ニュージーランドの人はお酒が大好きで、家飲みはもちろんパブ文化も発展しています。そのため、お祝いや持ち寄りのパーティーなどでワインなどお酒を差し入れることも少なくありません。
家飲みなどは急に決まることも多く、材料が少ない簡単なおつまみレシピは重宝します。また、火を使わずに作れるおつまみやビールに合うおつまみも人気があります。
料理をtake away(お持ち帰り)して気軽に家飲みをする文化が根強いため、おつまみの食材は高級でなくても大丈夫です。多様な食文化があるニュージーランドならではの食材をアレンジして、自分の好みの一品に仕上げるのも楽しい時間です。
今回は、ニュージーランドのスーパーで気軽に購入できるおつまみを紹介します。とにかく調理の必要がなく手のかからない種類を集めましたので、旅行中にもおすすめです。
おつまみはお酒がなくても楽しめるため、炭酸やジュースなどともぜひご堪能ください。
※ニュージーランドでは、お酒は18歳以上から飲めます。
【目次】
ニュージーランド産のチーズはたまりません |
チーズ編
高品質な乳製品の生産地として知られるニュージーランドのチーズは、おつまみに絶対に用意したい一品です。さらに、プロテインやカルシウムが豊富なのもポイントです。
大きな塊で販売されている種類もあれば、一口サイズで用意されている商品もあります。
冷蔵庫に常備しておけば、急な来客や予定外のおうち飲みの際にも大変便利です。塊のチーズを購入した場合でも、少量ずつ取り出して使えるので無駄なく楽しむことができます。
ビールやウイスキー、ワインなど様々なお酒に合わせやすいのも特徴です。
チーズ
羊や牛などの畜産業が盛んなニュージーランドのチーズは、おつまみに欠かせません。ブリーやブルーチーズ、ヤールスバーグなど種類豊富な品揃えには驚きます。
ニュージーランドでホームステイをした際に、お店で使用するような大きなチーズグレーターでチーズの塊を豪快におろしてスパゲッティにかけてくれた光景は今でも鮮明に覚えています。
ちょっとおつまみとして食べたいときのチーズとして小さいサイズのチーズもたくさんあるのでご安心ください。
ニュージーランドのお土産としても人気のあるチーズは、ぜひ現地でも食べて新鮮な味を試してみてください。
パプリカチーズ
一瞬で豪華なおつまみを用意するなら、日本ではなかなか見ないパプリカチーズがおすすめです。小さいサイズのパプリカに滑らかなチーズが詰まっているものが、オイル漬けになっています。
ニュージーランドにいて驚いたことの一つに、どのスーパーでも必ずと言っていいほど色とりどりのパプリカが販売されています。
写真のように量り売りでお惣菜コーナーに置いてあるパプリカチーズありますが、日持ちするパックに入った種類もあります。
一緒に飲むお酒は、特にニュージーランド産のピノ・ノワールやソーヴィニヨン・ブランがおすすめです。
トマトとパプリカは同じナス科の野菜のため、トマトジュースとの相性も良いですよ。個人的には、よく冷やした酸味のあるオレンジジュースと合わせるのがお気に入りです。
日本ではなかなか見かけないため、ぜひ味わってみて欲しいおつまみです。
ディップ編
実はカロリーが比較的低く栄養価が高いディップは、健康志向のニュージーランド人のおつまみとして大人気です。
市販のディップソースなどは開封後、冷蔵庫で大体1〜2週間ほど保存可能です。おうち飲みで余ってしまっても、アレンジ次第でなにかと使えるため無駄なく消費できますよ。
ディップソース
用意しておくと間違いなく重宝するおつまみといえば、ディップソースです。スパイシーなディップソースやクリーミーなディップソース、甘辛いディップソースなど、季節や飲み物に合わせて様々な味を楽しむことができます。
ヘルシーに生野菜と食べたり、フライドポテトやチキンナゲットと合わせてジャンクなおつまみとしても楽しめます。
フムス
主にひよこ豆を使用して植物性食品だけで作るフムスは、ベジタリアンの方も安心して食べられる一品です。ニュージーランドは移民の国でもあるため、さまざまな食文化の食材がスーパーで揃います。
現地のスーパーでは、ニュージーランドらしいフレーバーのフムスが手に入ります。
例えば、
- クマラ&パンプキン
- ビートルート&ガーリック
- マヌカ&スモークガーリック
などがあります。
