インテリアをお洒落にしたいと思ったとき、真っ先に考えるのが家具を変えることだろう。でも、そんなことをしなくても劇的に印象を変える方法がある。ポップアートを飾ることだ。色鮮やかな印象が強いが、それが気分をアゲてくれる上に、インテリアの挿し色として効果的。実はどんなインテリアでも飾りやすく、1枚で「お洒落な空間」に激変させる決定力も併せ持つ。ポップアートはインテリアの要となる、まさに“魔法”のような存在なのである。
選ぶ際はデザイン優先がオススメ。ファッション同様、自分が好きなものを取り入れるのが気持ちいい空間づくりのコツだ。作家名は二の次でOK!
お洒落インテリアの要になるポップアートを使ったコーディネイトを紹介。
1.YOUNG PLAYWRIGHTS FESTIVAL 1982 デイヴィッド・ホックニー
色付きの壁の場合、その壁の色をポップアートで“拾う“とインテリアがグッと締まる。こちらは作品のブルーやグリーンで壁とリンクさせた。
2.Black Lemons 1990s ドナルド・サルタン
ブルーのソファが挿し色になったインテリア。それを引き締めるためラグと同じモノトーンのサルタンの作品でブラッシュアップ!
3.Mark Rothko – THE TATE GALLERY 1971 マーク・ロスコ
ホワイトが基調の空間は、ソファで色を挿すと締まる。その場合、アートもその色を拾おう。こちらは赤系のロスコの1枚をセット。
4.Cow 1971 – Achenbach Art Edition, Dusseldolf and te Neues Publishing Copany, NEW YORK 1992 アンディ・ウォーホル/右
5.Ingrid Bergman “with Hat” – GALERIE BORJESON, SWEDEN 1983 アンディ・ウォーホル/左
ホワイトが基調の空間は、ソファで色を挿すと締まる。その場合、アートもその色を拾おう。こちらは赤系のロスコの1枚をセット。
アーティストは不問。インテリアに合わせて「感覚」で選ぼう。
6.L’Art Vivant aux Etats-Unis 1970 – Foundation Maeght エルズワース・ケリー
7.West Coast Nostalgia 永井博
8.Ingrid Bergman “THE NUN” – GLERIE BORJESON, SWEDEN 1983 アンディ・ウォーホル
9.Untitled (Tree of Life) 1993 キース・へリング
10.MEN IN THE CITIES – Eric 1991 ロバート・ロンゴ
11.Tinting Readin, 1993 – Sabam Brussels 1995 ロイ・リキテンスタイン
12.’The Meeting’ or ‘Have a Nice Day, Mr Hockney’ 1985 ピーター・ブレイク
【DATA】
ポップアート バナナズ
https://pop-art-bananas.com/
(出典/「Lightning 2024年10月号 Vol.366」)
Photo/S.Kai 甲斐俊一郎
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絵の具にしかできない表現を模索し続けるアーティスト・品川はるな