商工会の職員です。
これからどのようにご商売をしていこうとお考えかにもよると思います。
とりあえず仕事が続けていければいいということでしたら、白色申告でも問題はないかもしれません。
ですが、これからしっかり稼いでいきたい、お客さんを増やしたい、というお考えであれば青色申告の方がよいと思います。日々の記帳を行うのは、決算書を作るためだけでなく、今の仕事を把握し、お客さんを増やしたり利益を確保していくためにも重要な情報源になります。
今年から青色申告をされる場合、ご存知かもしれませんが3/17が締め切りです。
会計ソフトも弥生会計やfreeeなど色々あります。それぞれに特徴があります。記帳の作業自体は面倒な部分が多いので、レシートを写真に撮るだけで仕訳してくれたり、ネットバンキングと連携すれば勝手に仕訳してくれる会計ソフトを上手に使う方が楽だ思います。ただ、会計ソフトは買うにしてもサブスクにするにしてもお金が掛かるので、その辺りも判断材料になります。
例えば、古い弥生会計で記帳だけして、結果を国税庁の確定申告作成ページに入力して電子申告している人もいます。
簿記の知識を持っているかどうかも判断材料です。例えばfreeeは簿記の知識が無くても記帳ができるような作りになってますが、簿記の知識があると逆に混乱してしまうかもしれません。
商工会にはこの時期、ソフトの選び方の相談、記帳や仕訳、決算の仕方、減価償却費の計算方法などいろいろな税務相談に来られます。商工会のスタンスは、税務をご自身でできるように指導するという立場なので、ご自身でやりつつ、分からないことは税理士や商工会に聞くというのがよいのでは無いかと思います。