「クマラ」とはニュージーランドで有名な食べ物で、日本のさつまいもです。ぜひクマラの風味を堪能してみてください。
スナック編
サクサク、カリカリなど楽しい食感がたまらないスナックはおつまみに最高です。
お店で買ってきたスナックを、自分で一人で全部食べるとなると罪悪感がありますよね。家飲みでみんなでシェアすれば、様々な種類を少しずつ食べれるため安心です。
ニュージーランドでおうち飲みの際には、複数のフレーバーのスナックを用意するのがおすすめです。
チップス
お菓子の定番とも言えるチップスは、ニュージーランドでも絶大の人気があります。学生のお菓子としてはもちろん、おつまみとしても現地では欠かせません。
ニュージーランド産のチップスで有名なブランドは、
-
Bluebird
があります。
どちらのブランドでもピリッと辛いフレーバーやサワークリーム、ビネガーなどが定番なです。
私のニュージーランド人の友人はシンプルなフレーバーのチップスに、手作りのワカモレと一緒に食べるのがお気に入りのスタイルだそうです。
また、ニュージーランド人はオーガニックなどの健康的な食材も積極的に取り入れています。そのため、オーガニックのビートルートチップスやバナナチップスも評判です。
ジャンキーなフレーバーと、オーガニックなどヘルシーなタイプの複数を用意するのも良いですね。
クラッカー
クラッカーはそのまま食べても美味しいですが、多様なトッピングと組み合わせることで、たくさんのバリエーションを楽しめます。
例えば、チーズやスモークサーモンは鉄板の組み合わせですよね。そのほかにも、ディップやフムスなどと相性が抜群です。
どの食材がどのクラッカーに合うかなど、集まった仲間と話すのも楽しいですよね。
特に現地で有名なクラッカーのブランドは、
- Griffin's
- 180 Degrees
- Marlborough Sounds
です。
ニュージーランドのスーパーではオーガニックやビーガン、小麦粉を使用していない種類のクラッカーなども簡単に手に入ります。ぜひ他の食材とのアレンジをお試しください。
シーフード編
ニュージーランドでぜひ味わいたい食材の一つがシーフードです。新鮮なシーフードは賞味期限が短かったり、調理するのも大変ですよね。
定番のフィッシュアンドチップスもおすすめですが、今回はスーパーでも簡単に用意できるシーフードのおつまみを紹介します。日本人も馴染みある食材も手に入るため、ぜひ試してみてください。
スモークサーモン
おつまみのためにお店で購入するサーモン=薄いというイメージをされる方もいらっしゃいますよね。ニュージーランドでは、味のついた厚みのある切り身のサーモンが気軽に購入できます。
真空パックに入っているため、調理不要ですぐに食べることができます。サーモンの身は柔らかく、しっかりと味がついているため立派な一品としてテーブルが華やかになります。
ニュージーランドで有名なマヌカやトマトバジル、ライムなどの味付けが人気です。意外にも、現地で寿司文化などサーモンは非常に人気の食材になっています。
詳しくはぜひ下記のブログ記事もご覧ください。
イワシのオイル漬け
ニュージーランドでもイワシはよく食べられている魚の一つで、缶詰のイワシのオイル漬けはおつまみにもぴったりです。クラッカーやバゲットと合わせても美味しいです。
ワインなどのお酒にも合いますが、トマトジュースや柑橘系の爽やかなジュースとの相性もいいのが特徴です。
おつまみだけの用途ではなくパスタの食材としても便利なため、スーパーで安くなっている時にまとめ買いしてしまう商品です。
オイスターの燻製オイル漬け
ニュージーランドでもよく食べられるオイスターは、缶詰なら気軽に食べれますよね。生ガキとは異なる味わいや食感ですが、しっかりと味付けされているためすぐに食べられます。
ぷっくりとした適度な弾力とジューシーさがあり、噛むたびにオイスターの旨味が口の中に広がります。オイスターをオイル漬けにすることで、ジューシーさが引き立ち、一口ごとに満足感を与えます。
私のお気に入りのレシピは、
です。
ニュージーランド産のソーヴィニヨン・ブランやシャンパン、レモンジュースなどと一緒に味わうのがおすすめです。
ニシンの燻製オイル漬け
豊かな味わいがあるニシンのオイル漬けは、ワインやビールと相性が良いことで有名です。オメガ3脂肪酸や良質なたんぱく質など、栄養もたっぷりの一品。燻製されているため風味豊かな味わいです。
