芸能オーディションに合格するのはどんな人?

芸能オーディションに合格するのはどんな人?

オーディション合格の方法
芸能オーディションに合格するのはどんな人?

芸能オーディションでは「合格しやすい人」「合格しにくい人」の2つのタイプがあります。これは容姿や才能だけでなく、態度や人間性も審査対象になっているからです。

いくら容姿が優れていて才能があっても、態度や人間性に問題があると不合格になります。そこでオーディションに合格しやすいのはどんな人かも知っておきましょう。


 オーディションに合格しやすい人とは?


一生懸命な人、謙虚な人が求められるのは一般社会も芸能界も同様です。

オーディションの審査では、自信を持って臨むことが大切ですが、審査員に傲慢な印象を与えると逆効果です。「ひたむきな姿勢」「謙虚な態度」を心掛けてください。


 テレビの印象を勘違いしてはいけない


テレビ画面の中では横柄で偉そうなタレントも、カメラが止まると意外と謙虚で低姿勢だったりします。そういうタレントは、スタッフからも愛されます。

逆に態度が大きくて身勝手なタレントは、スタッフから嫌われます。そういう人は、どんなに人気があっても徐々に仕事を減らしていくものなのです。

制作側も身勝手なタレントより謙虚なタレントと仕事がしたいのは当然ですね。


 本物のお馬鹿に芸能人は務まらない


また「お馬鹿タレント」や「天然ボケ」のタレントもいますが、本物のおバカではタレントは務まりません。彼らは自分のキャラを出すために、いかにボケるか、馬鹿っぽく見せるかを常に研究して努力しているのです。

仕事である以上、本物のお馬鹿では使い物にならないということです。

芸能界を目指すなら、努力と謙虚さを常に心掛けてください。


 やる気ならだれにも負けない?


オーディションの面接などで「やる気なら誰にも負けません」とアピールする人がいます。そんなにやる気があるのなら、芸能界に入るために日々どんな努力をしていますか?

やる気があるのなら、当然何か特別な努力をしているはずです。何の努力もしていないのなら、それはやる気がないということです。

やる気があることをアピールするなら、普段どんな努力をしているのかを具体的に述べる必要があります。

「一生懸命頑張ります!」というアピールも同様です。普段、一生懸命どんな努力をしていますか? 普段、一生懸命努力できない人は、芸能界に入ったところで一生懸命頑張ることなどできません。

オーディションは口先だけでなく、具体的な行動でアピールしてください。


 頭のいい人が合格しやすい


芸能界には「お馬鹿タレント」という枠がありますが、本物のお馬鹿ではタレントとして使い物にはなりません。それは芸能界も一般社会も同様です。

芸能界に入るのに学歴はいりませんが、頭の良さは必要です。また社会常識のない人も芸能界ではやっていけません。


 仕事に対する理解力があるか


・歌手の場合……歌に込められたメッセージ、歌詞の意味が理解できるか
・役者の場合……セリフや動きの意味、求められている演技を理解できるか

単に歌を歌ったり、セリフや動きを演じたりするだけではダメです。

その奥にあるものの意味や、この仕事で自分が求められているものを理解できる人でなければ、芸能界の仕事はできません。当然、オーディションで審査員はその点も見ています。


 セリフを覚えるより重要なこと


オーディションでセリフを間違えないようにと心がける人がいます。セリフを正しく言うことは大切ですが、それよりももっと重要なことがあります。

そのシーンの設定や、キャラの感情、人間関係を理解して演技に生かすことです。

オーディションの審査員は、セリフを正しく言えたかどうかなんて重視していません。むしろ人物や設定をどの程度理解して演じているかを見ています。

 察する力を養おう
・監督の意図(オーディションの場合は審査員の意図)は何か?
・現在、自分が求められているものは何か?
・現場の雰囲気、空気、様子など


 理解力を高めるために


ではこのような理解力を高めるためには、何をすればいいのでしょう?

一つには、小説をたくさん読むという方法があります。小説を読む際の注意点としては、

・分からない言葉が出てきたら、辞書を調べて語彙力を高める
・登場人物の心情や状況、場面を自分なりに頭で想像する


といったことを心がけてみましょう。頭を働かせて読むことで、理解力や判断力は高まっていきます。


 オーディションでは態度も重要


オーディションの審査員は、「この子は芸能界でやっていく才能があるか」というだけでなく「この子に仕事を任せられるか」という点も見ています。

当然、あなたの態度や言葉遣いも審査の対象になります。

芸能界の仕事は遊びではありません。たとえ未成年の人であっても、一人前のプロとして扱われます。プロのタレントを目指す者として恥ずかしくないよう、礼儀やマナー、態度にも十分注意を払ってください。


 話し方のポイント


はっきりとした大きな声で、慌てずゆっくりと話すようにしましょう。

当たり前のことですが、オーディションでは緊張します。つい早口になったり、声が小さくなったりしがちなので、本番では自分の話し方にも注意してください。

 こんな話し方はダメ!
・語尾を伸ばしてだらしない話し方をする
・けだるそうな態度で話をする
・落ち着かず、ソワソワしたりフラフラしながら話す

オーディションで「緊張している」と感じた場合は、いつもよりゆっくりとしたスピードで話しましょう。緊張すると、どうしても早口になってしまうからです。

そして、はきはきと大きな声で話してください。

オーディション会場の構成によっては、審査員と距離がある場合もあります。小さな声で話すと相手に聞こえず、自信がない印象を与えるので注意してください。


 相手に好印象を与える


芸能人になるということは、社会人になるということです。中には遊びや趣味の延長に考えている人もいますが、とんでもない話です。

オーディションの審査員は、厳しい芸能界で生き残るため必死になって有能な人材を探しています。生半可な気持ちでオーディションに臨んでも勝ち残ることはできません。

言葉や態度に気をつけるのは、最低限のことなのです。審査員に好印象を与える態度、話し方でオーディションに挑んでください。

芸能界に入りたい、タレントになりたいという強い思いを持っていれば、それが態度や話し方にも表れるし、審査員にも伝わります。

自分の夢や思いをしっかりと表現できれば、きっと審査員の方は好印象を持ってくれるはずです。

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