ニュージーランドのお土産探しで、「まずは紅茶を買いたい」と思う方はなかなかいらっしゃらないのではないと思います。
私は初めてニュージーランドに行った年は、主にコーヒーやアルコールばかりを堪能していました。なぜなら、現地のバリスタ文化やパブのレベルは非常に高いからです。
しかしイギリスの植民地であったニュージーランドでは、紅茶も大変人気があります。学校やオフィスには昼食の前に「モーニングティー」という休憩時間があり、お茶を楽しむ文化が根付いています。
そのため、地元のスーパーでは低価格でありながらもハイレベルな紅茶を探すことができます。紅茶は日持ちするため、お土産にもピッタリです。ニュージーランド限定のフレーバーもあるので、紅茶好きの方には喜ばれるでしょう。
今回は、ニュージーランドでおすすめの紅茶ブランドを3つ紹介します。限定モノに弱い方は、要注意です!
【目次】
TWININGS
紅茶の大手ブランドである「TWININGS」が出しているニュージーランド限定のフレーバー「New Zealand Breakfast」は、お土産に必ず手に入れたい商品です。
目をひく青いパッケージは、ニュージーランドの固有の鳥「トウィ」が美しく描かれています。すでにデザインがお土産用として喜ばれそうですよね。ちなみに以前のパッケージには、国立公園のマウントクックも描かれていました。
以前は20個入りのサイズもありましたが、最近は80個入りしか見ません。80個入りは箱の中にティーバッグがそのまま入っていて衝撃を受けました。袋にも入っていないため、一気に消費しないと風味が弱くなってしまいそうなサステナブルな包装です。
高級感はあまり感じられませんがお得ですからばらまき土産として配ったり、保存方法に迷ったらとりあえず冷凍しておくのもよいですよ。
気になる価格は、80個入り=$11.90ほどです。
お店によって価格が異なるため、セールの時に見つけられたらラッキーですね!現地のスーパーならどこでも取り扱いがあるほど有名ですので、ぜひお試しください!スーパーの種類や特徴などの詳細は、下記のブログ記事もご覧ください。
Ti Ora
ブランドの読み方はティー・オラで、お茶(Tea)とニュージーランドの先住民族マオリの挨拶(Kia ora)からきています。
ニュージーランド原産のハーブや果物、スパイスなどが厳選された茶葉とバランスよくブレンドされています。ニュージーランドにいるかのような独特の香りと風味に、心も身体も癒されます。
気になる価格は、15個入り=$7ほどです。
地元のスーパーのカウントダウンでは、15個入りは$6.29や$6.50とセール価格になっている時もあります。
Infusinonシリーズ
- Herbal Tea Peppermint & Spearmint
- Herbal Tea Camomile With Lemon Honey and New Zealand Manuka Leaf
- Herbal Tea Summer Fruits with New Zealand Manuka leaf
- Green Tea Peach & Passionfruit
- Green Tea Ginger & Lemongrass
ニュージーランドらしい、パッションフルーツやレモングラスなどのフレーバーがあるのも特徴です。マヌカを使用しているのはお土産としてはもちろん、自分で飲む用にも買いたくなってしまいますよね。
ニュージーランドの伝統的な3つのハーブ
マオリが昔から薬として利用してきた伝統的なハーブがあり、Ti Oraは3つのハーブをお茶に使用しています。
Manuka Leaf
ニュージーランドといえば「マヌカハニー」を思いつく方も少なくないかと思いますが、マヌカハニーが採れる木や葉にも薬効があります。
主に胃腸不良に役立つハーブとして親しまれてきたそうです。また、マヌカには抗酸化物質も含まれているため美肌のサポートとしても期待ができます。
Kawakawa Leaf
英語ではペッパーツリーとも呼ばれ、「苦味」を意味します。カワカワは噛むと苦味があるのですが、ハーブの中でも万能薬として使われてきました。
肌荒れなどの傷や歯痛止め、循環器などもサポートするハーブとして人々の生活に根付いていました。
Horopito Leaf
肉料理などの調味料として、ピリッと辛さを足すハーブです。カワカワのハーブと同様、皮膚や歯などの痛みに効能があると言われています。
Oku
100%オーガニックでニュージーランド産の「Oku」は、今注目を集めています。Okuとは、先住民のマオリ語で"belonging to"という意味です。
2010年創業と比較的若いブランドではありますが、メディカルハーバリストで自然療法医でもあるScott Smith氏により進化し続けています。
紅茶の種類は、自分の気になる悩みや体調に合わせて選べます。
- Circulate (デトックス、美肌)
- Relax (ストレス、バランス)
- Kūmarahou (デトックス、美肌)★:ニュージーランド産のKūmarahou
- Digest (デトックス、エネルギーチャージ)
- Pure (デトックス、美肌)★:ニュージーランド産のKawakawa
- Energise (エネルギーチャージ)
- Protect (呼吸器系、免疫)
- Restore (デトックス、呼吸器系、免疫、エネルギーチャージ)ニュージーランド産のKūmarahou、Kawakawa、Manuka
- Manuka (デトックス、免疫)★:ニュージーランド産のManuka
★:ニュージーランドで採れる珍しいハーブを贅沢に使用しているため、特にお土産におすすめです。
価格は幅があり、
- 15個入り= $17.98〜
- 50個入り=$52.98〜
- 30g=$18.98〜
- 150g=$59.88〜
です。
ニュージーランドでは「ウェルビーイング」「マインフドフルネス」など健康を意識した取り組みが個人的にはもちろん社会的にも進んでいるます。そのため、日常生活で健康的なものを選択する人が多いです。
Okuは国民に愛されているハーブであるKawakawaや、Manukaなどニュージーランの自然の恵をたっぷりと使用しています。
2022年にHealth Postが主催した"Best of nartural"のHair&Body部門では、Okuの「Kawakawa&Arnica Balm」が選ばれるなど実力派ブランドです。
健康的で美味しくてだけではなく、堆肥化が可能なティーバッグの素材やリサイクル素材のパッケージを使用して環境にも配慮しています。
まとめ
ニュージーランドでお土産として購入する紅茶は、軽くて賞味期限も長いためおすすめです。15〜20個入りほどのサイズなら、ギフトとして渡しやすいですよね。
日常的にリーフティで紅茶を飲む習慣があまりない方でも、ティーバッグに入っていれば「じゃあ、飲んでみようかな」と試しやすいと思いますよね。
現地のスーパーなら購入しやすく、価格も安価で助かります。
個包装されてないティーバッグをパッケージである箱に直接入れているスタイルには驚きましたが、イギリスなどでも見かけましたから海外では普通なのかもしれません。
今年のお土産は、ニュージーランド産の紅茶を選んでみてはいかがでしょうか。