日清ペットフードの代表商品とも言えるJPスタイル「和の究み」。2020年にペットライン株式会社が日清ペットフードの事業を譲り受けた後も、人気が続いています。
一部に国産原料を使う和の究みは、徹底した安全性審査と品質管理をもとに作られている国産のドッグフードです。
ここでは、そんな和の究みの原材料や安全性の評価、口コミや評判などを調査していきたいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品ランク | Eランク ※S~Fランクは【全285商品】おすすめドッグフードを徹底比較!安全安心な犬の餌は?の記事で比較しています。 |
原材料 | 3.2 |
栄養バランス | 4.4 |
無添加 | 5.0 |
安全性 | 3.0 |
コスト | 5.0 |
内容量 | 700g、1.8kg、3kg ※小粒 1歳からの場合 |
価格 | 968円(700g) 2,072円(1.8kg) 2,980円(3kg) ※楽天参考価格 |
価格/日 | 97円 |
価格/kg | 993円 |
カロリー/100g | 約360kcal |
目的 | 総合栄養食 |
主原材料 | 穀類(小麦全粒粉、米粉、小麦粉、米ぬか、コーングルテンミール、小麦ふすま)、肉類(チキンミール、ミートミール、チキンレバーパウダー)、油脂類(動物性油脂:ビーフオイル、フィッシュオイル:DHA・EPA源) |
タイプ | ドライフード |
対応年齢 | 成犬用 |
原産国 | 日本 |
当サイトは、和の究みをEランクと評価しました。
実際にペットライン株式会社公式サイトのこだわりをじっくり読むとわかるのですが、和の究みは品質・安全性にかなり力を入れていると感じられます。
徹底した検査や管理が行われている商品ので、品質管理については安心できるでしょう。
ただ残念ながら、原材料に使われている一部の食材は、犬にとって最適とは言い難いなと私は感じました。
腸内フローラに配慮してオリゴ糖が使われているのはいいのですが、アレルゲンとなりやすい原料が目立つのが欠点です。
目次
実際に和の究みドッグフードを購入してみました!
では、実際に和の究みをみていきましょう。今回は2023年4月に新しくなった「小粒 1歳から」700gを購入しました。
裏面には、商品の特徴が書かれています。原材料や給餌量は側面です。
次に、パッケージを開封してみます!ジッパーはありません。
ジッパーはないものの、和の究みは小分けになっています。私が購入した700gは100g×7袋・1.8kgは300g×6袋・3kgは500g×6袋です。
小分けになっていると、いつでも新鮮な状態で与えられるのは良いですね。消費量が少ないご家庭でも安心です。
小分け袋を覗いてみると、穀物っぽい香りがふんわりとしてきました。香りの強さはまずまずで、強すぎるということもありません。
何粒か手の平に取り出しました。油のベトっとした感触はありません。
粒のサイズを比較するため、1円玉と私がいつも愛犬に与えているモグワンを、和の究みと一緒に並べました。
和の究みは薄めのコイン型で、直径は約9〜10mmといったところでしょうか。モグワンと比べると、ほとんどサイズは同じくらいかなと思います。
小粒というだけあって、これなら小型犬も問題なく食べやすいサイズです。
和の究みドッグフードの原材料と安全性について評価!
