示談金って確かに「問題を解決するためのお金」ってイメージが強いよね。でも、それが必ずしも「口封じのお金」ってわけじゃないんだ。示談っていうのは、法律上で争わずにお互いが納得する形で話をまとめることだから、内容は当事者同士で自由に決められるんだよ。だから、示談の中に「お互いこの件については外に話さないようにしよう」っていう口外禁止条項が含まれることもあるし、逆にそういう条項がまったくない示談もあるんだ。 今回の件では、河西邦剛弁護士の見解からもわかるけど、中居さんとX子さんの間では「お互いこの件については口外しない」という守秘義務が示談の条件に含まれてたんだよね。でも、これは法律で必ず決められていることじゃなくて、示談内容は当事者同士の合意次第なんだ。つまり、示談金＝口外禁止っていう決まりが法律であるわけじゃなくて、必要ならその内容を示談書に書き込んで合意するだけ。 今回のケースでは、X子さんが誰かに相談した内容が週刊文春に伝わったわけで、これが問題視されているけど、よく考えてみるとその相談は示談成立前だったんだよね。つまり、口外禁止の約束がまだなかった時期の話だから、X子さんが口外禁止条項に違反したとは言えない。河西弁護士も、X子さん自身は事件の内容については一切話していないって言ってる。示談の内容によって、話していいこと・ダメなことが決まるわけだから、今回はX子さんがそのルールを破ったとは考えにくい。 だから、示談金が「口封じ金」とイコールになるわけじゃなくて、その示談でどんな合意がされたかによるんだよ。中居さんとX子さんの場合は、事件の詳細については話さないってことに同意してたけど、それ以外の話は制限されていなかった可能性が高い。だから「示談金＝口外禁止」って単純に考えるのは間違いだよ。