた中で今も地元周辺に住んでいる全員が「あー、あいつ、ゴルフうまそうだよね」といったのです。そのいい方が面白かったので、どうしてゴルフがうまそうなのか詳しく聞いてみました。
その答えは「仕事そっちのけでゴルフの練習ばっかりやってそうだから」「仕事の最中もゴルフのことばかり考えてそうだから」です。「ゴルフがうまそう」は褒め言葉ではなく貶し言葉であることが分かりました。
車で30分以内の距離にゴルフ場があちこちにあるこの街では、ゴルフは極めて身近なレジャーです。身近なレジャーなんだから、そんなに根を詰めてやる必要はないだろうという考え方が主流のようでした。
そこそこのレベルで回れれば十分と考えている人が多い
これはゴルファー同士だけでなく、ゴルフ場のメンバー同士でもよく聞く言葉です。「ゴルフが上手だからといってエラそうな態度を取るやつが世の中にはいるけど、ゴルフが上手というだけで何がエライのだ」と。その後に続くのはだいたい「スコアに執着しすぎてプレーが遅い」とか「マナーが悪い」という論調になります。
要するに多くのアマチュアゴルファーにとって「ゴルフは大人になってから始める人が大半だし、プロを目指しているわけでもないんだから、適度に楽しむ遊びでいいんじゃないの」と考えているわけです。
ゴルフは誰にでも上達するチャンスがありますが、なかなか上達しないスポーツでもあります。上達のために使える時間とお金も人それぞれですから、地元の仲間と楽しくおしゃべりしながら回れる程度の腕前があれば、それで十分なのかもしれません。
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