プロの役者を目指す人にとって、日々の演技練習や研究は必要不可欠です。しかし演技の技術向上において最も重要なことは、他人の評価を聞くことです。
自分の演技を人に見てもらい、批評してもらわなければ上達しません。プロの役者を目指すには人前で演じる機会を作ったり、仲間を見つけることも大切です。
プロの役者を目指すには、以下のことを心がけてください。
人前で演じてみる
演技で重要なのは、他人がその演技を見てどう感じたかです。自分がどういう意図で演じたかは、全く重要ではありません。演技では他人の評価が全てなのです。
だから一人で演技の練習を続けても、本当に上達することはあり得ません。自己満足に陥らないためにも、友人・知人に演技を見てもらい、批評してもらいましょう。
役者の仕事は他人の評価が全てです。
たとえ手厳しいことを言われても、他人の意見を素直に聞き入れてください。プロの役者を目指すには他人の意見に耳を傾ける素直さが必要です。
仲間を見つける
そういう意味では、お互いに演技を見せ合い、評価し合える仲間を見つけることは非常に大切と言えるでしょう。一人でやっていくのは、限度があります。仲間がいればお互いに支え合うこともでき、刺激し合えるというメリットもあります。
なんとかして、同じように芸能界を目指す仲間を見つけてください。
芸能事務所、芸能スクール、劇団などを利用するのもいいですね。
実際、一人で練習をしても上達しません。本気で役者を目指すなら、仲間の存在は不可欠です。役者を目指すなら仲間を見つける努力も必要です。
俳優になるのに必要な能力と適性
俳優になるには様々な能力が求められます。俳優になりたい人の中には「俳優になるにはどんな能力が必要か」「俳優の適性とは何か」気になる人もいると思います。
俳優業は一般的な職業と比べるとかなり特殊なので、俳優に向いている人、向いていない人がいます。そこで俳優になるのに必要な能力と適性を紹介します。
これはあくまで一般論であって、「この能力があるから必ず俳優になれる」「この能力がないから俳優になれない」というわけではありません。
では一般的に俳優にはどんな能力・適性が必要かを見ていきます。
理解力・把握力
俳優である以上、演技力が必要になることは言うまでもありません。
同時に理解力や把握力も要求されます。
つまり「作品の世界観や演じるキャラクターを把握」し、「監督や演出家がどんな演技を求めているか」を理解する能力が、俳優には欠かせません。
俳優はただ自分の好き勝手に役を演じているわけではありません。
監督や演出家が求めるように演技をする必要があります。そしてそのためには、作品の世界観や自分の演じるキャラクター像をしっかり把握することも大切です。
人間観察能力
俳優は人間を演じる仕事です。自分の演技にリアリティを出すためには、人間というものをよく知らなければなりません。人間観察がとても大事になってきます。
電車に乗っている時などに、スマホをいじっているような人は俳優に適しません。
道を歩いている時も食事をしている時も、常に周囲にいる人間を観察できる人が俳優に適しています。そしてその人の能力を掴むことも俳優の大切な能力です。
周囲にいる人を観察し、そこから役柄を作っていくのが俳優なのです。
行動力・積極性
おそらく俳優になるのに一番重要な能力が、行動力や積極性でしょう。
俳優になりたいと思っていても何もしなければ、俳優になることはできません。
容姿の美醜や演技力など、実は二の次、三の次です。
容姿に自信がなくても、演技力が未熟でも、積極的に行動する人間は演技力もどんどん身についてくるし、役者らしい顔立ちになってくるものなのです。
自信がなくても、とにかく実際に行動してみることです。
役者になる第一歩はオーディションを受けることなので、オーディションを積極的に受けてください。行動を起こせば、きっと道は開けてきます。
オーディションを受ける
役者を目指す仲間を見つけたいなら、オーディションを受けてみましょう。
オーディションを受けに来る人達は、本気で芸能界を目指している人ばかりです。中途半端な気持ちでオーディションを受ける人は、あまりいません。
オーディションを受けるということは、役者として経験を積むだけでなく、同じ目的に向かって歩む仲間を見つける場でもあるのです。
オーディションを受けたことがない人は、一度受けてみるといいでしょう。
本気でプロの役者を目指す人達と出会えるはずです。
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