フジテレビの一連の騒動は2023年6月ごろから既に起きていたにも関わらず公表しなかったこと・1月17日の会見は通常の定例会見を前倒しする形での開催で通常の定例会見を踏襲(女性へのプライバシー配慮という理由も含む)して映像撮影禁止でかつ参加できるメディアも限定されるなど閉鎖的な会見となりました。
港前社長は自身が調査委員会の調査対象に含まれていること・回答を差し替えると連発したこと・閉鎖的な会見となったことが批判を呼びCM放映見合わせが相次ぎACジャパンのCMに差し替える事態となりました。(ベリーベスト法律事務所はフジテレビへのCM放映の件で問い合わせがあることを言及しつつもCMが告知を兼ねていることやACジャパンのCMへ差し替えても原則としてCM料金の返金はないとの理由でCM放映を続けていると発表がありました。(今回はフジテレビ側の不祥事として異例の返金対応を取っていると説明がありました。))
1月30日に通販でおなじみの夢グループのタイムCM(特定の番組に提供するCM)がフジテレビのLive NEWS イット!で流れて反響を呼んでおり、同社の通販CMにも所属タレントである保科有里さんと出演している石田社長はフジテレビで長年CMを入れてもらっていることや石田社長自身もフジテレビの番組を見て育ってきたとしてお客さまや視聴者からCMの件で言われない限りCM放映は続けると表明しました。
1月23日に株式会社フジ・メディア・ホールディングス(株式会社フジテレビジョンの親会社)・株式会社フジテレビジョン両社の臨時取締役会が開催され、臨時取締役会後にフジテレビ1階ロビーで記者の取材に応じたフジ・メディア・ホールディングスの金光社長は両社と利害関係を有しない第三者委員会の設置か決議されたことと1月27日に改めてオープンな形でかつ時間制限のない記者会見を実施すると発表しました。(同日はフジテレビ社内で社員説明会も実施され、港前社長・嘉納前会長より経緯の説明と謝罪がありました。)
1月27日に191媒体・437名(500人規模の会場)が参加して10時間23分という長丁場の記者会見が開かれました。(当初は港前社長・嘉納前会長のみが出席予定でしたが、フジテレビの遠藤副会長・親会社の金光社長も出席しました。)
記者会見では一連の騒動に関しての社長と責任を取る形で嘉納前会見がフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビ両社の会長を港前社長がフジテレビの社長とフジ・メディアホール・ディングスの取締役を辞任すると発表され後任のフジテレビ社長にフジ・メディアホールディングスの清水専務が就任すると発表されました。(遠藤副会長は体制は暫定だが、一連の騒動の責任を取ると説明し記者会見開けに遠藤副会長も3月末までを目処に辞任すると発表しました。)
1月28日放送のイット!では番組調べでフジテレビの記者会見で504の質問があったと報道しました。