愛媛県西条市が移住におすすめな理由｜若者が住みたい田舎 全国1位

西条市はどんなまち？

愛媛県の東部、瀬戸内海と石鎚山に囲まれた西条市は、県内第4の人口を有する都市です。温暖な気候に恵まれ、市内には約3000か所もの湧き水が点在することから「水の都」とも呼ばれています。

西条市は農業と工業の両面で発展してきました。はだか麦やあたご柿、春の七草など多様な農作物の一大産地であると同時に、飲料や電気機械などの工場が集積する四国最大規模の工業地帯でもあります。また、由緒ある寺院や温泉など、魅力的な観光資源にも恵まれた都市です。

株式会社宝島社が発行する『田舎暮らしの本』2022年版 住みたい田舎ベストランキングで人口5万人以上20万人未満の部門で3年連続1位に選ばれました。

参考記事：『「2022年版 住みたい田舎ベストランキング」若者世代・単身者部門で全国第1位を獲得しました！｜愛媛県西条市ホームページ』

西条市が住みやすい理由

西条市の魅力は、温暖な気候と豊富な水資源にあります。暑すぎず寒すぎない気候は快適な生活を約束し、名水100選にも選ばれた質の高い水は、なんと水道代が無料というユニークな政策によって市民に提供されています。

コロナ禍においても移住者数は増加傾向にあり、特に若者の割合が高いことが特徴です。新たな移住者が活力あるコミュニティを形成し、さらなる移住の促進に繋がる好循環が生まれています。「住みたい田舎ベストランキング」若者世代部門での全国1位獲得は、その象徴と言えるでしょう。

子育て環境について

子育て支援

西条市では、中学生までの医療費無料化、休日夜間医療の整備、6年生までを対象とした放課後児童クラブの運営など、子育て家庭を手厚くサポートしています。市内8か所の子育て支援センターでは、育児相談や親子交流の場を提供。産前産後には専門スタッフが寄り添い、子育て情報満載の「すくすくファイリングブック」や子育て応援サイト「ハピ♡すく」で最新情報を発信しています。

市全体での待機児童数はゼロに近く、保育料も県内平均より低額に設定されているなど、子育て世代に優しい環境が整っています。

教育支援

西条市の小中学校では、先端的なICT教育が展開され、2018年には「日本ＩＣＴ教育アワード」を受賞しました。遠隔地とつないだ双方向型の授業など、活気ある学習環境の創出に力を入れています。

高校・大学進学の際には奨学金貸付制度を利用でき、4つの図書館は蔵書数・施設ともに充実。中でも22時まで開館している「西条図書館」は、大人にとっても魅力的な存在です。

家賃相場・土地相場

西条市（愛媛県）の家賃相場は、1Rの賃貸物件で平均4.1万円です。

どんな仕事がある？

製造業、農業、林業、商業が盛んな西条市は、特に製造業の集積度が四国一を誇ります。

農業・水産業

経営耕地面積は四国一、水田面積は県内の約25％を占める西条市。全国一の生産量を誇るはだか麦やあたご柿をはじめ、水稲、ほうれん草、きゅうり、アスパラガスなど多彩な農作物の供給基地となっています。

豊かな瀬戸内海に面していることから、伝統の海苔づくりや魚介類の水揚げも盛んに行われています。

就農支援

「就農体験」「短期農業研修」「長期研修」と段階的な支援体制を整えているほか、後継者不足に悩む農家と移住希望者をマッチングする取り組みにも注力。就農に関心がある方にとって、西条市は魅力的な選択肢となっています。

工業

西条市の臨海部には、世界でも有数の大きさを誇る800トンクレーンが3基そびえ立つ今治造船をはじめ、ルネサス セミコンダクタ マニュファクチュアリング、アサヒビール、日本製鉄、クラレ、花王サニタリープロダクツ愛媛など、大手企業の工場が立ち並んでいます。市内全域では、製造業を中心に約2,500もの事業所が操業しており、まさに産業のまちといえるでしょう。

西条市の工業製造品等出荷額は、2019年度の工業統計調査で8,450億円に達しており、これは四国地方でもトップクラスの数値です。市内には大規模な工業団地が形成されており、多くの企業が集積しています。

このように、多様な仕事があるからこそ、平日は会社勤め、週末は農業を楽しむといった柔軟な働き方も可能になっています。

交通利便性は？

愛媛県西条市は、市内に高速道路のインターチェンジが4箇所あり、県都の松山市中心部や松山空港までは車で1時間から1時間30分ほどでアクセスできます。公共交通機関も比較的充実しているため、車を持っていなくても不便なく移動できるでしょう。

