ご心配の事と思います。
学校のある日に症状がよく出るようでしたら仰る通り過敏性腸症候群を発症している可能性が考えられます。
お腹の音はガス溜まりから来る腹鳴(お腹の音)と呼ばれる症状になります。
参考までに・・
*過敏性腸症候群の原因は・・
・腸の動きの低下による悪玉菌の増加になります。
・便秘、ガス溜まり、腹痛、腹鳴等を発症します。
・起床後によく発症します。
一般的な消化器内科の治療方法としては・・
・過敏性腸症候群薬・・・・・・リンゼス、ポリフル(便秘改善)
・痛み止め・・・・・・・・・・ブスコパン、チアトン
・ガス溜まり、腹鳴・・・・・・ガス消泡剤のガスコン
・・・等が処方されます。
整腸剤が処方される場合もありますが即効性が無い為、一般的に上記薬剤との併用になります。
大腸内視鏡の検査が一般的ですが、設備の無い内科等では問診のみで薬が処方される場合が多く見受けられます。
大腸内視鏡の検査が嫌な場合は拒否する事も可能です。
ちなみに過敏性腸症候群はストレス・自律神経が乱れている場合にも発症・悪化します。
その為・・登校前及び途中・人の多い緊張する場面・閉ざされた静かな空間(学校・テスト・授業中の教室等)でよく発症します。
そのような状況になった時点で知らないうちにストレスが溜まっている可能性があります。
それ以外でも日常生活で何某かのストレスを感じておられる場合も可能性があります。
原因が心的要因になりますので心療内科・精神科でも治療を行っています。
参考までに・・
心療内科・精神科の治療方法として・・
*過敏性腸症候群の治療と並行して診察します。
・ストレスや不安を改善する治療になります。
中学生でしたら漢方薬になる可能性もありますが・・・
一般的に抗不安薬のサインバルタ、レクサプロ・セルトラリン等が処方されます。
・ストレス・不安を解消します。
・自律神経調整薬が処方される場合もあります。
・上記薬剤との併用になります。
・過敏性腸症候群で悩んでおられる方が最終的に心療内科・精神科で改善されるケースが結構あります。
又、腸内の悪玉菌が増えている場合も悪化する傾向があります。
参考までに・・
★良い食物・・・水溶性食物繊維
*果物、海藻類、オクラ等・・・・サラサラネバネバした食物
・バナナは不溶性食物繊維になりますので逆効果になります。
・リンゴ等の水分の多い果物になります。
★悪い食物・・・不溶性食物繊維
*穀物系炭水化物、豆類、ナッツ類等・・・ザラザラボソボソした食物
・動物性たんぱく質は腸の悪玉菌を増やします。
・砂糖類は腸の悪玉菌を増やし善玉菌を減らしてしまいます。
過敏性腸症候群は難病に匹敵する疾患になります。
放置しておいた場合、症状が更に悪化して今後の社会生活(受験・進学・就職等)に支障が出る場合もあります。
その為、この疾患が原因で苦労されておられる方はかなりおられます。
消化器内科を一度受診されてみては如何でしょう。
心療内科・精神科は消化器内科で改善されなかったあとで良いと思います。
余談ですが参考までに・・教室内で発症する場合・・
教室内の席を最後尾のドア側にした場合、症状が出難くなる場合があります。
逃げ道が近くにある事で精神的に楽になる為と言われています。
病院を受診されて過敏性腸症候群と診断された場合には診断書にその旨記載してもらって担任に提出されてみては如何でしょう。
長々と書きましたが何某かの参考になれば幸いです。
一刻も早く改善されますようお祈り致しております。
お大事になさって下さい。