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エアコンは、部屋を涼しく・暖かくしてくれますが、空気を循環させる能力が低く、温度ムラができてします。エアコンでは出来ない空気循環をサーキュレーターで補うことで、効率を上げ、省エネに部屋を快適な温度に保つことができます。
ここでは、エアコンの効果を高めるサーキュレーターの効果や使い方、正しい置き場所をご紹介します。
本格的な暑さにはエアコンの効果を高めるサーキュレーターがおすすめ!
エアコンを使用しても冷風が届かない時や足元が冷たい時に活躍するサーキュレーターは、空気を循環させるだけでなく、エアコンの効率も高め、消費電力を抑えてくれます。ここでは、エアコンの効率を高めるサーキュレーターの使い方や効果をご紹介します。
サーキュレーターとは? エアコンと併用することで機能アップ
エアコンを使用していると、冷房の場合は足元に冷たい風が留まり、暖房の場合は上空に温かい空気が溜まってしまい、温度ムラが出来てしまいますが、サーキュレーターを使用することで、室内に均等な風が行き届き、同じ温度設定でも、より効果を感じることができます。サーキュレーターは、空気を循環させることが目的なので、直線的に遠くまで届くように風を起こしてくれます。
2部屋の空気を循環させることができるサーキュレーターの使い方
サーキュレーターの使い方で重要なのは、空気の流れを読むことです。後ろから取り込んだ空気を前方に吹き出すので、後方からの風をどのように前方に送るかを考える必要があります。サーキュレーターで換気をしたい場合は、室内のこもった空気を外に出すように、ベランダや窓際に向けて置くことで空気を循環させることができます。
暖房の強さを増加させるサーキュレーターの効果
エアコンの暖房のみで運転した場合は、10分後の天井と床の温度差が8.8℃ありますが、60分経過後にサーキュレーターを使用開始すると、温度差が0.6℃と差が小さくなっています。また、温かい空気を下に降ろすことで、床温度が約2℃高くなり、足元の温めにもエアコンとサーキュレーターの同時使用が効果的なことがわかっています。
【参考】IRIS OHYAMA サーキュレーターの効果はどのくらいでるのか
エアコンとサーキュレーターを使用することで電気代が安くなる?
広いリビングの端や二間続きの部屋が冷えにくい時、暖房を付けていても足元が寒い場合にエアコンの設定温度を強くしてしまうと、消費電力が多くなってしまい、電気代が高くなってしまいます。サーキュレーターを使用することで温度ムラを軽減し、部屋の上下の温度差を均一にすることで、エアコンの稼働効率が高まるため、節電にもなります。
静音で風量も強いおすすめメーカーのダイキンのおしゃれサーキュレーター
DAIKIN アシストサーキュレータ MPF07VS-W
風量最大時の到達距離が9mで静音のクロスフローファンを採用し、5段階の風量制御ができ、消費電力22W(風量最大時)の省エネなサーキュレーターです。階段や吹き抜けの暖気上昇や冷気の侵入を、空気のカーテンで抑制してくれるエアカーテン効果や、エアコンと連動したダブルサーキュレーション効果などが搭載されています。
【参考】DAIKIN公式 製品詳細ページ
サーキュレーターは天井に向ける?意味のない置き方をしないために
エアコンとサーキュレーターは、位置関係によって効果が左右されます。間違った置き方をしていると、空気が循環せずに温度ムラが解消されません。ここでは、エアコンの効率を上げて、省エネに使用するための正しいサーキュレーターの置き方をご紹介します。
エアコンで冷房を使用する時のサーキュレーターの正しい置き方
冷房の場合は、エアコンを背にしてサーキュレーターを置くことがポイントです。床に留まる冷たい空気をサーキュレーターで循環させることで、2部屋の空気循環が同時に可能です。ロフトの場合は、もう1台サーキュレーターを用意し、溜まった熱を逃がすために、ロフトからサーキュレーターを斜め上にして、天井方向に風を送ることで、冷たい空気がロフトまで行き届きます。
エアコンで暖房を使用する時のサーキュレーターの正しい置き方
暖房の場合は、部屋の隅からエアコンに向けて対角線上にサーキュレーターを設置することで、天井付近に留まっている暖気を循環させ、空気を効率よく動かすことができます。対角線上に設置できない場合は、真上に向けて風を送ることで空気が循環します。ロフトの場合は、1台はエアコンの下に真上を向けて置き、2台目はロフト内の手前に下を向けて置き、暖気を1階に送ります。
石油ストーブとサーキュレーターを使う時は置き場所に注意!
石油ストーブや石油ファンヒーターなどの火を使う暖房器具の場合、サーキュレーターで直接火に風を当ててしまうと、事故に繋がり兼ねないので、暖房器具に直接風を当てないように注意して設置してください。
エアコンの効率を上げるサーキュレーターを正しい置き方で設置して、空気の循環や電気代の節約、冷暖房の効果を高めてみてはいかがでしょうか。
※データは2019年7月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/Sora