読書と足跡 ～読書時間～

野良犬の値段
著者 百田尚樹





新たな知識を求めてこの本と出逢う。
SNSでメールが回ってきた。
誘拐メールである。
たまたま見つけた自分が、SNSで拡散した。
普段は誰からも見向きもされない自分だが、今回のSNSの拡散で注目を浴びる。
イイネをもらい、DMもらう。
明らかに自分は注目されていると言う錯覚に陥る。
これは小説の物語であるが、現実としてこのような人生や価値観を持っている人たちは多いのではないでしょうか?
それだけテレビは、新聞から、SNSへ注目が写っているのである。
それでも本を読む人が好きな人は本を読みを続ける。
さてこの誘拐は事実なのであろうが、単なる伊達なのであろうか、たいていの人がほとんどいたずらだと考える。
誘拐された人たちはホームレス。
なぜそのホームレスを誘拐したのか?
そしてなぜ誘拐するのか?
新聞会社に身代金の要求をする。
それはなぜなのか?
色々と面白い話がどんどんどんどん続いていく。
これが決して悪いことではなく、新たな想像をかきたてる。
リアルの世界ではなく、ファンタジーの世界だからこそ楽しめると言うものがある。
このような世界を味わうことができる、体験できる、共有できることにより人々はまた新しい発想を生んでいくのです。
これが小説を読む醍醐味ではないでしょうか?
そして小説を読むべきことだと考えます。
誘拐犯と身代金でどんどんどんどん話が交差していきます。
どのようなやりとりがあり、どのような結末になろうとも小説の楽しさは変わりません。
ホームレスに対していくらの値段をつけるのか、野良犬の値段となるのです。
世の中にはハッピーエンドを多く求めた物語が多いのも事実です。
それは人を幸せにすると言われています。
ですがハッピーエンドだけではないのも事実です。
人生とは楽しいものであり、厳しいものです。
この物語を、この小説を読むにあたってその人生の楽しみ、人生の楽しさを感じることができればこの小説は世の中に存在価値があると言うことになります。
人間は、社会とはルールの中で生きています。
もちろんルールを守らなければ大勢の人たちが生きにくい社会になってしまいます。
しかしときにはルールを破らなければ新しい文明に出会えることがありません。
すべては破壊と創造で成り立つのです。
新しい創造、新しい未来、新しい世界を作るためには今までの世界を壊すしかないのです。
誰が、何をするのかこれが今後の未来のテーマとなるかもしれません。
この物語はおおよそ想定できる物語でしたがそれでもページをめくる手が止まりませんでした。

誘拐された、みすぼらしい6人の謎の男たち。
前代未聞の「劇場型」誘拐事件が、
日本社会に“命の価値"を問いかける。


突如としてネット上に現れた、謎の「誘拐サイト」。
<私たちが誘拐したのは以下の人物です>
という文言とともにサイトで公開されたのは、
6人のみすぼらしい男たちの名前と顔写真だった。
果たしてこれは事件なのかイタズラなのか。
そして写真の男たちは何者なのか。
半信半疑の警察、メディア、ネット住民たちを尻目に、
誘拐サイトは“驚くべき相手"に身代金を要求する――。
日本全体を巻き込む、かつてない「劇場型犯罪」が幕を開ける!


稀代のエンタメ作家・百田尚樹が、
とうとう「ミステリー」を書いた!


「読書のお時間」「読書週間」「読書会」など読書する機会はたくさんあります。
その時間や機会を活かすかどうかは貴方次第。
「読書ノート」で良し「読書録音」でも良し。
「読むべき本」は人それぞれです。
「知識を深める」為にも読書することを心掛けましょう。
「図書館」でも「本屋」でも良いのです。
「読書をしてあなた自身の足跡を残す」ことがあなた自身の成長や、あなた自身の成功を促すと私は考えます。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか？

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