【トンガ沖火山噴火】被災地に緊急支援を (ピースウィンズ・ジャパン) - Yahoo!ネット募金
寄付の受付は終了しました。
合計で35,525,135円のご支援をいただきました。多くのご支援、ありがとうございました。

【トンガ沖火山噴火】被災地に緊急支援を
(ピースウィンズ・ジャパン)

寄付受付開始日:2022/01/17

  • 領収書あり
[【トンガ沖火山噴火】被災地に緊急支援を (ピースウィンズ・ジャパン)]の画像
トンガの様子(イメージ画像です)

認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2023/01/13

現地団体に調査を開始!
緊急支援に力を貸してください!

2022年1月15日13時10分頃(日本時間)、トンガの首都ヌクアロファの北約65キロメートルに位置する海底火山で大規模な噴火が発生しました。これに伴う地震・津波により、トンガ国内で建物の浸水被害や、国際電話・インターネットの通信障害などが発生しています。

現地は広範囲が浸水し、情報インフラが使用できなくなっていることから、けが人など詳しい被害の状況はわかっていません。
時事通信によれば、トンガ全土に津波警報が発令され、SNS上では津波が建物を襲う様子や、避難する人々の車で渋滞が起きた様子が伝えられ、バヌアツでは最大2.5メートルの津波が報告されたとの情報があるとのことです。

これを受け、ピースウィンズ・ジャパンが運営する空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"は、現地提携団体などからの情報収集を開始しました。
私たちは、たまたまニュージーランドを訪れていたトンガ現地団体の代表と連絡を取ることができました。現地団体代表によると、トンガにいる団体スタッフとは噴火以降連絡が取れておらず、安否もまだ確認できていないということです。

現地団体からは当面のニーズとして、

1.安全な水の確保
(火山灰で家庭用水タンクが汚染された可能性が高い)
2.厚く積もった火山灰の除去作業

が挙げられています。

このようなニーズを受け、皆様からのご寄付は提携団体を通じて、被災地域での食料、水、医薬品、衛生用品、避難所などの緊急支援に活用します。
また緊急支援後は、地域主導の長期的な復旧・復興支援を支援します。

被災地に、皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。

<受付期間延長のお知らせ>
現地はCOVID-19の影響でロックダウンが続いていたため、ロックダウン中に配布が進まなかった物資の配布(離島も含めた)を進めるなど支援活動を継続していますので、寄付受付期間を延長いたします。(2022年7月6日更新)

寄付金の使いみち

皆様からいただいたご寄付は、トンガ沖火山噴火被害の被災地・被災者支援活動に使用します。

・人や動物に対する食料および救急医療用品等の物資支援
・避難所への緊急物資支援
・被災地の復旧・復興支援
・その他被災地のニーズに応じた支援
・支援に伴う事務局運営費

※ピースウィンズ・ジャパン寄付金など取扱規程は下記をご参照ください。
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン寄付金等取扱規程(PDF)

"#トンガ火山噴火"

活動情報

更新日:2023/01/13

ご支援ありがとうございました ─トンガ被災地からの報告─(2023年1月13日)

現地時間2022年1月15日午後5時ごろ、トンガで海底火山の噴火と津波が発生しました。噴火が起こったのは、首都ヌクアロファより北に約65kmの位置にあたる海底火山「フンガ・トンガ・フンガ・ハアパイ」。
この噴火と津波による死者は3名、負傷者は20数名で、噴火による死傷者は最小限に留まったものの、人口約10万5,000人のうち約84%が影響を受けたと発表されています。

ピースウィンズは、350世帯分の支援物資を航空便と船便で4回に分けて現地に届け、多くの物資は無事に支援を必要としている人に届きました。ただし新型コロナウイルスのロックダウン規制の影響で離島への輸送が大幅に遅れ、離島のトゥングア島で43世帯分の配布が遅れていましたが、この物資も配布完了したとの連絡をうけました!

