とっておきのヴィンテージデニム。武内陽明さん | Dig-it [ディグ・イット]

とっておきのヴィンテージデニム。武内陽明さん

  • 2024.08.01

市場価値的にお宝級だったり、苦労して手に入れたものだったり。お気に入りデニムの理由はひとそれぞれ。ヴィンテージバイヤーとしての経歴を持ち、数々のヴィンテージアイテムを見てきた武内陽明さんにとっての手放せない一着は、’40sデザインに低オンスならではの色落ちが魅力のデニムジャケット。そのジャケットの詳細と、手放せない理由を訊いた。

1940s Unknown Denim Jacket

1940年代のストア系ブランドのデニムジャケット。生地は8オンスほど。片耳仕様でフラップなしの剥き出しリベット、小ぶりのドーナツボタンがこの年代を象徴するディテールでもある

家具をはじめとするヴィンテージバイヤーとしての経歴を持つ武内氏。ヴィンテージウエアの考察はもちろん、そのモノが作られた歴史的背景や風土、文献など、カルチャーの側面を加味したモノづくりを得意とする。彼が所有するヴィンテージコレクションは「ピーク時に比べ、だいぶ精査し減らした」とは言うものの、ヴィンテージをこよなく愛する武内氏であるため、まだまだ手放すことができない「とっておきのヴィンテージ」があるはずだと読んでいた。

「残念ながら経年変化によりブランドネームが取れてしまっていて、ブランドを特定することはできないのですが、このジャケットは1940年代に作られたもの。おそらく2、3流のストア系ブランドのものだと思われますが、とにかく生地が8オンス程度しか無く、シャツのように薄いにもかかわらず、リベットが使われたりとワークウエアのディテールがこれみよがしに使われています。

おそらくLEVI’S 213や大戦モデルのジャケットを真似て、かついろんなディテールをハイブリッドさせたデザインは他であまり見たことがありません。約35年ほど前にスリフトで見つけ手に入れたもので、日常的に着用していたと言うよりは、低オンス特有の色落ちが好きで手放せなかったアイテムのひとつですかね」

タグが取れてしまっているため、ブランドを特定することはできないが、タグが付けられていた痕跡がステッチ跡から見てとれる。縫製部分のパッカリングとエイジングが長い歳月を経てきたことを物語っている

(出典/「CLUTCH2024年8月号 Vol.96」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部