初心者が Unityをはじめる方法を説明します。
ほかの解説動画はこちら。
- Unityとは
- Unity Hub ダウンロード
- Unity Hub からアカウント作成、Editorダウンロード
- Learningで使い方を学ぶ
- 保存先フォルダの変更
- 3次元立体に、動画をはりつけてみよう
- バーチャルカメラで3次元のなかを動く
- 日本語化
- LEGO Learning Project をやってみよう
- 解説動画の作り方
Unityとは
- Unity は、3次元グラフィックスをつかったゲームや教材など様々なコンテンツを開発、公開、販売ができる、ツール・素材・サービスの集合体です。
- 開発ツールはOSごとに異なります。ユーザーアカウントは、Webサービスで共通です。それらを UnityHub というアプリで管理しています。
- Unity をはじめるには、まず、(1)UnityHubをインストールする。(2)アカウント登録しログインする。(3)Unity Editor などのツールを、UnityHub経由で取得する。という手順を踏みます。
種類 | 内容 | |
Unity | サイト |
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Unity Hub | アプリ |
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Unity Editor | アプリ |
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以下の資料を参考にしました。
- Unity - Qiita
- Unity ゲーム・・iOS, AndroidはPro版で有料みたい
- デスクトップ版個人開発は無料 。ダウンロードはこちら
Unity は、mouse E10 のような1万5千円のノートPC(販売終了)でも動きます。ただ、C ドライブが小さい格安ノートだと、SDカードをつかって、Cドライブを増やし、インストール先を変更するほうがよいです。古いパソコンだと描画性能不足でインストールできないかもしれません。
Unity Hub ダウンロード
- 完了すると、Unity Hub が開き、(1)アカウント作成 (2)サインイン (3)UnityEditor ダウンロード画面になります。
Unity Hub からアカウント作成、Editorダウンロード
- Unityアカウントを作るには、メールアドレス、パスワードが必要です。Googleアカウント、Facebookアカウント、Apple IDでもかまいません。
- アカウント作成したら、サインインし、Editor (Unityの開発環境)をダウンロードします。Mac だと M1 CPU用と、Intel CPUがあります。
Learningで使い方を学ぶ
- Unity Editorをダウンロードしたら、Unity Hub >NewProject から、lerningプロジェクトをダウンロードして使い方を勉強しましょう。
- 左の Learning からいろんな教材をダウンロードできます。実際のEditor上で操作が学べます。
- 2D Platformer は簡単な横スクロール型のゲームサンプルです。FPS Microgame やLEGO Microgame は3次元のゲームです。「Tutorial」をひらき、右下の「Start」をおすと、実際のエディタでどう操作するか順番に教えてくれます。操作を間違えると次に進めないので、必ず理解できるでしょう。
- プロジェクトを保存したフォルダが読み書き禁止になっていた場合、Learningが次に進めなくなることがありました。フォルダのセキュリティ設定(右ボタンプロパティ)でフルコントロールに設定しましょう。
保存先フォルダの変更
mouse E10 のように C ドライブに空きがないパソコンの場合、 Unity Hubの保存先を別のドライブに変更しましょう。
- Unity Hubの歯車ボタンをクリックします。
- 「Projects」
- プロジェクトの保存先フォルダを設定します。
- 「Installs」
- Unity Editor の保存フォルダを設定します。
3次元立体に、動画をはりつけてみよう
もっとも簡単なプロジェクトをつくって動かしてみましょう。
- UnityHub Project 右上の「NewProject」をクリック
- 「3D Core」を選ぶ。
- 名前をつけて
- 「CreateProject」。これでEditorが開きます。
- Editorにアクセスを許可。空のプロジェクトが起動します。
- メニュー「GameObject(ゲームオブジェクト) > 3D Object(3Dオブジェクト) > Cube(キューブ)」
- Cube の「Scale(スケール)」を「X16 Y12」に変更。Cubeの大きさが4:3のスクリーンに変わります。
- なんでもよいので、外からMP4動画をドラッグ。9VAeのサンプルでもかまいません。(1) 9VAe「ヘルプメニュー>練習用>カニとたたかう」(2) ファイルメニュー「動画出力」でMP4動画を作成できます。
- 下にはいった動画をドラッグして Cube に重ねる。これで、Cubeの表面が動画になります。
- Cubeの「VideoPlayer」の「WaitForFirstFrame(最初のフレームを待つ)」をOFF、「Loop(ループ)」をONにしましょう。
- Playボタンで、再生するはずです。
- 動画の上下左右が反転しているので、Scale(スケール)の「X」を -16 、「Y」を-12にします。
- Playボタンで、再生してみましょう。
UnityEditorの左側が、プロジェクトの構造をあらわすリスト(ヒエラルキー)でここに部品が並びます。部品を選ぶと、右側に部品の属性(インスペクター)が表示されます。下は素材(プロジェクトフォルダの中にあるファイル)です。
バーチャルカメラで3次元のなかを動く
Cinemachine バーチャルカメラで、Cubeに貼り付けた動画を、遠くから近づいてみてみましょう
- UnityEditor > Window(ウィンドウ) > PackageManager(パッケージマネージャ)
- 左上 Packages:(パッケージ) を「Unity Registry(レジストリ)」に変更
- 右上の検索窓で「Cinemachine」を検索
- Cinemachine を選びます
- Install(インストール)
- 右上「X」で閉じます
- GameObject(ゲームオブジェクト) > Cinemachine > Virtual Camera でバーチャルカメラを入れます
- GameObject > Cinemachine > Dolly Track with Cartで Cart(台車)とTrack(レール)を入れます