最近の被災地の様子について、噴火から9カ月たった2022年10月に現地で視察と調査を行った、ピースウィンズの関係団体である一般社団法人BULAVITYの代表理事 曽根拓也氏から情報をいただきました。

現地の学生たちと曽根氏(撮影:2022年10月10~17日 場所:トンガタプ島)

●現在のトンガの状況
水や食料などの緊急支援はある程度行き渡っており、ライフラインも復旧していました。
火山灰の撤去に数カ月を要したようですが、滞在時は奇麗になっており、緊急支援のフェーズは脱し、本格的に復興に向かっていることがうかがえました。

建物被害を受けた住民に対する仮設住宅の建設も進んでおり、被害の大きかった離島から本島へ一時避難している住民も多いようです。政府によって移住が必要となった人向けに移住先住居が建設されていました。ただの箱としての"house"ではなく、家具や生活に必要な物資を含めた、家族が生きる場所としての"home"を再建することが政府の方針です。

政府が再建中の移住用住宅(撮影:2022年10月10~17日 場所:トンガタプ島)

●産業への影響
主要産業である農業への被害は甚大で、一時は降灰により作物が全滅したところも多く、また、観光産業へのダメージも大きいようです。

燃えてしまったコーヒーの木とコーヒーチェリー(撮影:2022年10月10~17日 場所:トンガタプ島)

緊急支援の段階で新型コロナのまん延があったためロックダウンを実施したところ、輸入や船の寄港が禁止されてしまい、物資の配給に支障をきたすケースや、復興に遅れが生じているエリアもあるようでした。

噴火直後の灰に覆われたプランテーション(撮影:2022年10月10~17日 場所:トンガタプ島)

●環境・ごみ問題
津波によって運ばれてきた危険な廃棄物、建物のがれきが発生していました。

残されたままのがれき(撮影:2022年10月10~17日 場所:トンガタプ島)

トンガは元来リサイクル能力が限られていることもあり、処理しきれずオーストラリアやトンガタプ本島に送って処理したものもあれば、埋めたもの、燃やしたもの、そのままに放置されているものもあります。もともと国民の環境意識がまだあまり高くなく、ビーチ沿いに大量の家庭ごみがあったり、ポイ捨てをする人を見かけたりすることもありました。

津波によって島の半分が沈んだところや、サンゴ礁でできたもろい構造のために二つに分かれてしまった島もあります。また、地下水の塩分含有量がいまだに高いレベルのエリアがあり、農家では大きな装置があって対応可能な場合もありますが、小規模な住居などではトイレやシャワーの水に塩分が含まれて壊れやすくなるなど問題化しています。

●継続的な支援が力になります
ピースウィンズは、トンガ沖火山噴火のような世界各地で起こる災害や紛争で危機にさらされた人々をへの支援を行っています。

皆さまおひとりおひとりの継続的なご⽀援が、緊急事態への迅速な対応、⻑期的なサポートの⼒になります。
本当に困っている人たちに、本当に必要なものを届けるために、ぜひ「ピースサポーター」として、私たちの活動を支えてください。

ピースサポーターについて詳しくはこちら

大規模火山噴火から間もなく半年、被災した300世帯への支援物資配付が完了(2022年7月6日更新)

PWJは2022年2月から3月にかけて、350世帯分の支援物資を航空便と船便で4回に分けて現地に届けました。物資については、現地の提携団体によるニーズ調査に基づき、被災者が最も必要としている食糧、日用品、清掃用具を隣国フィジーで調達し、輸送しました。

これまでに、提携団体を通じてトンガタブ島へは250世帯分、ハアパイ諸島には48世帯分の計298世帯分の物資を配付(9世帯分は輸送時に破損)。しかし、新型コロナウイルスのロックダウン規制が長期化した影響で、離島への輸送が大幅に遅れ、現在は、トゥングア島の残り43世帯に物資を配付しています。

支援物資を運ぶスタッフ(撮影:2022年3月18~19日 場所:トンガタブ島)
支援物資を受け取った住民(撮影:2022年3月18~19日 場所:トンガタブ島)
支援物資を受け取った島の子どもたち(撮影:2022年3月18~19日 場所:トンガタブ島)
支援物資を受け取った住民(撮影:2022年3月18~19日 場所:トンガタブ島)

今回の支援にあたっては、高齢者、障がい者、母子家庭などの脆弱(ぜいじゃく)世帯に優先的に物資を配付しました。

今後は、残りの物資配付を完了させるとともに、入国制限措置が解除され次第、現地にスタッフを派遣し、モニタリングなどを行う予定です。

大規模火山噴火から間もなく半年。被害に遭われた方々が1日でも早く平穏な日常に戻れるよう支援を続けていきます。

政府の支援が届きにくい離島、トンガタプ島・ハアパイ諸島へ物資を届けることができました。(2022年4月5日更新)

2022年3月4日から2022年3月23日、災害直後から提携しているトンガ現地提携団体(The Tonga Community Development Trust、略称TCDT)を通じて、離島での物資配布が開始されました。

