とっておきのヴィンテージデニム。寺本欣児さん | Dig-it [ディグ・イット]

とっておきのヴィンテージデニム。寺本欣児さん

  • 2024.11.19  2024.07.31

ファッション界の賢人にも、絶対に手放せない想い入れが詰まったデニムがあるだろう。ヴィンテージコレクターとして知られる寺本欣児氏にとってのそんな一着は、軍用に作っていないはずのLEVI’Sが手掛けた一枚。非常に希少価値の高いジャケットを特別に見せてもらった。

1933 LEVI’S US Military (Dead Stock)

フロント両胸につけられたスクエアな大型ポケットがデザインの大きな特徴となるユーティリティシャツ。プルオーバー仕様でボタンは黒ラッカーのドーナツボタンを採用した希少な1枚

「LEVI’Sはミリタリーものの納入は請け負っていないはずなんですけどね。1933年ということは戦前ですから、おそらくサンプルとして作られたものだと推測しています。これ以外でこのデニムシャツを見たことないですからね。水を通せばすぐに無くなってしまうようなタグなので、ブランド判別ができないままのコンディションで流通しているのかもしれませんが……」

ヴィンテージコレクターとして名を馳せる寺本欣児氏。米陸軍、米海軍問わず、ミリタリーもののコレクション数も世界屈指と言っても過言ではない。そんな彼が見せてくれた「とっておき」のヴィンテージは、なんとこの世に存在することすら危ぶまれるかつてLEVI’Sが軍のために製作しただろうユーティリティ・プルオーバーシャツだ。

デッドストックであるためタグへの記載でLEVI’Sが手掛けたことが確認できるが、本人曰くLEVI’Sがコントラクターとしてミリタリーウエアを作っていたことはないという。しかし、第2次世界大戦前の1933年の表記があることから、あくまでもサンプルとして生産した可能性は大いにある。もしそうだとしたら、サンフランシスコのLEVI’S本社が手に入れたいミュージアムピース級のお宝ヴィンテージということになるだろう。

裾裏につけられたタグにLEVI’Sの印字がされているユーティリティプルオーバーシャツ。1933年の表記から戦前に作られたもので、当時、軍への納入が正式になされていたかは定かではない

(出典/「CLUTCH2024年8月号 Vol.96」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部