読書と足跡 ～読書時間～

夢を売る男著者　百田尚樹輝かしい自分史を残したい団塊世代の男。スティーブ・ジョブズに憧れるフリーター。自慢の教育論を発表したい主婦。本の出版を夢見る彼らに丸栄社の敏腕編集長・牛河原は「いつもの提案」を持ちかける。「現代では、夢を見るには金がいるんだ」。牛河原がそう嘯くビジネスの中身とは。現代人のいびつな欲望を抉り出す、笑いと涙の傑作長編。小説家になった気分を味あわせる。お金をもらって。だから、夢を...

野良犬の値段著者 百田尚樹新たな知識を求めてこの本と出逢う。SNSでメールが回ってきた。誘拐メールである。たまたま見つけた自分が、SNSで拡散した。普段は誰からも見向きもされない自分だが、今回のSNSの拡散で注目を浴びる。イイネをもらい、DMもらう。明らかに自分は注目されていると言う錯覚に陥る。これは小説の物語であるが、現実としてこのような人生や価値観を持っている人たちは多いのではないでしょうか?それだけテ...