「スイーツに寄り添うためのお酒」です ひでじビール
星乃勇介
宮崎県延岡市のクラフトビール会社「宮崎ひでじビール」が、スイーツ専用の発泡酒を造った。甘いわけでも、色でチョコレートを連想させるわけでもない。あくまで「スイーツと一緒に楽しむために味や香りを設計した商品」だという。2月14日のバレンタインデーが近づくいま、チョコと合わせれば、大人の新しい味の世界が広がるかもしれない。
新しい発泡酒の名前は「アロマティック オレンジエール」。宮崎のご当地かんきつであるキンカンと日向夏の果汁に、乾燥させたオレンジの皮を使った「フルーツエール」だ。
香りは上品で、飲み応えを追求しつつ、チョコやケーキ、アイスクリームと一緒に味わうことで双方の味が引き立つようにした。アルコール度数は8%と高めだが、まろやかだという。
サイズは330ミリリットルと750ミリリットルの2種類で、それぞれ税込み628円と1800円。販売本数は前者が2160本、後者が300本。同社の直売所やオンラインショップ、県内外の小売店(330ミリリットルのみ)で買える。
同社は「キンカンや日向夏といった宮崎の特産品に新たな価値を生み出すことは、地元に根ざしたメーカーとして意義がある。ビールファンだけでなくスイーツ愛好家にも楽しんでいただければ」とコメントしている。問い合わせは同社(0982・39・0090)。(星乃勇介)