ニキビの悩みは皮膚科を受診
市販薬で済ませず相談しよう
ベルクリニック川崎院
(川崎市川崎区/川崎駅)
最終更新日:2023/12/14
- 保険診療
- 自由診療
思春期にできることが多いため、「青春のシンボル」ともいわれるニキビ。つい軽く考えがちだが、実は医学的には「尋常性ざ瘡」と呼ばれる、れっきとした病気。大人になっても症状が続いたり、20代になって初めてニキビができることもあり、年代を問わず悩んでいる人は多いのではないだろうか。川崎駅・京急川崎駅から徒歩1分とアクセスの良い立地にある「ベルクリニック川崎院」では、塗り薬や飲み薬などの保険診療を中心に、レーザー治療やケミカルピーリングといった自由診療による治療にも対応。初期のニキビから難治性のニキビまで、症状や患者の希望に合った治療を提案している。「ニキビ痕を残さないためにも、なるべく早い段階で専門家の診察を受けてほしい」と話す津田聡院長に、ニキビ治療について解説してもらった。
(取材日2023年10月20日)
目次
ニキビは進行すると痕が残ることも。早めの受診がきれいな肌を取り戻すための鍵に
- Qニキビの原因や種類について教えてください。
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A
ニキビは正式には尋常性ざ瘡と呼ばれる、毛穴に生じる炎症性疾患です。皮脂の分泌が多すぎて毛穴の出口が詰まり、毛穴の中に皮脂がたまってしまうことから始まります。この状態を「面皰(めんぽう)」といい、毛穴の先が閉じている「白ニキビ」と毛穴の先が開いている「黒ニキビ」があります。その後、面皰に炎症が生じると赤ニキビと呼ばれる「赤色丘疹」となり、黄色ニキビと呼ばれる「嚢胞」へと進行していきます。さらに悪化すると、毛穴が壊れて膿の袋ができる「嚢腫」や、硬く盛り上がった「硬結」のようなしこりを形成することもあります。ニキビが長引くと、炎症が治まった後に赤みや黒ずみ、凸凹などのニキビ痕が残ることもあります。
- Q市販薬を使っていますが、なかなか改善が見られません。
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A
初期のニキビであれば、市販薬でも改善が期待できるかもしれません。ただ、先ほどお話ししたように、ニキビは進行状況によって種類が分かれていますので、ニキビの現在の状況・種類に合った薬剤を選ぶことが大切です。とはいえ、患者さま自身が多数の市販薬の中から適切なものを選ぶのは難しいと思います。まずは皮膚科の医師の診察を受け、ニキビの状況を正しく診断してもらうことをお勧めします。また、背景にアトピー性皮膚炎など他の病気が隠れていたり、肌の乾燥やスキンケアの方法、生活習慣がニキビの悪化の要因になっていたりすることもあります。市販薬を使用しても改善が見られない場合は、早めに皮膚科の診察を受けましょう。
- Qこちらで受けられるニキビ治療について教えてください。
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A
基本的には保険診療からスタートし、アダパレン製剤や過酸化ベンゾイル製剤、抗菌薬などの塗り薬・飲み薬を使って治療していきます。また、毛穴にたまっている皮脂を針で穴を開けて押し出す「面皰圧出」という処置を行うこともあります。保険診療を行っても改善が見られない場合や、「3ヵ月後の結婚式までにどうしても治したい」といったご要望がある場合には、自由診療のレーザー治療や、ケミカルピーリングなどをご提案しています。保険診療と自由診療の両面から包括的なニキビ治療を提供できる点が当院の強みと考えています。
- Qニキビの治療はどのくらい続ける必要がありますか?
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A
一般的に皮膚科でよく使われているニキビの塗り薬は、最低でも半年、長いと1年から1年半、使用を継続することで効果が期待できるとされているものが多いですね。塗り薬を毎日続けることは大変ですが、お肌のターンオーバーには一定の周期がありますし、肌質の改善にもそれなりに時間がかかります。中には通院が途切れてしまい、症状が再び悪化して再受診される方もおられますが、できるだけ早期に治療を開始して長期間継続することで、ニキビの再燃やニキビ痕の予防が期待できます。処方された薬をきちんと塗り、定期的な通院を続けて良い状態をキープしていきましょう。
自由診療費用の目安
自由診療とはレーザー治療/1万8000円~、ケミカルピーリング/4000円~