続いて、和の究みの原材料と安全性についてです。ここでは「小粒 1歳から」の原材料と保証成分値をピックアップしてみました。
あくまでも私の基準ではありますが、何を使っているのかよくわからない原料、犬の体に良くない原料は赤色で示しています。
タンパク質 | 23.5%以上 | 灰分 | 9.5%以下 |
脂質 | 13.5%以上 | 水分 | 10.0%以下 |
粗繊維 | 5.0%以下 | 代謝エネルギー | 約360kcal/100g |
今回調査してみて、ペットライン株式会社の商品はどれも品質・安全性ともにかなり優れていることがわかりました。
まずは、和の究みをはじめとする、ペットライン株式会社のドッグフード共通の主な取り組みを以下にまとめてみます。
- 研究開発には獣医師や動物学・栄養学などの専門家が携わっている。
- 原材料ごとに受け入れの基準があり、基準を満たしたもののみ使用。
- 生産拠点の岐阜県多治見市工場はISO22000を取得しており衛生・品質管理を徹底。
- 原材料の栄養成分検査・微生物検査・安全性検査など、完成までに複数の検査を実施。
ペットライン株式会社のフード作りは、工場に届いた原材料を検査することから始まります。
そこで問題のなかった原料だけが実際にペットフードにも使われるわけなんですが、最初の段階から徹底されている様子が公式サイトからもよくうかがえますね。
また、和の究みは劣化しにくいよう小分けパックになっており、香料・着色料不使用で天然由来酸化防止剤を使っているという特徴もあります。
ただ、せっかくここまで完璧とも言える検査や管理をしているのだから、ペットフードに使う原材料のバランスや内容をもうちょっと犬目線で考えてほしいなと私は感じました。
和の究みは、小麦粉・コーングルテンミール・おからなど、食物アレルギーのアレルゲンとなりやすい食品が多く含まれています。
また、ドライフードはすべて高温高圧で製造されているようなので、この時点で素材に含まれる栄養分もかなり破壊されてしまっているでしょう。
仕上げに「素材のうまみたっぷりのパウダーをコーティング」とありますが、このパウダーが一体何なのか?その辺りの具体的な説明もありませんでした。
それと「主原料は国産」でしたが、2023年4月に新しくなってからは「一部の原材料のみ国産」へと変わっています。
国産だからといって必ずしも良いとは限りませんが、その他の原料はどこから仕入れたものなのかわかりません。
ミートミールに関しては、公式サイトの「よくある質問」で「牛肉と豚肉から脂を取り除き乾燥させたパウダー状の原材料」と書かれていました。
説明があるのは良い部分ですが、その牛肉と豚肉の品質グレードまでが書かれているとより安心なのになと感じました。もう少し情報開示がされたら印象が変わるでしょう。
- お腹の調子が安定しない犬。
- アレルギーの心配がない犬。
- とにかくドッグフードを安く抑えたい人。
- 徹底した安全性審査と品質管理のもとで作られたドッグフードを求めている人。
検査や分析が徹底されているので比較的安心ではありますが、全原料の原産地やグレードを開示しているドッグフードに比べるとまだまだといった感じです。
和の究みドッグフードの口コミや評判ってどうなの?
次に、和の究みを実際に利用している飼い主さんの声を集めてみました。
和の究みドッグフードの良い口コミ
和の究みドッグフードの悪い口コミ
和の究みドッグフードの口コミ・評判まとめ
和の究みの口コミを調査したところ、全体的にとても評判のいいドッグフードだなと思いました。
とくに多かったのは「食いつきがいい」「おなかの調子が良くなった」「匂いがきつくない」といった声。中には「アレルギーが良くなった」との口コミもありました。
その一方で「下痢をした」「食べない」という声もチラホラ。
こればかりは体質や好みがあるので何とも言えませんが、愛犬に合うかどうか不安な場合は、まず少ない容量から試されることをおすすめします。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | - | - | - |
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | - | ||
送料 | - | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
どこで和の究みを買うのがもっとも安いのか?公式サイトと大手通販サイトであるAmazon・楽天の価格を比較してみました。
和の究みドッグフードの価格が安いのは楽天!
調査した結果、和の究みの価格がもっとも安いのは楽天であることがわかりました。
ただ、和の究みはホームセンターでも購入することができます。どこで買うのが一番安いのか、ご自身でよく比較された上で購入場所を決められた方が良いでしょう。
また、ペットラインには「ペットラインしあわせマルシェ」というお試し専用の通販ショップがあります。1商品につき1回のみ数百円で購入できるんです。
お試し専用のため、一般的な通販サイトとは利用方法が異なります。ですが「まず試したい」という場合は利用してみるのも賢い方法でしょう。
和の究みドッグフードと私の愛犬が食べているモグワンを比較してみました!
