頭が悪くても可愛ければタレントになれる、と勘違いしている人が多い。
おそらくテレビの表面的な印象で、勝手にそう思っているのでしょう。しかし本当に頭の悪い子はタレントになれないし、芸能界で生き残ることもできません。
可愛いだけではタレントにはなれないのです。
自分に何が求められているか
タレントになれば、様々な場所で活躍するチャンスが与えられます。
映画やドラマ、CM、バラエティー……etc
しかし監督からどんな演技を要求されているのか、プロデューサーが自分に何を期待しているのかを把握できなければ、仕事を失っていくことになるでしょう。
「相手が何を期待しているのか?」
「自分は何を求められているのか?」
を読み取って、それに応えていかなければなりません。これは芸能界の仕事だけでなく、あらゆる業界の仕事に通じることでもあります。
状況を理解し、演じられるか
シナリオや絵コンテから設定や背景を把握し、自分が演じる登場人物の感情を読み取り、そして監督がイメージした通りの表情や演技を行う必要があります。
表情や演技の研究の前に、たくさん本を読んで読解力を養うことも大切です。
また俳優にしろ声優にしろ、自分の好きなように演技をしているわけではありません。監督や脚本家が求めている演技の中で、自分を表現しているのです。
相手が指示する枠組みの中で自分を表現するのは、非常に難しいです。逆にそれができる人は、プロの役者として大成できるというわけです。
時にはストレスがたまることも
相手が求めていることと、自分のやりたいことが一致するとは限りません。
「俺はこんな役やりたくないのに」
「私はもっとこんな風に自分を表現したいのに」
と感じて、ストレスがたまることもあります。
でもそれが「仕事」なのです。芸能界の仕事は遊びでも部活動でもありません。たとえ不本意なことでも、自分に与えられた役割をしっかりこなすことが大切です。
だから単に可愛いだけでは、タレントとしてやっていけないわけです。
逆に「周囲が自分に何を求めているか」を機敏に察知し、それを表現できる人は、可愛くなくても芸能界で活躍していけるということでもあります。
タレントには日々の鍛錬が必要
本気で芸能界を目指すのなら、日頃の鍛錬を怠らないでください。
役者を目指しているのなら演技力・表現力の研究を、歌手なら発声練習を、モデルなら肌の手入れやスタイルの維持……生活の細部まで気を遣って暮らしましょう。
小さな努力の積み重ねが、大きな結果を生むのです。
運を引き寄せるのは努力
人はいい結果が出た時に、「運が良かった」ということを言います。
確かに世の中には、「運」「ツキ」というものが存在します。しかし運が好結果を生むことはありません。努力が好結果を生むのです。
いくらチャンスが巡ってきても、日頃の努力を怠っていればチャンスをものにすることはできません。最後に幸運を引き寄せるのは、日頃の努力なのです。
自分には運がないと思っている人は、努力が足りないのかもしれません。
夢を叶えるのも努力
努力すれば夢は叶う、というものではありません。
しかし努力しなければ、夢は叶いません。
そして努力は長期間に渡って続けなければ、成果が出ません。日々精進を続けるということは、非常に辛いことですし、大変なことでもあります。
しかし芸能界というプロの世界に入れば、もっともっと努力しなければならないのです。
今のうちから努力することに慣れておくことは、今後、芸能界というプロの世界で仕事をしていく上で大きな糧になるはずです。
大きな夢を叶えるためにも、日々の努力を怠らないでください。
目標を掲げる
努力を続けるといっても、具体的な目標がないとモチベーションが上がりません。自分になりに何か目標を立てて、方向性を定めることも必要です。
と言われても、何をすればいいか分からない・・・
という人も多いはずです。
まずはどこでもいいのでオーディションを受けてみましょう。おそらく初めてオーディションを受ける人は、自分の力を発揮できずに終わるはずです。
しかしオーディションという『実戦』を経験することで、「自分には何が不足しているのか」「どんな練習をすべきなのか」といった課題が見えてきます。
何をすれば分からないという人は、オーディションに参加してみるといいでしょう。どうせ芸能界に入れば、嫌になるほどオーディションを受けることになります。
今のうちにオーディションに慣れておきましょう。
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