お買い物しやすい？

西条市民の日常生活に欠かせない買い物ですが、市内には暮らしに必要な店舗が一通り揃っています。ホームセンターや家電量販店、スーパーマーケット、ドラッグストア、子ども用品店、アパレルショップなど、生活用品から嗜好品まで幅広く購入できます。

また、西条市はアウトドアを楽しむ人が多いことから、アウトドア用品店とカフェが一体となった複合施設もあり、ショッピングを楽しみながらくつろげる空間が用意されています。

西条市の「道の駅」では、地元農家が丹精込めて育てた新鮮野菜を直売しており、旬の味覚を存分に堪能できますよ。

西条市には移住支援制度がある？

首都圏からの移住支援制度の充実

西条市が令和３年１２月末時点で把握している移住者数は、約７５０人に上ります。令和元年度と令和２年度の合計が３５０人ほどだったことを考えると、わずか数年で倍以上に増加したことになります。特筆すべきは、移住者の７割以上が４０代以下の若い世代だということです。

西条市では、大都市圏からの移住者に対し、条件付きで支援金を支給する制度を設けています。こちらは、愛媛県が指定する中小企業への就職が条件となっているため、移住前に詳細を確認しておくことをおすすめします。

至れり尽くせりの移住者希望者向け政策

加えて西条市は、移住希望者のためのワンストップ窓口となる専用施設を開設しています。常駐する「移住コンシェルジュ」が、移住に関するあらゆる相談に一元的に対応するほか、地域住民との交流の場としても機能しているそうです。

さらに西条市では、移住を検討中の方向けに、完全オーダーメイド型の1泊2日プチ移住体験プログラムを用意しています。事前に知りたい情報や訪問したい場所をリクエストすれば、地元在住のコーディネーターが案内してくれるため、西条市での生活をリアルにシミュレーションできます。参加費用は往復交通費や食費を含めて全額西条市が負担してくれるという太っ腹ぶりです。現地では学校や図書館の見学、先輩移住者との意見交換なども可能ですが、ツアー参加後に移住するかどうかは参加者の自由です。

西条市の暮らしを楽しむには？

四季折々の景観や行事を楽しむ

春は「四国の小嵐山」と称される武丈公園をはじめ、久妙寺の桜、法安寺のぼたん、観音堂や長福寺の藤、横峰寺のしゃくなげなど、華やかな花々が目を楽しませてくれます。
夏の訪れを告げる「石鎚山お山開き」や、夜空を彩る「市民納涼花火大会」は、西条市の夏の風物詩として親しまれています。
秋には豪華絢爛なだんじりや御輿、太鼓台が練り歩く「西条まつり」が開催され、西山興隆寺では美しい紅葉が楽しめます。
冬になると石鎚山が雪化粧をまとい、「石鎚スキー場」にはスキーやスノーボードを満喫する人々が集います。

歴史・旧跡・産業観光ルートも魅力がいっぱい

西条市内には、四国八十八カ所霊場の第六十番札所・横峰寺から第六十四番札所・前神寺までの五つの寺院があります。

また、道後温泉、鈍川温泉と並ぶ「伊予の三湯」の一つ「本谷温泉」や、アウトドアオアシス石鎚のすぐそばにある「椿温泉」など、温泉地としても人気を集めています。

鉄道ファンなら必見の「鉄道歴史パークinSAIJO」は四国唯一の鉄道博物館です。そのほか、コカ･コーラ ボトラーズジャパン小松工場、花王サニタリープロダクツ愛媛（愛媛工場）、伝統的な手漉き和紙の製造工程が見学できる東予郷土館など、見て学んで体験できる産業観光スポットが充実しています。

西条市への移住はどんな人におすすめ？

西条市は、移住者を歓迎するさまざまな支援制度を用意しており、特に住宅の確保や就職のサポートが手厚いのが特徴です。工業都市として企業が多く、求人数が豊富なのも大きな魅力と言えるでしょう。子育て世帯には保育料の補助や医療費助成など、手厚い支援策が用意されています。水資源が豊富なため水道代が原則無料なのも、西条市ならではの魅力です。すでに多くの移住者が西条市に根付いているため、先輩移住者とのつながりを通じて、新天地での生活をスムーズにスタートできるはずです。行政の後押しと恵まれた自然環境、充実した生活インフラがそろう西条市は、新しい人生の一歩を踏み出したい方にぴったりの街だと言えます。

 

愛媛県西条市は【全国版】おすすめの移住先：どちらかというと「都会的」なまち（人口10～20万人）、２位に選ばれています。

【全国版】移住先におすすめ！住みたいまちランキング21選！（2024年最新）

まとめ

自治体によって移住者に対して特に力を入れているサポートは様々。
本サイトでほかの自治体に関する移住支援制度や、自治体ごとの特徴について情報収集して納得のいく移住・二拠点生活を実現してくださいね！

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