『ブレイキング・バッド』ジェシー家の所有者、撮影で手にした報酬額を明かす
©Ben Leuner/AMC

世界中で社会現象を巻き起した人気ドラマ『ブレイキング・バッド』のジェシー・ピンクマン(アーロン・ポール)が暮らしていた家の元所有者が、撮影で手にした報酬額を明かしている。

 

ニューメキシコ州アルバカーキに実在するジェシーの家

『ブレイキング・バッド』でジェシーが暮らしていた家はニューメキシコ州アルバカーキに所在し、撮影当時は教師のクリスティン・ブレナンさんが所有していた。映画やドラマシリーズのロケで使用された家を紹介する番組『The House From ...(原題)』に出演したクリスティンさんが、自宅の撮影で支払われた報酬額を公開。「撮影チームが来る必要がある日は1日500ドル、撮影がある日は2000ドルでした。14日間以内の撮影なら、所得税を払う必要はありません。その当時に息子は高校生だったので、息子に車を買ってあげられました。教師の給料では物を買う余裕がなかったのですが、そのお金で息子に中古車を買えました」と回想。撮影の報酬が、家計の大きな助けになったようだ。

しかし、シーズン2の製作中にクリスティンさんが自宅を売りに出すことになり、クリエイターのヴィンス・ギリガンは彼女の決断を喜んでいなかったとのこと。クリスティンさんは、「すでに彼は次シーズンの展開を思い描いていたのに、方向転換の必要があったからです。脚本を書き直さなければなりませんでした。新しい所有者が撮影を許可しない場合に備えて、おそらくジェシーは引っ越しを余儀なくされました。家の買い手が改装を予定していたからです」と説明している。

またクリスティンさんは、その家で母親の80歳の誕生日や、両親の結婚50周年を祝った思い出を振り返り、「この家で過ごした思い出をジェシーのファンと分かち合えることは、私にとって一種の特権です」とも語った。

『ブレイキング・バッド』は、米AMCにて2008年から5シーズンにわたって放送され、2019年にはTV映画版『エルカミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE』も誕生。本家シリーズに登場したソウル・グッドマン弁護士を主人公に描く前日譚スピンオフ『ベター・コール・ソウル』も好評を博し、2015年より6シーズンにわたって放送された。

『ブレイキング・バッド』『ベター・コール・ソウル』の全シーズンは、Netflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:©Ben Leuner/AMC