UGM192 + BIAS FX 2編 vol.15
オリンピックは終わった後は甲子園があって、その次はパラリンピックもあって、9月にはドーハで世界陸上…。
スポーツ界は大きなイベントがいっぱいりますけど、音楽業界は…..今週末はフジロックですね。
もうちょっと楽しみたいですよね~、でもこの暑さでフェスに行ったら熱中症もこわいですけど。
DAWで使うならオートメーションも試してみる?
今まではリアルタイムに演奏する時や、演奏した後の音作りにフォーカスを当てて紹介してきましたが、最終回の今回は録った後のBIAS FX 2をDAWの再生と共に変化させるオートメーションを加えて、サウンドにアクセントをつけることを試してみようと思います。
オートメーションの設定方法は使っているDAWによっても違いがあるので、その辺の詳細な部分は各DAWのマニュアルを参考にしてみてください。
何をオートメーションに使うか?
アンプを使ってレコーディングした場合は、エフェクトの切り替えやゲインの調整は演奏しながらリアルタイムにレコーディングします。
しかし、BIAS FX 2を使っている場合、プラグインとしてギターをレコーディングしたトラックに適用しているので、途中でエフェクターを切り替えたり、パラメーターを調節したり、ワウをかけることもできます。
タイミングが重要なエフェクトの場合はこの手は有効ですね。
わかりやすくワウにかけてみる
こんなようなアンプのセッティングを使用したトラックを用意しました。
※ ワウはルーティングされていますがオフになっています。
これにオートメーションでワウをかけてみようと思います。
まずはワウをオンにして、ワウを右クリックするとこのようなメニューが表示されます。
“Automation”を選択すると、どのパラメーターにどのMIDI CC#を割り当てるか決定する画面が表示されます。
実際のオートメーションの書き込み方はDAWによってもことなりますので、それぞれのDAWのマニュアルを参照してください。
ProToolsの場合、ペンシルツールを使用して自分で曲線を描くことができます。
まず三角波で書いたもの。
上に行くとワウが開いていく設定になっています。
次にフリーハンドで適当に描いたもの。
何となく自分だったら…なムラを作りつつ書いてみました。
あとは、気に入るまで修正したら、何回でも同じクオリティで再現できるのはいいですね。
そして、MIDI CCでコントロールしているので、外部のコントローラーでの入力も可能ですね。
まとめ
今回は、ワウを使ってやりましたが、BIAS FX 2上のどのパラメーターにでもアサイン可能なので、MIDIコントローラーで後からオートメーションデータを書き込むのも面白いかと思います。
今まで、楽しく連載させていただいていたこのコラムですが、今回で最終回となります。
今後はもう一つの方の連載、そしてYoutube Liveで皆さんのお目に掛かることができます。
楽しく音楽を作っていくための情報を発信していきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。