犬はメロンを食べれるの?どのくらいの量なら大丈夫?注意点を解説!
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犬はメロンを食べれるの?どのくらいの量なら大丈夫?注意点を解説!

甘くてジューシーな果物と言えばメロン。贈り物でいただくとテンションのあがる果物の1つですよね。

そんなメロンを犬も食べていいのか?食べれたとしてもどれくらいの量なら大丈夫なのか?など、ここでは犬とメロンの関係性や注意点について解説していきます。

犬はメロンを食べてもいいの?子犬やシニア犬も大丈夫?

まず結論から言うと、犬はメロンを食べても問題ありません。

メロンに対してアレルギーがなければ、基本的に子犬~シニア犬まですべての犬がメロンを食べて大丈夫です。

メロンの果肉にはとくに中毒症状の出る成分等は含まれていないため、これが犬にメロンをあげていい理由になります。

ただし、犬にメロンを与える際はいくつか注意点があることを知っておきましょう。その注意点を今から解説していくので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

犬にメロンを与える際に注意しておきたい6つのこと!

水分が多いので与える量に気をつける

メロンは水分を多く含んでいます。同じウリ科の果物スイカの水分量が100gあたり89.6gなのに対し、メロンは100gあたり87.9gとやや多めです。

水分を多く含んだものを食べ過ぎるとお腹が緩くなり、下痢や軟便になりやすくなるため注意しましょう。与える量は1日20g程度(果肉のみ)に収めるようにして下さい。

ちなみに、メロンは糖質やカロリーがやや高めです。バナナりんごよりは低めですが、食べ過ぎは肥満の元となります。この辺りも注意しましょう。

ウリ科のアレルギーがある場合は与えない

稀にウリ科の果物や野菜にアレルギー反応を起こす犬がいます。これまで食べ物で何かしらアレルギーを発症したことがある場合は、念のためメロンを与えるのは控えましょう。

もしもメロンに対してアレルギーがある場合は、下痢、嘔吐、湿疹、発疹、皮膚の赤み・かゆみ・腫れなどのアレルギー症状が出ます。様子がおかしいと感じた場合は、すぐにかかりつけの動物病院に相談するようにして下さい。

肝臓や腎臓にトラブルがある場合は控える

メロンは100gあたり約340mgものカリウムが含まれています。とくに路地メロンは緑肉・赤肉ともバナナより豊富です。

そのため、肝不全や腎不全などを抱えている場合は念のためメロンを控えた方がいいでしょう。体内のカリウムを体外に排出しづらくなっているので、負担になる可能性があります。食べさせる際は、かかりつけの獣医師に相談した上で食べさせるようにして下さい。

メロンの皮は与えない

メロンの皮を意図的に食べさせることはないと思いますが、愛犬が誤って食べてしまった!ということもあるかと思います。

基本的に果物の皮は消化に負担をかけてしまうだけなので、食べさせないよう配慮することが何より大事です。万が一食べてしまった場合は、その後の愛犬の様子をしばらく観察し、様子がおかしいなと感じたらすぐに獣医師の指示を仰ぐようにしましょう。

食べ方によっては、腸に詰まって腸閉塞を起こすことも考えられます。この場合は繰り返し嘔吐する特徴がみられます。

メロンの種やわたは与えない

メロンの種やわたも犬にとって消化されにくい部分なので、必ず省いて果肉のみを与えるようにしましょう。

食べさせる時はメロンを小さくカットする

人間用の一口大にカットしたメロンは犬にとって大きいため、噛まずに丸呑みしてしまうと喉に詰まる恐れがあります。必ず細かくカットしたメロンを食べさせるようにしましょう。

【メロンの栄養素】犬にはどんなメリットがあるの?

次に、メロンの栄養素と犬にとってのメリットを紹介していきたいと思います。

栄養素については「五訂日本食品標準成分表」を参考にしています。温室メロン100gあたりですべて計算されています。

消化酵素「ククミシン」が含まれている!

エネルギー 42kcal 灰分 0.7g
水分 87.9g 灰分飽和脂肪酸 0.03g
タンパク質 1.1g 不飽和脂肪酸 0.04g
脂質 0.1g コレステロール 0
炭水化物 10.3g 食物繊維 0.5g

メロンには、タンパク質分解酵素である「ククミシン」が含まれています。ククミシンは肉や魚などのタンパク質を分解し、食物の消化吸収を助ける役割があります。

ただし、ドッグフードや手作り食にメロンをわざわざトッピングする必要はありません。

神様
メロンを食べると喉がイガイガしたり舌に違和感を覚えるのは、このククミシンの影響によるものなんじゃ。

ビタミンCや葉酸がバランスよく含まれている!

カロテン 33μg ビタミンB6 0.10mg
ビタミンE 0.3mg 葉酸 32μg
ビタミンB1 0.06mg パントテン酸 mg
ビタミンB2 0.02mg ビタミンC 18mg
ナイアシン 0.5mg

メロンはビタミンCが豊富です。温室メロンは100gあたり18mgですが、路地メロンは緑肉も赤肉も100gあたり25mgも含まれています。

私たち人間にとっては毎日摂取しておきたいビタミンC。しかし、犬はビタミンCを体内で合成することができるため、積極的に補給する必要はありません。

ただし、合成能力が低下している犬(病気や老齢の犬、膨大なストレスを抱えている犬など)はビタミンCが足りていません。メロンを1日20gほど食べさせることは良い方法と言えるでしょう。

筋肉の強化に欠かせないカリウムが含まれている!

ナトリウム 7mg マグネシウム 13mg
カリウム 340mg リン 21mg
カルシウム 8mg 0.3mg

メロンにはカリウムが豊富に含まれています。とくに路地メロンは緑肉・赤肉ともバナナより豊富です。

カリウムは摂取し過ぎると高カリウム血症を引き起こす恐れもあるため注意しなければなりませんが、適度に食べることで筋肉の強化や血流の改善が期待できます。

先ほども述べたように、肝臓病や腎臓病(腎不全など)を抱えている犬にメロンを与える場合は、かかりつけの獣医師に相談した上で食べさせるようにして下さい。

犬にメロンパンやメロンジュースを食べさせてもいい?

フルーツのメロンは、これまでお伝えした内容をきちんと守れば犬も食べられます。しかし、メロンを加工した人間用の食品は飲ませない・食べさせないようにしましょう。

例えば「メロンパン」。愛犬が欲しそうにヨダレを垂らしていても、犬が食べるべき食品ではないので与えないようにして下さい。

そもそも犬の体は炭水化物を消化しづらく、さらにメロンパンに含まれる砂糖や塩を摂取し続けることは肥満や病気を誘発してしまうだけです。どんな理由であれ犬にはメロンパンを与えないようにしましょう。

そして「メロンジュース」。一般的なメロンジュースには甘味料や着色料など何らかの添加物が入っているため、そもそも犬に飲ませること自体好ましくありません。

逆に添加物が一切含まれない100%のメロンジュース、あるいは私たちがメロンを食べた時に出たメロン果汁なら、犬が一口舐めても大丈夫です。

まとめ

犬はメロンを食べてもOKですが、好きだからと言ってわざわざ毎日食べさせるべき果物でもありません。これが飼い主さんに心得ていただきたい、犬とメロンの付き合い方です。

基本は、ちゃんと栄養のあるご飯を食べさせてあげることです。おやつや果物選びに集中するのもいいですが、まずはベースとなる食事をしっかり管理するようにしましょう。

その上で、メロンをたまに食べさせるくらいに留めておくといいですね。メロンが嫌いな犬に無理やり食べさせる必要もありません。

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