項目 | モグワン | 和の究み (小粒 1歳から) |
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主原料 | 穀類 (小麦全粒粉、 米粉、 小麦粉、 米ぬか、 コーングルテンミール、 小麦ふすま) |
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穀物 | 小麦全粒粉 米粉 小麦粉 米ぬか コーングルテンミール 小麦ふすま |
|
タンパク質 | 23.5%以上 | |
脂質 | 13.5%以上 | |
代謝エネルギー (100gあたり) |
約360kcal | |
内容量 | 700g 1.8kg 3kg |
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価格 | ||
当サイト評価 | Eランク |
私がいつも愛犬に食べさせているモグワンと和の究みには、どのような違いがあるのかを比較してみました。
まず、モグワンと和の究みの2つは、フード自体の特徴が大きく違います。
私は、原材料や製造工程などいろんなことを含めて考えると、原材料1つ1つからこだわっているモグワンのようなドッグフードを愛犬に与えたいなと感じますね。
モグワンは厳選された幅広い食材をバランスよく配合していて、素材の旨味と栄養分が活かせるよう低温調理を採用しているんです。また、余計なアレンジも施されていません。
和の究みも検査を徹底していて、品質・安全性ともに信頼できます。ですが、犬の目線で考えるならば、モグワンのようなフードが理想だなと私は思いました。
とはいえ、愛犬にとって最適・良いフードは個々によって異なります。
どのドッグフードが適しているかを決めるには、愛犬の健康状態やライフスタイルをよく観察したうえで検討するようにしましょう。
和の究みドッグフードの種類と特徴について
犬用の和の究みドライフードには、6つのラインナップがあります。下記に、それぞれの商品名と成分値をまとめました。
商品名 | タンパク質 | 脂質 | 代謝エネルギー (100g中) |
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小粒 12か月まで 子犬用 |
kcal |
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小粒 1歳から |
kcal |
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小粒 低脂肪 1歳から |
kcal |
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小粒 11歳から |
kcal |
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小粒 グレインフリー チキン味 1歳から |
kcal |
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小粒 グレインフリー フィッシュ味 1歳から |
kcal |
和の究みは、ライフステージ別や悩み別で商品を選ぶことができます。
グレインフリー以外の種類は、使われている原料に大幅な違いはないようです。いずれも腸内フローラに配慮した設計になっています。
グレインフリーはその他の種類に比べて栄養価が高めの設計です。フードローテーションをする場合は注意しましょう。
- 超小粒「離乳期~1歳未満の幼犬用」
- 超小粒「1歳からの成犬用」
- 超小粒「7歳以上のシニア犬用」
- 超小粒「11歳以上のシニア犬用」
- 小粒「12ヶ月までの子犬用」
- 小粒「1歳からの成犬用」
- 小粒「7歳から」
- 大粒「1歳からの成犬用」
- 大粒「7歳以上のシニア犬用」
- 大粒「11歳以上のシニア犬用」
- ケア別シリーズ
「皮膚・被毛の健康維持サポート」 - JPスタイルゴールドシリーズ 小粒
「12ヶ月までの子犬用」 - JPスタイルゴールドシリーズ 小粒
「1歳からの成犬用」 - JPスタイルゴールドシリーズ 小粒
「7歳から」 - JPスタイルゴールドシリーズ 小粒
「11歳から」
和の究みドッグフードのQ&A
和の究みドッグフードのレトルトの評判はどうなの?
和の究みドッグフードまとめ
- 研究開発には獣医師や動物学・栄養学などの専門家が携わり安全性を確立。
- 原材料ごとに受け入れの基準があり、基準を満たしたもののみ使用し品質維持。
- 犬の健康にとって不要な香料・着色料不使用。
- 腸内フローラのためオリゴ糖を配合し、お腹の調子をサポート。
- 生産拠点の岐阜県多治見市工場はISO22000を取得していて衛生管理を徹底。
- 「素材のうまみたっぷりのパウダー」はどんなものか説明があれば良かった。
- 一部の食材の産地、グレードなどが不明なのは残念。
- アレルゲンとなりやすい食品が複数使われているのは気がかり。
- 小麦や大豆が体質に合わない場合は控えた方が無難。
和の究みは、検査や分析など品質・安全性を徹底している部分は好印象です。公式サイトでも検査内容や安全に対する取り組みが記載されていて、力を入れているんだなと感じます。
生産拠点の岐阜県多治見市工場はISO22000を取得していることからも、衛生管理に重きをおいているのが見て取れますね。
犬の健康にとって不要な香料・着色料を使わず、腸内フローラのためオリゴ糖を配合しているのも良い部分です。
今回調査してみて、良い部分もあることがわかりました。ですが、原料や食材のラインナップなど気になる部分もいくつかあったんです。
まず「素材のうまみたっぷりのパウダー」をコーティングしているようですが、どんなものか具体的な説明がありません。原料も同様で、産地やグレードなど不明部分が多くあります。
そして、最も気になったのがアレルゲンとなりやすい食品が複数使われていることです。小麦粉・コーングルテンミールなど穀類が多く含まれています。
品質や安全性が優れていても、私は原料や食材のラインナップなどが引っかかります。これらがクリアになれば、今とは全く違う印象のフードになるのになと思いました。
和の究みドッグフードの基本情報
内容量 | 700g、1.8kg、3kg ※小粒 1歳からの場合 |
初回購入価格 | - |
定期購入価格 | - |
通常価格 | 968円(700g) 2,072円(1.8kg) 2,980円(3kg) ※楽天参考価格 |
製造販売会社 | ペットライン株式会社 |
公式サイト | https://www.petline.co.jp |