クランベリージュースやレモンジュースなど、酸味のあるジュースと合わせても美味しいおつまみです。
ニシンの燻製オイル漬けをサラダやパスタと合わせたり、クリームチーズと合わせたカナッペとしても最高のおつまみです。
マッスル
ニュージーランドの有名な食べ物の一つであるグリーンマッスルは、安くて美味しい貝で現地で大人気のシーフードです。クリーミーな味わいで、現地の人はもちろん外国人もやみつきになってしまう食材と評判です。
価格は安くて見栄えもするのですが、貝なので火を通して調理する必要があります。貝を洗ってから鍋で火にかけます。マッスルが大体5mmほど開いたら大丈夫なので、意外に簡単に調理できます。
ドライフルーツ・ナッツ編
海外=肉料理というイメージを強く持つ方も多いかもしれませんが、ニュージーランドではベジタリアンなどお肉を食べない人口も多いです。
そのため、栄養たっぷりのドライフルーツやナッツなどベジタリアンの方も安心して食べれるおつまみもぜひ積極的に用意してみましょう。
ドライトマト
おつまみの中でもトマトがあるだけで、一瞬で色鮮やかになり栄養もバッチリの一品。リコピンが豊富なトマトは乾燥させることにより、より味が濃厚になりジューシーで美味しくなります。
ニュージーランドのスーパーではドライトマト単品はもちろん、チーズと一緒にオイル漬けになっている商品もあります。
アレンジ方法としてはバゲットやクラッカーに乗せて、チーズや生ハムなどと一緒に食べると美味しいです。炭酸入りのレモネードとドライトマトの相性も良いのでぜひお試しください。
量り売りナッツ
「ちょっとだけ試してみたいナッツ」「トッピングだけに使用したいナッツ」など、必要な量のナッツは人それぞれですよね。
袋入りのナッツもスーパーで購入できますが、量り売りなら必要な分のみを購入することでフードロスも防ぐことができます。
量り売りのコーナーには袋が置いてるため、購入したいナッツを詰めた後に購入したい種類のナッツの番号を袋に記入します。通常通りレジで支払うだけなので、非常にシンプルなシステムです。
マカダミアナッツやピーカンナッツなど袋入りではお高いですが、量り売りなら少量だけでも購入できるため節約にも繋がります。ナッツだけではなく、クッキーやチョコレートなどのお菓子もある店舗もあります。
アーモンドやピスタチオのナッツはジュースとも相性がいいため、お酒が飲めなくても安心のおつまみです。
お肉編
ニュージーランドではどのようなお肉のおつまみが人気なのでしょうか。お肉は調理する手間がかかるため、簡単に用意できるおつまみが助かりますよね。
ジャーキー
かみごたえがあるおつまみといえば、ビーフジャーキーですよね。ニュージーランドではさまざまな種類のジャーキーがありますが、BILTONGというブランドが特におすすめです。
グラスフェドですくすく育った牛を、南アフリカの特別な手法で乾燥させた味を堪能できます。コリアンダーやブラックペッパーなどの香辛料を使用しているため、豊かなフレーバーが堪能できます。お値段は少しお高いですが、ぜひお試しください。
パテ
滑らかな舌触りに贅沢な食感のパテは、ニュージーランドでも人気があります。レバーや魚などをペースト状にしたパテは、クリーミーな風味が一瞬で口に広がる魅力的なおつまみです。
クラッカーやバゲットに乗せたりと、簡単にアレンジができるため用意しておくと重宝します。
しっかり食べたい派には、きゅうりなどと一緒にパテをサンドイッチに挟めばボリューミーな一品になりますよ。
最後に
ニュージーランドで簡単に用意できるおつまみ15種類を紹介しました。家族や友人が集まって食事やお酒を楽しむ文化があるため、パパッとテーブルが華やかになるおつまみは重宝します。
現地の特産物とも言えるチーズやマッスルと呼ばれる貝は、日常的に食卓で欠かせない一品であることがわかりました。また、ベジタリアンの方に人気のディップソースやナッツも用意しておくのも良いアイディアです。
また、ぜひニュージーランド産の有名なチップスも食べたいおつまみです。味付けも食感も、たまらないので要注意ですよ!
比較的おつまみは日持ちするものも多いため、余ったとしても翌日にアレンジして調理できるためフードロスにも繋がります。
ニュージーランドのスーパーで購入できる美味しいおつまみで、楽しいおうち飲み時間をお過ごしください。