これに関しては、説明も公式の解釈もないので、
視聴者、ユーザーに解釈をゆだねた形っぽいですね。
個人的な考えとしてなので参考程度に
渚は小さい時に命を落としかけたが、街の思いと
アッキーの願いが奇跡を起こし、一命を取り留めた。
しかしそれによって渚は街と繋がってしまった。
街で大規模な工事があって自然が削られたり、
大きく景観が変わると、それは街にとっては苦痛なのかも知れない。
それは自然が削られたり、景観が変わる事で傷つく人間もいるから。
そのためか、その度に渚は熱を出し寝込んでしまう。
そしてその工事などで新しく何かが出来た時、
人はその場にまた新しい幸せを見つけ、愛するようになる。
そうなった時、街の傷が癒え、渚の熱も下がる。
街が人の幸せを願い、人が街を愛する限りこれが続いて行く。
汐が産まれた時、街と渚の繋がりはそのまま汐に引き継がれた。
渚が死んでしまったのは多分、
街との繋がりが汐に受け継がれたことで死んでしまった。
幼い時アッキーが街に願わなければ、
本来はそこで亡くなっていたのかもしれない。
そして汐は雪の日に死んでしまった。
汐が死ぬ事で汐と繋がっていた街(世界)も死んでしまった。
それが「終わった世界」(幻想世界)
幸せな人間の前に現れる光の玉。
それを手に入れると願いが叶うと言われている。
朋也の親父が実家に帰る時光の玉を手に入れた。
そして汐が死んだ時朋也は死んで(終わった世界に行って)しまった汐を
救う事を願った。
それによって朋也はたった一人の少女しかいない
何も産まれず、何も死なないはずの幻想世界に生まれる事を望んだ。
朋也(ロボット)はその幻想世界から汐を
あったかくて楽しくて、幸せだったあの世界へと連れ戻したかった。
でもそれは不可能だった。
街と繋がってしまっている汐は終わった世界、終わった世界は汐そのものだったから・・・
でも終わった世界で雪の中倒れていた汐は幸せだった。
もう一人じゃなかったから、朋也がいたから。
街と繋がってる汐の幸せは街の幸せ。
それは膨大な量の光の玉になった。
そして汐は最期にロボット(朋也)の幸せを願った。
この人の行きたいと願っていた世界に帰してあげたい・・・と。
朋也は校門に立っていた。
このまま渚に声を掛けなければ、出会わなければ
渚は死ぬ事もなく幸せだったのかも知れないと思いながら。
でも朋也はそれを望ます、渚を追いかけて叫んだ。
自分と渚と汐。3人で幸せになることが本当の幸せだと信じ、
それを願いながら。
そして朋也は汐が生まれた瞬間の世界に戻って
願っていた本当の幸せの世界が始まる。
多分幻想世界での汐は今でも一人でそこにいると思う。
でももう彼女は不幸でも寂しくもない。
「私の想いも、向こうの世界ではいくつもの光になって輝くの」
現実世界で汐が生まれたあと、無数の光が輝いてたのは
きっと彼女がその時とても幸せだったから。
そして現実世界での朋也達の幸せもまた、
幻想世界の彼女をあったかい光で包み込んでいると思います・・・
・・・・なっっっっっっっっが!!ww