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LED電球が普及した今、照明器具をLEDに交換したいと考えている人も多いのでは? ただし、LEDへの交換は工事が必須という印象があって、まだ手を出しにくいと感じていないでしょうか。
実は、種類によっては工事不要で比較的手軽にLEDに交換できるものもあります。
今回は「丸形(「丸型」と表記することもあり)」に特化して、工事不要で交換できるLEDや、交換時の注意点などを紹介します。
丸型蛍光灯をLEDに交換するのは難しい?
蛍光灯を点灯させるための取付器具と、LED照明を点灯させるための取付器具は別物です。そのため、以前は蛍光灯からLED照明に交換したい時には、取付器具の交換工事が必要でした。
しかし今では、専用のコネクターを使えば工事をせずにLED照明が使えるようになっています。また、コネクターはランプに付属している場合が多いです。
■まずは形と始動方式が照明器具に対応しているか確認!
まず、照明器具の「形」と「始動方式」をチェックしてください。
「形」とはパッケージに「30形」などと書かれているもので、これは蛍光灯の大きさを示しています。
また丸型蛍光灯の場合、灯りをつける始動方式が「グロースタータ式」「ラピドスタート式」と「インバーター式」があります。この形と始動方式に対応した丸型LEDを買えば、問題なく取り付けられるはずです。
■丸型スリムの蛍光灯でもLEDに交換できる
蛍光灯の品番の頭文字に「FHC」と表記されていれば、丸型スリムの蛍光灯となります。
LEDに交換する時には、FHCに対応しているLED照明を購入する必要があるため気をつけてください。対応している場合は、パッケージの目立つところに記載されていることが多いです。
丸型LEDの選び方
丸型蛍光灯をLEDに交換できるとわかったところで、どんな基準で蛍光灯を選べばいいのか押さえておきましょう。
■丸型LEDも電球色や昼光色を選べる?
丸型LEDも、色を選べます。電球色や昼光色、昼白色など様々な種類があるので、自分の好みに応じて選びましょう。
好みだけでなく、部屋に合わせて電球色を選ぶのもおすすめです。例えば「電球色」は、少しオレンジ色が入った優しく温かみのある色合いのため、リラックスしたい部屋などによく用いられます。
■ちなみに「形」が示す外径とは?
20形の丸型LED蛍光灯の外径は?
先で説明をした通り、蛍光灯の「形」は大きさを意味。します。「20形」は、外径が205mmになります。
30形・32形の丸型LED蛍光灯の外径は?
30形は外径225mm、32形の外径は299mmです。
40形の丸型LED蛍光灯の外径は?
40形は、丸型でも一番大きいものになります。外径は373mmです。
丸型LEDの寿命や点灯しなくなった時の対処法
そもそも、照明器具をLEDに交換するメリットは何でしょうか? ここからはLEDの寿命やトラブルの対応方法などを説明します。
■丸型LEDの寿命は4万時間! 蛍光灯に比べてとても長い
LED蛍光灯の寿命は、約4万時間と言われています。年間約3000時間を使ったとしても、交換時期まで10年以上ももつ計算になります。蛍光灯の寿命は約9000時間と言われているので、かなり寿命が長いです。
■蛍光灯からLEDに交換してもつかない!? トラブル対処法を紹介
蛍光灯からLEDに交換しても、一度も点灯しない場合は、コネクターの配線が間違っている可能性があります。改めて説明書をよく読み、作業し直してください。
交換から何年か経過したあと、徐々につかなくなってしまった場合は、LEDの寿命である可能性が高いです。明らかに寿命が短いと感じる場合は、メーカーのサポートセンターに問い合わせてみましょう。
もちろん、原因が照明器具やLEDにない場合もあります。お近くの電気屋さんなど、電気工事士の資格を持つ人に点検してもらうことも検討しましょう。
■免許なしで丸型蛍光灯をLED化する改造工事をおこなうのはアリ?
安定器も含めて、改造工事をおこなう場合は電気工事士の資格が必要です。
もし持っていないのであれば、工事してはいけません。業者に依頼するか、工事不要のLEDへの交換を検討しましょう。