トンガタブ島へは食糧80箱、台所用品などの活用品113セットが既に配布済みであり、清掃道具のセットも順次配布していく予定です。

ハアパイ島へは、緊急事態管理庁の倉庫のスペースが確保でき次第、物資117箱を運搬します。2022年3月22日現在、トンガ王国での新型コロナウイルスの感染者数が累計3,784人となっており、トンガ政府の規制強化のため物資の輸送がなかなか難しくなっていますが、ロックダウン解除後に配布開始予定となっています。

大規模火山噴火から約2カ月以上がたった今、被害に遭われた方々が1日でも早く立ち直れるように今後も支援を続けていきます。

島民に支援物資が手渡された様子(撮影:2022年3月23日 場所:トンガ)
島民に支援物資が手渡された様子(撮影:2022年3月23日 場所:トンガ)

現地から日本の皆さまへ感謝のメッセージが届きました
コロナ禍での感染管理など、さまざまな問題を乗り越えて無事に届けることができたトンガへの物資支援について、連携していた現地団体の職員からの報告と、ご支援・応援をくださったみなさまへの感謝のメッセージを預かりました。ぜひ、ご覧ください。

また、本緊急支援では、多くの方から東日本大震災での思いを重ねた応援メッセージを頂戴しました。応援してくださった皆さまに、改めて感謝申し上げます。

2022年2月14日、トンガに支援物資が到着!(2022年2月21日更新)

2月14日および15日、小型機を使い、トンガのファアモツ国際空港へ支援物資を届けることができました。
動画では、上空から見えた被災状況もお伝えしています。

支援のための機体が日本を出発し、給油のためにフィリピンなど5カ国を経由して13日にフィジーの首都スバの空港に到着するまでの間、日本からフィジーに移動したスタッフは、PCR検査やホテルでの隔離・待機を経て、被災状況や支援ニーズの調査・物資調達などの準備を進めてきました。

支援物資は現地の分配能力を踏まえ「ファミリーキット」とし、食料品や電源不要の家庭用浄水器、新型コロナ感染拡大に備えるマスクや消毒液、子どもが遊べるボール、蚊取り線香などを含めています。
空港敷地内での72時間の検疫の後、現地提携団体を通して、公的な支援が届きにくい離島で被害に遭われた方々へお渡しする予定です。

2022年2月15日に発災から1カ月を迎え、支援活動の様子がNHKニュースで取り上げられました。
- NHKニュース(2022年2月15日)
- NHK総合「ニュースウオッチ9」(2022年2月15日)
- NHK BS1「国際報道2022」(2022年2月15日)

続いて、船便での追加物資支援を予定しています。継続的な支援活動のため、皆様のあたたかい応援をよろしくお願いいたします。

船便用の物資梱包(こんぽう)の様子(撮影:2月16日 場所:フィジー・スバ)

2022年2月8日に緊急支援のためスタッフ3名を派遣(2022年2月7日更新)

ピースウィンズ・ジャパンと空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"は2月8日、スタッフ3名を派遣します。

(撮影:1月26日 場所:トンガ)

トンガは新型コロナの厳しい水際対策を続けており現在はロックダウン中のため、スタッフを隣国フィジーまで派遣。その後は、小型機にて支援物資をトンガ空港まで輸送する予定です。

現地の状況
現地提携団体からの報告によると、水は多くのコミュニティーで安全になってきています。

一方で、食料の安全性と農業への影響が大きく、全約10万人の人口のうちの約6万人に影響を及ぼすと推定。また、家畜を飼育している世帯の約60~70%では、動物が亡くなったり、灰で家畜用の水が汚染されたり、放牧のための水や土地がダメージを受けたりと、何らかの影響を受けています。政府が、漁業や魚を食べることを非推奨としたため、水産業への影響も深刻です。

(撮影:1月26日 場所:トンガ)
(撮影:1月26日 場所:トンガ)

ニーズが高い物資
個人衛生用品/包装されている生鮮食品/応急処置キット/マスク/蚊除け/清掃用品/水容器/ガス調理用具/バッテリー、ライト/瓶やボックス/テーブルや椅子

(撮影:1月26日 場所:トンガ)

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寄付総額
35,525,135
寄付人数
38,257

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  • Vポイント
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Yahoo!ウォレット
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プロジェクトオーナー

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認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

認定NPO法人ピースウィンズ ・ジャパンは、日本に本部を置き、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人々を支援する国際協力NGOです。これまでに世界34の国と地域で活動してきました。

日本国内での社会問題の解決を目的とした活動にも力を入れており、地域活性化や犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動などに取り組んでいます。

医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」を運営し、国内外の災害被災地で支援活動を行っています。

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