Q:Serato DJ Proの動作が安定しません。
A:Serato DJ Proの動作が不安定な場合、「database V2」ファイルを再構築する必要があります。以下の操作をお試しください。
次のような症状が出ている場合、「database V2」ファイルの再構築が有効です。
- 「再生済み」ファイルが保存されない
- 起動時に毎回ID3タグが再読される、など…
注意:「database V2」ファイルを再構築することにより、Serato DJ Proのプレイリストやクレートの情報や曲は保持されますが、それ以外の曲はすべて削除されます。
そのためSerato DJ Pro内にあるファイルは、すべてクレートに保存する必要があります。必ず以下の「ファイルのバックアップ方法」の操作を行なってから「database V2」ファイルの再構築を行ってください。
ファイルのバックアップ方法
- Serato DJ Proを起動します。
- 新しくクレートを作成し、任意の名前をつけます(本記事では「BACKUP_ALL」とします)。
- クレートリストの上部にある「全て…」を選択し、メインライブラリーを開きます。
- メインライブラリー内を全選択します(全選択のショートカットコマンドは、Macの場合は「⌘ + A」、Windowsの場合は「Ctrl + A」です)。
- 選択したファイルを、先ほど作成した「BACKUP_ALL」クレートにドラッグ&ドロップします。これで「BACKUP_ALL」クレートにライブラリーのすべての曲が含まれます。
- Serato DJ Proを終了します。
これで、バックアップ完了です。
database V2ファイルの再構築方法
- 「_Serato_」フォルダーを開きます。
- Mac:ホーム / ミュージック 内の「_Serato_」フォルダー
- Windows:マイミュージック 内の「_Serato_」フォルダー
- 念の為、「_Serato_」フォルダー内の「database V2」ファイルの名称を「database V2 backup」に変更します。外付けハードディスクがある場合は、その中に「_Serato_」というフォルダーがあり、その中にも「databaseV2」ファイルがあります。これらのファイルにもこの名称変更を行います。
- Serato DJ Proソフトウェアを再起動します。元の「database V2」ファイルの名前を変更したため、Serato DJ Proはそのファイルを見つけることができず、自動的に新しいファイルを作成します。クレートに入っているすべてのトラックがこのファイルに記録されます。先に作成した「BACKUP_ALL」クレートの中にはすべてのファイルが含まれていますので、これらは新しい「database V2」ファイルに追加されます。
以上で「database V2」ファイルの再構築操作は終了です。
Serato DJ Proソフトウェアの起動・動作に問題が無い場合、バックアップ用に作成した「BACKUP_ALL」クレート、及び「database V2 backup」ファイルを削除してください。クレートを削除しても曲ファイルは保持されます。