さらさらな書き心地で人気なサラサクリップの3色ボールペン
『サラサクリップ 3C』は、ジェルボールペンは鮮やかな発色と軽い書き心地で人気だが、書いている時のインクの排出量が多く、油性に比べて必要なインクの量が多くなる。そのため、従来の多色ジェルボールペンのボディは太くなり、スリム化しようとするとインク量を減らして筆記距離を犠牲にしなければならないという課題があった。
今回ゼブラは、新しく「サイドスプリング機構」を開発することで課題を解決し、日常使いしやすいボディの太さと適正なインク量を両立した。
従来の多色ペンの構造は、中芯にスプリングが巻きついていて、スリムにしようと中芯を中央に寄せると、スプリング同士が絡まるため、中央に空間を設ける必要があり、スリム化できなかった。ボディをスリムにするため、スプリングを中芯の隣に配置する「サイドスプリング機構」を開発し、中芯を中央に寄せる配置を可能に。従来と同じ中芯を使用しながら、軸径の8%スリム化と7%軽量化(いずれも従来品対比)を実現し、スリムで握りやすい3色ジェルボールペンが誕生した。
また「サラサクリップ 3C」は、従来の多色ジェルボールペンと同じJK芯を使用しています。JK芯は、売上累計10億本(2022年3月時点ゼブラ出荷実績)を達成し12年連続売上No.1(※)商品であるサラサクリップと同じインクを使用しているので、さらさらとした書き心地と、鮮やかな発色で使うことができる。
※:日経POSサービス2012年1月~2023年12月文具市場(ジェルボールペン)各年間累計販売本数より。全国GMS/SM/CVS/DRG計
そしてジェルボールペンの単色タイプは多くの方に使用されているが、多色タイプはほとんど普及していない。同社は油性の多色ペンに比べてボディが太い、または筆記距離が短いことが、ユーザーにとって使いづらくなっているのではないかと考えた。ジェルボールペンの良さを保ちつつ、使いやすい多色ペンを開発することでお客様に喜んでいただけると考え、課題解決に向けた検討チームを発足させた。
技術的なハードルが高く苦戦したが、チームで考え続けることで、従来の常識を破る「サイドスプリング機構」というアイデアが出てきた。中芯の隣にスプリングを配置する機構はノウハウがないため、何度も試作品を作り作動するか確かめながら進行。今回の機構の肝である細いスプリングも、ちょうど良い強度になるよう調整に苦労したが、約4年の開発期間を経て、実現した商品だ。
『サラサクリップ 3C』
価格:440円(税込)
3色ジェルボールペン 水性顔料・耐水性
インク色:黒、青、赤
ボール径:0.4mm/0.5mm
替芯:JK-0.4/0.5
芯軸色:全7色(0.5mm/透明、紺、白、黒 0.4mm/モスグリーン、赤、ミストブルー、黒)
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