- 左の Dolly Track を選びます
- WayPoints 0(レールの開始点)、1(レールの終了点)のZ座標をそれぞれ「-50」「10」に変更します。これで、より遠くから接近するようになります。
- Looped にチェックをいれます。これでレールの上を台車が往復します
- DollyTrack の Position(位置) Y を「-6」にします。これで、レールがスクリーンの一番下を通り抜けることになります。
- 左の CM vcam1 を選びます。
- Follow を、「Dolly Cart」 に設定します。これでカメラが台車といっしょに動きます。
- Look at を「Cube」に設定します。これでカメラが自動的にスクリーンをみるようになります。
- 左の DollyCart を選びます。
- 「Speed(速度)」を「5」に設定します。
- プレイボタンでカメラの映像をみてみましょう。下のようになりました。もし動かなかったら、CM vcam1 の「Body」の右側の設定が「Transposer」になっているか確かめてください。
これは9VAeの動画クリップをはりつけた例ですが、同様にして、いらすとやのイラストなども貼り付けられます。shader を Sprite/default にすると外側が透明になります。
日本語化
Unity Editor > Edit > Preference で言語指定するのですが、その前に、UnityHub で、日本語を追加しておく必要があります。また、一部しか日本語化されません。
- UnitiHub >歯車ボタン
- Appearance
- 「日本語」に変更
- Xで閉じます
- インストール(Installs)
- 歯車ボタン>モジュールを加える(Add Modules)
- 「日本語」にチェック
- インストール(Install)
- Unity Editor を起動。 Edit > Preferences
- Languages
- 「日本語」に変更
- Xで閉じます
LEGO Learning Project をやってみよう
3次元空間での物体の作り方は独特です。Learningで実際に操作して練習するのがわかりやすいです。
- UnitiHub >プロジェクト(Project)
- 新しいプロジェクト(NewProject)
- 使い方を学ぶ(Learning)
- LEGO Microgame
- プロジェクトを作成(Create Project)。はじめて作成する場合、テンプレートのダウンロード、年齢の確認などが求められます。
- Load tutorials
- 右側の「Start」で開始します。最初にゲームを実際に操作します。
- プレイボタンで、ゲームスタート。キー操作でキャラクタを操作できます。スペースでジャンプします。
- このゲームは、最初はクリアできないようになってます。「Next」ボタンを押していくと、ゲームをつづけるために、プレーヤーの速度をあげたり、空中に橋を設置したり、そのために、物体の配置や、3次元での視点変更などの操作を順番に練習していきます。Unity の使い方がわかると、ゲームがクリアできるようになっています。
内容:
- Unityとは
- Unity Hub ダウンロード
- Unity Hub からアカウント作成、Editorダウンロード
- Learningで使い方を学ぶ
- 保存先フォルダの変更
- 3次元立体に、動画をはりつけてみよう
- バーチャルカメラで3次元のなかを動く
- 日本語化
- LEGO Learning Project をやってみよう
- 解説動画の作り方
解説動画の作り方
この記事のひとコマ解説GIFは、フリーソフト9VAeきゅうべえで作成しています。
9VAeきゅうべえのダウンロード
- Win / Mac / Linux /ラズベリーパイ:無料ソフトでアニメを作ってみよう - Qiita
- iPad / iPhone:9VAeDanga (Apple)、9VAePro (Apple)
- Android / Chromebook:9VAeきゅうべえAndroid版(Google Play)
- Amazon Fire : 9VAeきゅうべえFire版 (Amazon)
- 9VAeのボタン説明
- 9VAeきゅうべえで、キャプチャー画面に、矢印や説明を加え、ページに「ひとコマ」設定するだけで作れます。
- Youtube動画より短く、キャプチャー画面の羅列より見やすいのが特長です。
- FFmpeg を使って Youtube 動画にすることもできます。
画面キャプチャ方法
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アルバム> スクリーンショット |
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スクリーンショット |
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キャプチャ画像から解説動画の作り方
アニメGIF、動画出力
- 「ファイルメニュー>アニメGIF出力」または「動画出力」で、好きなサイズのアニメGIF または MP4動画 が作成できます。
Win / RaspberryPi / Linux版 でMP4動画を作るには FFmpeg が必要です - スマホの場合、端末内の「9VAe」フォルダの中に出力されます。フォトアプリで、「端末内の写真>9VAe」で見ることができます。
- アニメGIFは、背景を透明にできます。音がいれられません。
- MP4動画には音が入れられます。Youtubeに投稿できます。Youtubeに投稿する場合、1秒30コマ、高さ720 または 1080 で出力するとよいでしょう。
9VAe は素材動画が作れる無料アプリ
- 9VAeきゅうべえを使えば、オリジナルの素材動画が簡単に作れます。
- Openclipart や FreeSVG などフリーのSVGイラストをつかって動くキャラクタが作れます。
- 動画編集ソフトで動画に合成できます。
OS |
9VAeで作成する素材動画 |
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連番PNG または MP4 |
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GIF または MP4 MP4 |
作り方
- 9VAeで長いアニメを作ることもできます。以下をご覧ください。
9VAeきゅうべえに関する質問
- 9VAeに関する質問(Yahoo知恵袋)
- よくある質問(Qiita)
- 本記事の文章、図、アニメは複製自由です。教材、解説記事にご利用ください。