車両販売だけでなく、修理やパーツ販売も。クラシックBMWならおまかせ。
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クラシックBMW というと真っ先に思い浮かべるのが、1602 や2002 などの02 シリーズや、ノイエクラッセ(ニュークラス)と呼ばれるBMW1500、さらにのちの6 シリーズにつながる美しいボディを持つ大型クーペ3.0CS などだろう。
これらを専門に扱うのが大阪寝屋川にあるシンプルオートだ。車両販売はもちろん、修理やレストア、パーツの販売など、クラシックBMW ユーザーを全面的にバックアップしている。
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BMWは’60年代にその回転のスムースさから後に「シルキーシックス」と呼ばれるようになる新設計の6気筒エンジンを投入。この6気筒エンジンを搭載した2ドアクーペが’68年に登場したE9シリーズだ。
当初2.8リッターからスタートしたクーペは、その後’71年によりパワフルな3リッターエンジンを搭載した3.0CSにパワーアップを果たす。今回紹介するのは、’76年式の3.0CSだ。
1976 BMW 3.0CSA
このE9シリーズは、後のE9系6シリーズにバトンタッチすることになるが、流麗なボディラインは今見ても美しい。
エンジンは2985㏄でゼニスストロンバーグを2基装着し、180馬力を発生。オートマチック車ながら最高速度は200㎞/hオーバーをマークしている。
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外装は16インチのBBSホイール以外はストックのままで、内装は前オーナーによってリアルウッドの装飾が数多く装着されているが、オリジナルパーツも揃っているとのこと。また現場ではオリジナルのファブリックシートとなるが、レザーへの張替えなども可能だ。
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「02シリーズとは違って、3.0CSは、新車当時家が一軒買えると言われたほどの高級車でした。今でも各部の美しさは健在ですね」と代表の吉田さん。
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クラシックBMWを語る上で欠かせない存在なのが、次に紹介する2002ターボだ。
1978 BMW 2002 TURBO
02シリーズの最高峰として’73年に登場したマルニターボは、機械式インジェクションとKKK社製ターボを組み合わせ170馬力を発生。車格の大きな3.0CSと同等のパワーや最高速度をマークした。
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パフォーマンスはもちろんだが、マルニターボの大きな特徴はその外観にある。フロントバンパーを取り外し、代わりに大きなエアダムを装着した威圧感のあるフロントフェイスや、トレッドを広げるために装着されたオーバーフェンダー、トランクに装着されたリップスポイラーなどが専用装備として追加され、市販車とは思えないスパルタンな外観は多くのファンを魅了したのだ。
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内装も赤いメーターパネルや専用のバケットシート、同じく専用のスポーツステアリングなどが備わり、差別化が図られている。
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世界初の市販ターボ車として華々しくデビューを飾ったマルニターボだったが、デビューした直後に発生したオイルショックの影響によって、翌年には生産中止。総生産台数もたった1672台と非常に貴重なモデルとなってしまったのだ。
今回紹介した車両は。15インチのALPINAホイールを履いている他はストック状態を保っており、まさにコレクター垂涎の一台と言っていいだろう。
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1976 BMW 3.0CSA
全長:4660mm
全幅:1670mm
全高:1370mm
ホイールベース:2625mm
エンジン:直列6気筒
排気量:2985cc
燃料供給方式:ツインキャブ
駆動方式:FR
乗車定員:5名
価格:ASK
1978 BMW 2002 TURBO
全長:4220mm
全幅:1620mm
全高:1410mm
ホイールベース:2500mm
エンジン:直列4気筒
排気量:1990cc
燃料供給方式:機械式インジェクション+ターボ
駆動方式:FR
乗車定員:5名
価格:ASK
【DATA】
シンプルオート
大阪府寝屋川市宝町29-8
TEL072-839-6778
営業/10:00〜19:00
休み/日曜
http://simpleauto.jp/
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning2022年12月号 Vol.344」)
Text & Photo/ D. Katsumura 勝村大輔
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