マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
国立病院機構大牟田病院(福岡県大牟田市)で身体に障害のある入院患者への虐待が発覚した問題について、福岡県では9人に対する計14件の虐待が認定されたと発表。看護職員や療養介助員ら4人が関与していたことも明らかにされました。福岡県では今後、自治体に提出された改善計画や病院が設置した第三者委員会の再発防止策が適切に実施されているかを病院に出向いたうえで確認します。
国立病院機構大牟田病院(福岡県大牟田市)で身体障害のある入院患者への虐待が発覚した問題で、県は9人に対する計14件の虐待が認定されたと発表した。看護職員や療養介助員ら4人が関与していたことも明らかにした。
14件の内訳は、▽患者の陰部や胸などに接触したり、入浴や車いすの移乗の際に胸を掴んだりするなどの性的虐待が6件▽患者の頭部を強く叩いたり、首元をつかんで引きずって移動させるなどの身体的虐待が4件▽ベッドを揺さぶり、大声で威嚇するなどの心理的虐待が4件-。
県は今後、自治体に提出された改善計画や病院が設置した第三者委員会の再発防止策が適切に実施されているか病院に出向いて確認する。実施されていなければ、障害者総合支援法に基づく勧告などを行う。
また、従業者らへの虐待研修の実施や通報体制の整備など虐待防止に向けた取り組みを徹底するよう、県域の障害福祉サービス事業所などに文書を出す。
出典: 医療介護CBニュース