はじめに
こんにちは、BASE BANK Departmentで開発責任者をしている斉藤です。
今回はBASE BANKの開発チームで実施した「設計・プロジェクト推進のふりかえりをする勉強会」について紹介します。
設計・プロジェクト推進のふりかえりをする勉強会を開催しました
この勉強会では実際にプロジェクトをリードしたメンバー(今回は私)が、設計の工夫やプロジェクト推進をふりかえり、それらをチームに共有する形式で行いました。
今回は、PAY.JP YELL BANKにおける初回調達のサービス利用料無料施策を題材に開催しました。
この施策はPAY.JP YELL BANKを初めて利用する方が、サービス利用料0円で資金調達を行えるようにするもので、より多くの事業者がこのプロダクトに触れるきっかけをつくる目的がありました。
なぜこの勉強会を開催したのか
BASE BANKのエンジニア組織として、よりプロダクトを成長させられるチームになっていくぞ!というのが根本にあり、
プロジェクトをリードする、なにかを決めるといった経験やスキルにチームとして伸びしろがあると感じていました。
2025年はこの部分を強化すべく、適切にリードの役割をアサインし、機会を増やしています。
とはいえ、リードの役割を担うことは貴重なため「やってみました」で終わってしまうのはチームとしてもったいないと思っていました。
そのため、
- 実際にリードした経験を、さらに深く学びに変える
- 他のメンバーにもその学びを共有し、チーム全体のレベルアップにつなげる
これらのことを目的として、この勉強会を実施しました。
勉強会の内容
勉強会では、以下のような内容を発表しました。
- 現状のプロダクト課題
- プロジェクトの目的
- 背景と制約
- プロジェクトの進め方と開発ロードマップの設計
- 技術設計の意思決定
- リファクタリングの判断基準
- コミットに現れにくい実装上の工夫やTips
これらの内容とあわせて、FigJam上でリアルタイムにコメントや質問をもらいながら、それに対してレスポンスしていく形式で進行しました。
参加メンバーからのフィードバック
参加メンバーからは、以下のようなフィードバックがありました。
- 他の人のロードマップやガントチャートの作り方を聞いたのは初めてだったので参考になった
- タスク単位の工数と予実をもとに要因を振り返っているのが良い
- リファクタリングをいつどうやるかのケースバイケースの判断が参考になる
- 自身が別のプロダクトでキャンペーンに取り組んだときはこうした
- 自分も同じようなコーディングをしていたので共感した
発表してみて
ロードマップやガントチャートのつくり方を言語化したことで、自分自身の中でも整理できましたし、
メンバーからはそれぞれのつくり方や気をつけていることが聞けて、次にロードマップ、ガントチャートをつくるときはより良いものにできそうです!
設計における汎用性をどこまで考えるかはケースバイケースなため、他のプロジェクトの事例や意思決定をフィードバックで聞けるのはとても良い体験でした。
自身の感覚やフィードバックという定性面ですが、目的に近づける内容で開催できたのかと思います!
今後の展望と課題
今後もこの勉強会は継続して開催していきたいと考えています。
何回か重ねていき、当初の開催目的である
- 実際にリードした経験を、さらに深く学びに変える
- 他のメンバーにもその学びを共有し、チーム全体のレベルアップにつなげる
これらの達成に近づけているのか、さらにより良い方法はないのかを模索していく予定です。
また、参加メンバーからは以下のようなコメントももらいました。
- 実装に関する具体的なTipsをもっと聞きたい
- PdMや事業責任者とのやり取りや意思決定の背景を知りたい
- 設計判断において、選ばれなかった他の選択肢についても知りたい
- プロジェクトで工夫した点とその効果について詳しく知りたい
- うまくいかなかったことやしくじりポイントを共有してほしい
- スケジュールが厳しくなった時のリカバリー方法や、関係者との調整の仕方を知りたい
今後のテーマ設定やフォーマットを改善していくときに、反映できればと思います!
最後に
BASE BANKでは、こうした勉強会を通じて、プロダクトを成長させる力をチーム全体で伸ばしていきます!
各職種、採用を行っておりますので、ぜひぜひご応募ください!
まずは勉強会の具体的な内容や普段の働き方などを聞いてみたいという方は、ぜひカジュアル面談でお話ししましょう!!
こんな勉強会を開催している、こんなプロジェクトリードをやっているという話もお聞きしたいです!
X等で気軽にご連絡ください!