原料から製法までオーナーのこだわりが詰まったキーストーンのブーツ。
ワークブーツ専門のシューリペア&カスタムショップの第一人者である福禄寿。オーナーの奥山さんが、10年以上の準備期間を経て、立ち上げたオリジナルブランドがキーストーンだ。アッパーの縫製以外はすべて自社で行っている。
「ファッションでもカルチャーでもアメリカに大きな影響を受けました。それはブーツ作りにおいても同様で、様々なブランドの工場を訪れましたし、多くのアメリカ靴のリペアやカスタムを通して、自分の体現したいブーツの輪郭が見えてきたんです。
原料となる革は、アメリカのホーウィン社へ別注していて、パーツから製法まで自分ができるベストを尽くしています。その中でもこだわったのが、フレキシブルグッドイヤーウェルテッド製法。主流となっているグッドイヤーウェルテッド製法は、中底にリブテープを貼り付けて、繋ぎ役として使うのですが、この手法は中底の革に切れ目を入れて起こし、そこに縫い付けていくんです。特殊な技術や道具が必要となりますが、そこの屈曲性が格段に上がり、長年履いていてリブテープがズレてしまうような心配もありません」
ここまでこだわって、その価格はこちらが心配になるほど。原料費が高騰しているご時世を考えると、数万アップしても適正価格だ。
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