Mac に 複数バージョンの MacOS をインストールする方法 - dnjiro’s 9VAe blog

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Mac に 複数バージョンの MacOS をインストールする方法

Intel Mac に複数のパーティションを作成し、複数のバージョンのOSを入れる方法を説明する。M1 Mac ではできないみたい。パーティションの操作を失敗すると、起動できなくなったり、Macを完全に初期化しないといけなくなったりするので注意。

Intel Mac

  • ディスクユーテリティを使って、パーテイションをわけておけば、複数のOSをインストールできる。

パーティションの作り方

  • 複数のOSを入れた場合、一番新しいOSでパーティション作成しないと、起動できなくなる可能性があるので注意。
  • アプリケーション>ユーティリティ>ディスクユーティリティ
  • 左側にディスクやドライブが階層的に表示される。
  • パーティションを作りたいディスクのルートを選び、上の「パーティション」を実行
  • 下の「+」でパーティションが追加できる(まだ処理していない)
  • 区別しやすい半角英数の名前をつけておく。Xcode を入れるならサイズは150GB必要。
  • フォーマットは「OSX拡張(ジャーナリング)」だとあとからサイズ変更できる。「exFAT」にするとWindowsから読み書きできるがパーティションの位置が固定になる。「MSDOS(FAT)」は4GBより大きいファイルが作れないのですすめない。
  • 「適用」ボタンでパーティション作成が実行される。再起動してパーティションができたかどうか確認。

インストール用USBメモリを作る

  • こちらのやり方で、インストールUSBを作成。何回も失敗したが、El Capitan のインストールUSBは作成できた。El Capitan OS上では他のOSのインストールUSBも作れた。
  • インストールUSBをさしこみ、Optionキーを押しながら再起動すると、ISBメモリから起動できる。
  • OS をインストールした後は、アップルメニュー>システム環境設定>起動ディスクで起動するOSを切り替えられる。
  • Big Sur 以降をいれると、パーティションが APSF になる。APSFは、El Capitan、High Sierra  から起動ディスク変更ができない。Optionキーを押しながら再起動すると切り替えできる。
  • El Capitanから Catalinaには VerUpできない。いったん Mojaveにする必要あり。

この方法で、Intel Mac には、複数バージョンのOSをいれることができる。バージョンがあがると、どんどん遅くなる。AndroidStudio は El Capitan がはやい。

M1 Mac

Macの初期化(パーティションの削除)

  • 起動切り替えは、Optionキーではなく「電源ボタン」の長押し
  • オプション>ユーテリティ>ターミナルを起動
  • resetpassword と入力して実行
  • メニューで「Mac消去」に切り替えて、Mac消去を実行。完全に初期化する
  • そのあと、インストール用USB を実行すれば、Big Sur / Monteley を再インストールできる
  • バックアップせずに再インストールした場合、オプション>ユーテリティ>ターミナルから、cp コマンドで消去される前のデータをUSBメモリーにコピーできる。各パーティションUSBメモリには、/Volumes/ドライブ名 でアクセスできる。

Rosetta のインストール

  • OS再インストールでは Intel アプリを動かすのに必要な Rosetta がインストールされない。AndroidStudio を実行するには、adbがM1対応していないためRosettaが必要。ターミナルで以下のコマンドを実行し「a」を入力してインストールする必要がある。
softwareupdate --install-rosetta

 

Windowsとファイル共有

  • データ共有用にパーティションを作成するには、exFAT にするとよい。FAT32だと、4GB以上のファイルが作れないため、空きがあるのに容量不足エラーが出る。(最近のM1 Mac では、exFATにしておくと、ファイルコピー時にシンボリックリンクしかコピーしないようだ。処理が速いがWindowsから中身がみえないことがある。4GB以下のファイルしかいれられないが、FATのほうがよいかも)
  • ドライブを右ボタンで選択し、右ボタンメニュー>情報を見る>「共有フォルダ」にチェックをいれると、アップルメニュー>システム環境設定>共有>ファイル共有にドライブが追加される。「オプション」をクリックし>Windowsファイル共有で、ユーザーパスワードを設定する

その他

  • macOS は新しくするほど応答がおそくなる。Androidアプリをつくる AndroidStudio を Intel Mac で動かすなら、 El Capitan がはやい。
  • iOSアプリをつくる Xcode は、新しいOSにしないと最新版がいれられない。iOS15 対応アプリをつくるには、Big Sur 以上の Xcode にしないといけない。iOS 15.4 なら、Monterey の Xcodeが必要。
  • Xcode のバージョンをあげるときに、ディスクの空きが 100GB ぐらい必要。
  • El Capitanから Catalinaには VerUpできない。いったん Mojaveにする必要あり。